教材開発 2004年10月号
子どもを「読書好き」にする38のネタ開発

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教材開発 2004年10月号子どもを「読書好き」にする38のネタ開発

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ジャンル:
授業全般
刊行:
2004年9月9日
対象:
小学校
仕様:
B5判 78頁
状態:
絶版
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目次

もくじの詳細表示

特集 子どもを「読書好き」にする38のネタ開発
巻頭論文
指導によって子どもは本好きになる
有田 和正
まず、本を手にとってみる子を育てるネタ
子どもにあった本を教室におく
石原 卓
書店と図書館の工夫を教室に取り入れて、環境作りをしよう
惠比須 俊哉
子どもたちにすすめたい本を用意する
齋藤 俊明
はてな?から本へ
斎藤 滋
クイズで本を手にとってみる子に
山内 侯次郎
蒔かぬ種は生えぬ
北岡 隆行
「大量の学級文庫」に子どもが読みたくなるような本を置く
西野 俊太
あらゆる方向からの積み重ねが実を結ぶ
飯田 惠里子
読み聞かせで本好きにするネタ
低学年から読書の楽しさを
松田 亜希子
学校図書館との素敵な出あい
佐藤 文江
『読み聞かせ』で心を育て、感動の共有を
津田 安彦
高学年から低学年への読み聞かせで本好きに
砥上 美保子
マンガで読書好きを育てるネタ
マンガは読書復活の救世主になる
水上 義行
3つのステップで、読書好きを育てる
岡田 広示
学習漫画を活用しよう
鷹野 幸雄
よさを生かして読書の道案内として
小倉 弘之
面白い本を紹介することで本好きにするネタ
面白い本の《ちょっとだけ》紹介で読書好きに
井上 謙
諸君、“Qちゃん”に学ぼう!
翠 泰由
面白い本と出会う学級文庫活用システム
麻生 弘幸
「面白い本」を紹介して、本を手に取る意欲を育てる
中嶋 篤泰
学校で読書時間を決めて機械的に読ませることから読書好きにするネタ
「おすすめの本コーナー」の設置と読書時間の柔軟な活用
國馬 光夫
読書時間を決めて強制的に本を読ませる
小野 守
子どもの読書活動は型から
中村 博之
朝の10分間読書をしよう
伊藤 哲朗
読書の面白さとはどんなことか「話し合い」で好きにするネタ
有名人・有名著書を上手に使おう
鍋西 幸治
友達の読書の面白さを聞くことで、興味を持つ
井川 裕子
本を話題にする機会を日常的につくる
中谷 康博
心と言葉で伝えよう読書の楽しさを!
木野内 あや子
毎日寝る前に読書する習慣をつけるネタ
安眠が読書好きを育てる
岩永 宏紀
いい睡眠のために「夜読」を
磯貝 和江
ちょっとだけ三国志
前田 康裕
手近に本を置かせ、ほめることで本好きに
橋本 豊
読書の達人の話を聞くことで読書を好きにするネタ
担任が読書の達人でありたい
庭野 三省
クイズを投げかけながら話す
大越 和孝
学級みんなで取り組むコツ
白川 けい子
子どもに話したい―わたしが本を読みたくなるとき
歴史の本が読みたくなるとき
淺沼 敏行
秀吉について語ってみよう!
四井 慎一
学び合う読書活動
石黒 麗子
子どもがときめきを感じる「物・資料」
いい顔をする瞬間
長廻 修
有田編集長のメッセージ
有田 和正
授業にすぐ使えるクイズ
「0」って?
羽原 敬一
情報交換のページ
教材・授業開発研究所/網走支部
楠木 大二郎
教材・授業開発研究所/鹿児島支部
波戸 裕幸
教材開発力を鍛える (第5回)
[問題]世界最古の木造建築である法隆寺は、屋根ははじめから瓦だったのか?
有田 和正
教材解釈
瓦が都の風景を変えた
齋藤 佳孝
瓦―1グランプリ開催!
俵原 正仁
火事から大切な建物を守れ!
菅野 輝義
瓦から「国際化」を考える
居石 憲
瓦は時代を映し出す鏡
福村 貴博
時代の波をくぐりぬけてきた瓦
石橋 豊裕
日本は、「瓦」で世界と結ばれていた
田中 利弘
[コメント]よく調べ結論が一致したことはすばらしい
有田 和正
日本国憲法の新教材開発 (第7回)
「天皇=男子」は太古の昔から?
西尾 一
〜第一章「天皇」の教材研究A〜
琉球の風《総合・修学旅行の手引き》 (第10回)
もう一つの沖縄戦
金城 睦男
〜戦争の悲劇〜
面白い本みつけた
『失敗しない「学級づくり」の原則36』
有田 和正
『昭和史』
古館 昭仁
授業の腕をあげる教材開発の方途 (第7回)
国語/サブタイトルをつける
岩下 修
社会/『NEWS』の壁を越える(1)
新保 元康
算数/発展的な学習のための教材開発(2)
志水 廣
理科/台所の科学(1)
竹川 訓由
総合/「総合的な学習」の教材研究のあり方
加藤 明
〜活動のふくらみとそのための問いや場の見通しの立て方〜
子どもの心を明るくするユーモア小話
失敗話を明るく
佐藤 正寿
私の教材発掘 読者とのツーウエイ
社会/観光地「清里」を授業する
雨宮 久有田 和正
総合的な学習/石炭にバイオマス(木くず)を入れて燃やし、二酸化炭素の削減を目ざしている火力発電所
戸井 和彦有田 和正
教材・授業開発研究所情報
有田 和正
手の内公開・教材研究と発問づくり (第43回)
番外稿 古典の学習・その意義と魅力(下)
野口 芳宏
〜子どもの側からの「内容」の魅力〜
授業力アップ術と教材開発 (第7回)
何よりも「授業が上手になりたい」という意欲をもつこと
有田 和正
編集後記
有田 和正
教科・総合の教材開発 (第19回)
教科の学習が生き、教科と関連する総合の教材
田山 修三

