- はじめに
- T章 教科書の意味と役割
- §1 教科書の意味と役割
- §2 新しい教科書の特徴
- §3 新しい学習評価と教科書の関連
- §4 教科書は使わなければならないか?
- U章 新しい教科書の活用の基本的な考え方
- §1 国語科の教科書の活用
- 1 基礎・基本の定着
- 2 活用力の育成
- 3 発展学習の展開
- 4 補充学習の充実
- §2 社会科の教科書の活用
- 1 社会科の教科の特色と教科書の扱い方
- 2 問題解決学習を進めるために〜調べ学習と社会科
- 3 社会科の授業で教科書を活用するポイント
- 4 基礎・基本を身につけるために
- 5 学びを深めたり広げたりするために(発展的な扱い)
- §3 算数科の教科書の活用
- 1 基礎・基本の定着
- 2 活用力の育成
- 3 発展学習の展開
- 4 補充学習の充実
- §4 理科の教科書の活用
- はじめに
- 1 基礎・基本である知識・理解並びに,観察・実験の技能の定着
- 2 問題解決能力の育成
- 3 問題解決能力と知識並びに技能の活用
- 4 発展学習の展開
- 5 補充学習の充実
- V章 新しい国語教科書の具体的な活用例
- §1 授業での活用
- 1 「もくじ」を活用しよう
- 2 「単元のとびら」を活用しよう
- 3 「てびき」を活用しよう
- 4 「学習用語や学習活動の解説」を活用しよう
- 5 「巻末資料」の活用
- §2 朝学習での活用
- 1 言語学習の参考書として活用しよう
- 2 教科書は小さな図書館
- §3 宿題としての活用
- 1 漢字や言語コラムを家庭で楽しむ
- 2 音読・暗唱を家庭で楽しむ
- §4 放課後補充学習での活用
- 1 学習したことを確かめる
- 2 教科書をまねる
- §5 発展学習・自由学習の活用
- 1 習得から活用へ
- 2 活用から探究へ
- W章 新しい算数教科書の具体的な活用例
- §1 授業での活用
- 1 教科書の問題で「問題解決学習」の展開
- 2 発想の手掛りを探る
- 3 既習事項を確認させる
- 4 つまずいている子どもへの支援の手立て
- 5 考えたこと,したことの表現の仕方
- 6 学び合い学習のポイントを与える
- 7 学習したことの当てはめ
- 8 学習のまとめ
- 9 学習したことの練習
- 10 学習したことが役立つこと
- §2 朝学習の活用
- §3 宿題としての活用
- 1 復習が中心
- 2 教科書の問題を活用
- 3 教科書の例題の解答例で自己評価
- 4 朝学習の確認小テストの実施
- 5 点検とコメント
- 6 個に応じた指導の徹底
- §4 放課後補充学習での活用
- 1 教材は教科書
- 2 復習も教科書
- 3 保護者との連携
- 4 確認テストで自信
- §5 発展学習の活用
- 1 すべての子どもに発展学習
- 2 教科書を活用したレポート指導
- 3 生活に活用させる発展学習
- §6 自由学習の活用
- 1 教科書の中の課題
- 2 休業中の自由課題
- 3 家庭との連携
- §7 学年・学校としての組織化
- 1 教科書を活用した「習得・活用・探究」
- 2 学年としての足並み
- 3 学校としてのシステム化
- §8 教科書を活用した復習の奨励
- §9 発達段階に合った予習のさせ方
- X章 保護者の信頼に応える教科書の活用
- §1 保護者会での説明責任
- §2 学年・学級便りによる説明責任
- §3 学習している状況の透明化
- §4 学力を高めて不安を払拭
- §5 きめ細かい指導
はじめに
新しい小学校学習指導要領(平成20年3月)に基づく教育課程が平成23年4月から全面実施されます。新しい学習指導要領では,教育の質を充実させるために,指導内容と授業時数などが現行よりもかなり増加されました。これまでの改訂では縮減する一方でしたので,指導内容と授業時数の増加に教師の多くは戸惑っているようです。
特に,「習得と活用及び探究」の学習活動が展開できるように求められたこともあって,各教科ともこれまでに比べてページ数が増え,分厚い教科書になりました。従来のように教科書をそのまま順番に指導していては,授業時数が不足してきます。
分厚くなった教科書に対して識者の方々は,「必ずしも教科書を全部指導しなければならないということではない」と活用の仕方の工夫を示唆しています。しかし,教科書は,始めから終わりまで使うものだと思い込んでいる子どもや保護者にとって,教科書の一部を省略することは,理解しにくいことだと思われます。逆に,扱わなかった部分のあることに対して,「手抜き」とまでは言わないにしても不信感を持つことになりかねません。
ここで,教科書をどのように活用していったらよいのかという具体的で大きな課題が浮かび上がってきます。子どもと保護者の信頼に応えられるように,教科書の活用の在り方を考え,それをきちんと実行していくことが教師に求められると思います。
そこで,分厚くなった教科書の効果的な活用の仕方について,その基本的な考え方とポイントを具体的に示す書籍を刊行したいと考えました。教科教育の専門家や実際に教科書の編集に携わっておられる方々にご協力いただいて,「分厚い教科書の効果的な活用の仕方」を具体的に提案していただきました。その構成は,次のようになっています。先生方が新しい分厚い教科書を使って授業を進めるに当たって,参考になる情報を満載したつもりです。
@ 教科書とはどのような役割を果たすものか基本的な事柄を理解します。
A 教科書活用の基本的な考え方を理解します。
○ 国語科教科書の活用の仕方
○ 社会科教科書の活用の仕方
○ 算数科教科書の活用の仕方
○ 理科教科書の活用の仕方
B 国語科の教科書の活用について具体例を紹介します。
C 算数科の教科書の活用について具体例を紹介します。
D 保護者の信頼に応えるためにどのようにしたらよいか,留意する事柄について説明します。
本書を参考にされ,その上に,各先生方の創意工夫を加えられ,子ども達に質の高い授業が提供でき,かつ保護者の信頼に応えられるようになることを期待しています。読者のご批正とご感想を宜しくお願いいたします。
また,ご多用の中から玉稿を賜りました執筆者の皆様に心からお礼を申し上げます。ありがとうございました。
なお,曖昧模糊とした発想をこのような形に整えてくださった明治図書編集部の安藤征宏氏に対して特に名を記して感謝の意を表します。
2010年11月 編者 /小島 宏
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明治図書- 教科書の役割や活用例について、わかりやすく書かれています。こういう本が欲しかったです。2015/8/1550代・小学校教員
















