- 特集 勉強すること(ワークを解くこと)が楽しくなるワーク
- 巻頭論文
- ワークを使って調べたり,考えたり,話し合ったりして,学習を楽しもう
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- 「ことば」のきまりや「漢字」のなり立ちの勉強が楽しくなるワーク
- 1年/1年生は間違い探しが大好き
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- 2年/カタカナで書くことばのきまりを見付けよう!
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- 3年/「わくわくする言葉」っておもしろい!!
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- 4年/脳科学からの証明! 『漢字文化』を使ったワーク
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- 5年/辞典をたくさん使わせよう!
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- 6年/慣用句に慣れよう
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- 「数と計算」の仕方が楽しく勉強できるワーク
- 1年/絶対大事! 「10の補数」ワーク
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- 2年/七つのほしを見つけよう!
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- 3年/お助けマン割り算
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- 4年/わり算のおもしろさを知ろう
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- 5年/割合の考え方を生かし,商を分数で表す(分数ワーク)
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- 6年/整数の見方を広げよう(約数,倍数)
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- 農業や歴史の勉強が楽しくなるワーク
- 5年/お米を口にする前に,広告を見る前に
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- 6年/日本の歴史 時代年表をつくろう
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- 「生物とその環境」の勉強が楽しくなるワーク
- 5年/ゲームで対戦しながら知識を身に付ける
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- 6年/自分の生活環境に目を向けていけるように!
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- 中学校の勉強が楽しくなる5月のワーク
- 歴史/視点を変えることで歴史を実感
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- 古典/ヒントをもとに古典の読みの楽しさを味わうワーク
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- 子どもがサプライズを感じる「物・資料」
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- 有田編集長のメッセージ
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- 面白い本みつけた
- 『日本の論点2005』(文芸春秋編)
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- 〜社会科の教師にとって役立つ〜
- 『6000人を一瞬で変えたひと言』(大越俊夫著)
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- 〜子供たちと一緒に言葉の意味を考えるたのしさ〜
- 私の教材発掘 読者とのツーウエイ
- 社会科/1本の木簡から日本の歴史に迫る
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- 社会科/地域素材の活用で『戦争を体験した人々とくらし』の単元への興味・関心を高める
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- 日本国憲法の授業化の工夫 (第14回)
- 地方自治は「アメリカ大統領制」にそっくり
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- 〜第8章「地方自治」の教材研究〜
- 教材・授業開発研究所・空知支部による教材開発 (第2回)
- 稲の根と土の臭いから感じる化学農法と有機農法
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- 「○○」を算数する (第2回)
- 「地下55.4Mの世界」を算数する
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- 自然観察のさせ方基礎・基本 (第2回)
- 多面的・複眼的に見てみよう
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- 琉球の風《総合・修学旅行の手引き》 (第17回)
- みんなの宝 世界遺産T
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- 教材・授業開発研究所情報
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- 硬派・道徳教育の実践 (第2回)
- 「硬派の道徳」のコンセプト
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- 授業の腕をあげる教材開発 (第2回)
- 大阪の街の特徴を調べる(2)
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- 〜環状線を調べる〜
- 編集後記
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- 教科・総合の目に見える教材開発 (第2回)
- 「感じ・考え・実感する」理科授業
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有田編集長のメッセージ
教材・授業開発研究所編集
勉強というのは,元来楽しいものです。遊ぶことはすぐにあきがくるけど,面白い勉強をすることは,一生あきがこないものです。
東京の八王子に住んでいた人が,資料の本をさがすために東京の神田(本屋街)へ時々来ていたそうです。
しかし,80歳になって足が弱って,神田まで資料さがしに来るのが面倒になったため,何と神田の近くに家を移したそうです。新しい家を買ったのです。
勉強のために,家まで移した
のです。
わたしが感動したのは,80歳という高齢(本人は若いと思っているらしい)でありながら,資料入手のため,家まで新しく買ったというその意欲です。
本当に調べたい面白いことに出会ったら,年齢に関係なく調べるものだということを知りました。
元社会科教師だったわたしの先輩は,92歳になっても,8日間,あるいは10日間も各地に旅行に出かけています。取材のくせがぬけないのでしょう。
このようなすごい先輩を知ると,やはり勉強というのは,本質的に楽しいものだと思います。
日本の子どもたちは,今,学力低下とか,学習意欲の低下が問題だとかいわれています。これは,指導が悪いに決まっています。
子どもは,みんな伸びたがっています。
それなのに,「こうしたら伸びるよ」ということを教えていないのです。それで,「授業のネタ」をワークという具体的な形にして,
これを使って勉強すると,勉強することが楽しくなりますよ
ということを,子どもたちに教えたいのです。
そして,追究の鬼にし,生涯にわたって追究し続けるようにしたいのです。このワークはその有力な手がかりになると信じています。どうぞコピーして子どもに提示して下さい。
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- 明治図書