シリーズ解放教育の争点1解放教育のアイデンティティ

投票受付中

解放教育運動はいま21世紀を目前にして自己の存在を問われている。グローバルな規模で展開する教育改革に直面して自らの実践を方向づける。


復刊時予価: 2,959円(税込)

送料・代引手数料無料

電子書籍版: なし

ISBN:
4-18-015418-8
ジャンル:
人権教育
刊行:
対象:
小・中・高
仕様:
A5判 216頁
状態:
絶版
出荷:
復刊次第

目次

もくじの詳細表示

T 解放教育の争点と現代的位相
/長尾 彰夫
1 はじめに 〜現代の教育改革と解放教育〜
2 戦後解放教育の転換
3 転換期における解放教育の諸相
4 解放教育の争点はどこに
U 解放教育のアイデンティティを求めて
一 学校文化の変革と解放教育 /志水 宏吉
1 はじめに
2 学校の夢=幻想
3 学びの脱構築
4 解放教育の到達点
5 学校文化の変革に向けて
二 あたりまえとしての学力保障 /鍋島 祥郎
はじめに
1 部落民の教育達成水準
2 学力保障以前の間題
3 学力保障とは何か
4 学力保障の可能性
三 解放保育の争点と一致点 /玉置 哲淳
1 はじめに
2 知的発達の方向 〜乳幼児が現在(保育所・家庭)及び未来(当面小学校)に生きる力を
3 解放をになう主体の育成
4 どのような体制で同和保育を追求するか
5 家庭保育の確立
6 終わりに 〜人権保育と同和保育
四 今日の市民意識のありようと解放教育の課題 /野口 道彦
1 低位性の強調はダメ
2 啓発の問題点
3 現状認識と姿勢のねじれ現象
4 差別の現状認識をめぐる問題
5 差別の現状認識と結婚に対する態度を媒介するもの
6 解放教育の課題として
五 解放教育が求められているもの
〜部落解放運動の視点から〜 /前川 実
1 今、解放教育を考える視点
2 「差別の現実から学ぶ」ことの内実は何か
3 「解放教育改革」への内発的エネルギーと実践
4 解放教育運動が求められているもの
V 解放教育への新たな展望をひらく
一 反差別理念の二つの源泉
〜「対抗主義」と「市民主義」〜 /竹田 青嗣
二 教育における不平等と〈差別〉
〜不平等問題のダブルスタンダードと「能力主義的差別」〜 /苅谷 剛彦
1 素朴な疑問
2 学力格差の再分析
3 社会階層の再生産と学校
4 教育における「差別」と不平等へのまなざし
5 能力主義的差別観のもとでの〈差別〉問題:不平等問題のダブルスタンダード
三 「日本国民」という落とし穴
〜戦後日本の思想と教育にかかわって〜 /尹 健次
四 反差別の文化をどう創るか /鐘ケ江 晴彦
はじめに
1 差別の文化の現況 〜部落問題に対する独持の「構え」〜
2 反差別の文化を創り出すために
五 教師の解放 /今津 孝次郎
1 戦後「同和教育」の遺産としての「教師の解放」
2 教師の外的拘束
3 教師の内的呪縛
4 教師の抑圧と感性
5 地域から学ぶ教師
6 実践記録に見る教師の変革
六 「人権」と異文化
〜「子どもの権利条約」もうひとつの読み方〜 /前平 泰志
はじめに
1 「人権」は普遍的か
2 子どもの権利条約は開発途上国のニーズか
3 子どもに〈選択〉の自由はあるか
4 胎児に人権はあるか
5 伝統的慣行は人権の侵害か
    • この商品は皆様からのご感想・ご意見を募集中です

      明治図書

ページトップへ