教材開発 2003年7月号
発展学習で子どもの学力アップをねらうネタ

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教材開発 2003年7月号発展学習で子どもの学力アップをねらうネタ

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ジャンル:
授業全般
刊行:
2003年6月
対象:
小学校
仕様:
B5判 78頁
状態:
絶版
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目次

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特集 発展学習で子どもの学力アップをねらうネタ
巻頭論文
教科書をしっかり教えれば自然に発展する
有田 和正
教科書学習と発展学習はどこが違うか
「選択」を活かして水道からエネルギーの学習へ
塚原 洋樹
「教科書の先を学ぶ学習」と「教科書にないことを学ぶ学習」
加藤 成二
子どもに力をつける発展学習の3つのタイプ
本田 学
違いよりも関連性を重視して
宮本 博規
補充学習と発展学習はどう違うか
補充はシンプルに、発展は選択がよい
西尾 文昭
「深める・広げる」学習か、「定着させる」学習か
岸本 勝義
発展学習は面白くなければはじまらない
四島 誠
味自慢、料理にたとえて
友坂 階子
発展学習と総合的学習はどう違うか
学習するのはだれかがポイント
角谷 和彦
感動体験で「生きる力」を身に付ける総合、発展
伊藤 道明
発展学習は「教科の」発展
野澤 卓
子ども達に何を学ばせたいのか
八崎 和美
発展学習をこう考える
ぼくもわたしもミニ先生
有坂 五月
発展的な学習の土台は基礎基本である
今道 公利
三つのベクトルでとらえる発展学習
石川 創未
難問一問選択システムから発展学習を考える!
立石 佳史
国語の発展学習で学力を高めるネタ
ゲーム感覚で国語辞典を使おう
爲國 俊江
みおつくし暗唱詩文集で楽しく暗唱!
稲葉 忠之
社会の発展学習で学力を高めるネタ
中学年の発展教材で地域を見る目を育てる
下入佐 幸二
先人の残した地域の松林を残そう
川端 純子
算数の発展学習で学力を高めるネタ
知的好奇心をくすぐる発展問題
矢田部 篤
あまりを求める分数のわり算に挑戦!
菅原 香代
理科の発展学習で学力を高めるネタ
課題の出し方を工夫して発展学習へ
冨永 泰寛
教師も楽しめるネタが発展となる
大谷 和明
発展学習の教材開発法―わたしの教材開発法
発展学習は名文・詩文の暗唱で
國師 洋之
「みかん石鹸」作りの体験
室屋 由美子
ライフスキル教育を中心にして
御舩 則子
教科書会社の指導書を読み直そう
松澤 正仁
豆電球がつく強い電池づくり
岡田 守
長い年月あたためていたもの―戦国武将の生き方
平岩 敏代
ミニ特集 楽しく基礎・基本を学ぶ
地域学習入門
新たな目で地域を見つめよう
太田 直子
星の学習入門 1
目と手で確かめる星の学習法を提案する
山田 幹夫
ファインダーがとらえた子どもが心を動かす物・資料・板書
子どもの三つの心に働きかける環境づくり
渡辺 睦生
有田編集長のメッセージ
有田 和正
授業にすぐ使えるクイズ
【理科】(五年)メダカのクイズ
市川 秀仁
面白い本みつけた
『やさしいことばで日本国憲法』
原 和広
『日本の生活100年の記録』
成田 有策
基礎学力をつける授業のネタ (第4回)
国語/「語彙力」をのばす
山田 一
社会/資料収集・制作の基礎学力:県の特色は道路から
村上 浩一
算数/「実感数カード」を使ったゲームで大きな数がわかる(2年)
田中 博史
理科/教室で昆虫を育てよう
竹内 健
現場実践をどう理論化するか (第4回)
学習指導要領の「常識」を疑うこと(3)
深谷 圭助
子どもの心を明るくするユーモア小話
これ、サヌカイト?
藤井 敬子
私の教材発掘 読者とのツーウエイ
生活科・社会科/「開港場新潟」を教材化する
津野 治彦有田 和正
社会/日本の常識は世界の常識にあらず―サウジでの生活
西 浩一有田 和正
教材・授業開発研究所情報
有田 和正
手の内公開・教材研究と発問づくり (第28回)
テレビ放送台本の指導
野口 芳宏
〜(光村5下)[総合単元]の説明文の扱い方(4)〜
社会科/これだけは教えたい基礎的用語の指導 (第4回)
「寝殿造」から「武士の館」まで
有田 和正
編集後記
有田 和正
教科・総合の教材開発 (第4回)
総合・国語科/書く活動と総合の活動のタイアップ
齋藤 淑江

有田編集長のメッセージ

 教科書が最低基準となり、これをクリアした子どもに「発展学習」を行うことになりました。文部科学省は、学習指導要領を超えた授業を公に認め、その例を発表しました。このことは画期的なできごとです。

 しかし、このことは現場に大きなとまどいと混乱をもたらしました。何しろ、新しい学習指導要領実施の年ですから、教科書を教えるだけでなく、発展学習をやれとはどういうことなのだ  ということです。

 しかし、よく考えてみると、今までだって教科書の範囲にとどまらず、教師や子どもの興味あることは、深く、広く学習していました。

 たとえば、古代史には、子どもたちも興味とロマンを感じているので、いつの間にか深く学習しているのでした。

 ある学校で、「歴史学習は、今世紀中には終わらないのではありませんか」と言ったほど、歴史の初めの方に時間をかけていました。もちろん、それなりの力がついていました。

 教科書を補う、あるいは教科書の内容を超える内容を発展学習と考えて、この特集を組みました。

 教科書を教える学習と発展学習は、どこが違うのか、その線引きがむずかしいし、補充学習と発展学習の違いもとらえにくいところがあります。

 そのあたりを「こう考えたらどうか」ということを提案していただくことにしました。いろいろな考えがあっていいと思います。

 国語、社会、算数、理科の発展学習では、どんなネタをもってきて、どのように指導したら子どもに学力をつけることができるか提案しました。

 具体的に、ネタとその方法を示していただきましたので、すぐに追試できると思います。

 二月はじめ、文部科学省は、「特にすぐれた子どもが少なくなった」との分析を発表しました。おくれた子どもを伸ばすことにも十分な手立てが必要ですが、能力のある子どもに対してさらに力をつけるために、どのように発展学習を取り入れるかを提案していただきました。

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