有田編集長のメッセージ

 孫と電車に乗っていると、前の座席に中年のおじさんが乗ってきました。その人は、座ると本を広げました。とたんに、コックリ、コックリやりだしました。

 孫曰く、「おじいちゃん、あの人よほど本が嫌いなんだね」と。

 こういう風景をよく見かけます。東京の人は「本当によく本を読むな」と感心していましたが、今、ケータイに変わって、本を広げる人は本当にめずらしくなりました。

 大人がこれですから、子どもが活字離れするのは当然でしょう。

 読書週間を契機にして、「まず、本を手にとってみる子」を育てたいものです。それには、どうしたらよいのでしょうか。

 「読み聞かせ」で、本好きを育てる手法は、昔からとられてきました。私の孫も本が好きではないので、今、寝る前にふとんの中で、毎日読み聞かせをしているようです。

 私の二人の子どもをみても、上の子は、母が毎日、読み聞かせをしていた関係か、今でも大の本好きです。しかし、下の子のときは母もあきたのか、あまりやらなかったので、今でもあまり本好きではありません。小さい頃のくせというのは恐ろしいものです。マンガから入っていくこともよいかと思います。

 学校では、毎週一時間「読書の時間」を決めて、機械的に読ませることです。一度本を取ったら「一時間絶対に立ってはいけない」という決まりをつけるのも効果的です。

 つまり、ある程度強制的に読ませるということから、自然に本好きにしていくのです。 読書の面白さを高学年になっても知らない子どもが多いです。低学年のときの担任が読書の面白さを教えていないのです。

 面白い本を紹介し合ったり、本の読み方を話し合ったり、毎日何ページ読むと決めて、読ませる方法もあります。

 読書の達人に、本がいかに面白いかという話をしてもらうことも効果的です。

 今月からサークルの活動状況を公開するページを設けました。二つずつ、順に紹介してもらい、刺激し合うようにしたらよいと考えたからです。

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