教材開発 2003年2月号
これだけは子どもに体得させたい基礎的学習技能

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教材開発 2003年2月号これだけは子どもに体得させたい基礎的学習技能

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ジャンル:
授業全般
刊行:
2003年1月
対象:
小学校
仕様:
B5判 78頁
状態:
絶版
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目次

もくじの詳細表示

特集 これだけは子どもに体得させたい基礎的学習技能
巻頭論文
基礎的技能を教え応用の仕方を鍛える
有田 和正
子どもの基礎的勉強法
学習の方法と技能の定着を
大越 和孝
自分の考えを書く活動
中村 享史
文の読み書き技能をつける
正しい音読の仕方
低学年/声に出して読んでみると、いろいろなことがわかってくる!
奥崎 敏徳
中学年/音読力をみがこう
衣笠 保子
高学年/できるだけ多くの音読の機会を
猪子 政文
正しい文字の書き方
イメージ語で鉛筆を正しく持つ!
浜松 繁
正しい文章の書き方
視写と聴写を活用して身につけさせる
松本 明
正しい読み取り方
正しく読み取る学習活動の構想
森山 美幸
辞書の引き方
辞書は若いうちに持て!総ルビ、付箋紙、更に徹底!!
塚田 直樹
ユーモアのある文の書き方
これはおもしろい!「なりきり作文」
佐藤 政臣
正しいことばの使い方
相手を思いやる気持ちをことばに表す
吉田 博実
学年の漢字の読み書き
漢字の読み書き向上のための二つのポイント
戸田 正敏
正しいノートの書き方
低学年/お知らせノート指導で育てる基礎技能
角田 幸彦
中学年/ノートの自分化を目指そう
結城 正晶
高学年/速さとていねいさを使い分ける
木色 泰樹
計算技能をつける
スピードのある計算法
反復練習を工夫して計算スピードをつける
中村 厚志
多様な問題の解き方
いろいろな解き方があるから算数・数学はおもしろい!
徳永 智久
ドリルで力をつける法
低学年/力を定着させ、定着した力を生かす工夫
森 保
中学年/どれだけ上手になりましたか!?
松下 準市
高学年/正確に!速く!をモットーに
北村 智世
教科書をくり返し活用する方法
向山型算数で授業する!
有村 紅穂子
参考書のうまい活用法
子どもに参考書をつくらせる
小倉 貴志
パソコンの上手な活用法
古いタイプのパソコンで九九の学習を
澤田 靖
問題づくりをしながら
問題づくりで基礎基本を定着させる!
磯貝 和江
自己評価しながら学力をつける法
低学年/子どもが自己評価する算数授業
黒永 雄二
中学年/いつでも簡単に自己評価できる工夫を
高本 英樹
自己評価しながら計算力をつける法
高学年/堂々と×をつけさせる計算スキルは授業中に使う
真柄 二郎
調べ考えながら学習技能をつける
事典の使い方
言葉を大切にしながら検索能力を高める
西野 清紀
「おたずね」の仕方
低学年/「おたずね」からはじまる調べ学習
芝谷 久子
中学年/おたずね技能はメモする力、聞く力のアップから
須田 かおる
高学年/「耳学問」のすすめ
安藤 雅之
実験・観察の仕方
低学年/「手で見る」力を育てる
庄内 博子
中学年/夏の大三角の星座カードを作る
山田 幹夫
高学年/実験を融合する能力を鍛える!
福嶋 顕彰
見学調査の仕方
効果的な調査・見学活動を支える見方・考え方の3つの視点
宮ア 貴寛
地図をうまく活用
低学年/低学年からの地図活用
延沢 教之
統計資料がうまく使える
統計資料の生活化
一場 郁夫
好奇心の持ち方
二つのものを比較させる手法で
石川 晋
「はてな」の見つけ方
「わきおくん」から「はてな」を見つける
今井 豊
テレビの上手な見方
メモをしながらテレビを見よう
黒川 孝明
有田編集長のメッセージ
有田 和正
子どもに働きかける教室・学校環境(写真と解説)
百二十四年の伝統に支えられながらいきいきと活動する山鼻っ子
笹森 英世津田 安彦岡田 雅子
サークルの教材開発 (第21回)
神奈川県・TOSS相模原/私たちサークルの目標は山を登ること
岡 惠子
サークルの教材開発 (第22回)
鹿児島県・姶良地区小社研/副読本『みんなの鹿児島』作成
松山 正宜
面白い本みつけた
『子どもを歴史好きにする面白小話集上・下』
上田 浩二
『歯・口からひろがる健康学習1年間』
有田 和正
子どもの心を明るくするユーモア小話
吉四六話でユーモアを教える
松橋 幸子
総合的学習・課題づくりの手順 (第11回)
昆布から世界がみえる
有田 和正
クイズで学ぶ基礎・基本 (第11回)
国語*討論トーク/基礎・基本に培う「ことば表現遊び」の授業づくり
桂 聖
社会/ためになる黒船クイズ
高口 典門
算数/工夫して数える楽しさを味わう
細水 保宏
理科/知識の増強、検定クイズ
岡田 篤
保健室から見た教師と子どもの健康 (第11回)
教師のメンタルヘルス
尾花 美恵子
私の教材発掘 読者とのツーウエイ
国語(作文)/調査したことを書こう―調査報告文
楠 修一郎有田 和正
社会/身近な地域の朝市を教材化する―「これからの食料生産」
平子 晶規有田 和正
教材・授業開発研究所情報
有田 和正
手の内公開・教材研究と発問づくり (第23回)
説明文「便利」ということ(4)
野口 芳宏
〜漢字表記と段落内構造〜
社会科・基礎・基本用語の指導 (第11回)
5年生で指導したい基礎的用語5
有田 和正
〜中央地溝帯・断層崖など〜
編集後記
有田 和正
基礎教科の教材開発 (第11回)
活動の広がりのある生活科授業
角谷 陽子

有田編集長のメッセージ

 今年もあちこちで、へたな授業をさせていただきましたし、多くの授業を見せていただきました。

 平成十三年度は、体調をこわして四十日間休んだにもかかわらず、五一〇学級の授業を参観させていただきました。

 そのたび感じたことは、


この学年で、この程度の学力・学習技能でいいのだろうか?


ということでした。

 なかには、「すごいなあ」「学年が一つ上だな」「やはり担任の実力の違いだな」と感じるものもたくさん見ました。

 しかし、明かに学力不足・学習技能不足と思われるものが多かったです。

 教師の中には、「どんな力をつけたらよいかわからない」と、はっきり言われる方もいました。

 このようなことから、少なくとも三月までにはこのような学力・学習技能をつけたらよいのではないか  というものを提案してみました。

 どんな力をつけたらよいかわからない方には、いい目あてになるものと思います。クラスの子どもの能力を評価するのにも役立つ目安だと思います。

 絶対評価になって基準が何もないので「評価が甘くなっている」という声が出ています。カンに頼っているという声もあります。

 全国レベルのテストをすれば一番よいのでしょうが、そうはいかないところは、本誌2月号に提示される学力や学習技能と比較してみることをおすすめします。

 そして、まず教師の「評価基準」「評価内容」をみがいてほしいと思います。

 ある学校で参観した時、一年生の音読のうまさにはほれぼれしたことがあります。今でもあの美しいイントネーションが耳に残っています。

 三月までになんとか本誌に書いているような力をつけ、子どもをほめてあげたいと思います。そうなることを願っています。

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