教材開発 2002年1月号
授業スタイルの変更を求める発展的学習

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教材開発 2002年1月号授業スタイルの変更を求める発展的学習

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ジャンル:
授業全般
刊行:
2001年12月
対象:
小学校
仕様:
B5判 76頁
状態:
絶版
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目次

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特集 授業スタイルの変更を求める発展的学習
巻頭論文
基礎基本を教えると子どもは自然に発展する
有田 和正
「授業スタイルは?」と問われて
学習スタイルは、子どもに付けるべき力を見据えた上で選択せよ
井戸垣 忠男
「風車の理論」の応用?
斎藤 滋
基礎・基本から積み上げる授業 基礎・基本に降りていく授業
細村 一彦
授業スタイルで共通することとは
稲垣 雅敏
あこがれの授業スタイル
観察、実験などを一層重視し、生徒が主体的に取り組む授業を!
那賀島 彰一
「あこがれの授業」を思い描きながら、日々の実践を
川竹 里奈
有田先生の授業スタイルにあこがれます
佐藤 正寿
「はてな?」発見と追究の技能を育てる授業―有田氏の『大名行列』の授業から
川口 文昭
「発展的学習」をこう考える
木下竹次氏に学ぶ発展的学習の創り方
深谷 圭助
まる一日車いすに乗ってみよう
伊藤 哲朗
自由研究は発展的学習の一形態
加藤 成二
学校から、家庭・地域へ広がる学習意欲を高めるために
小立 記正
求められる授業スタイルの変更
「チャレンジタイム」と「ハウツータイム」で基礎・基本の充実を
東海林 弘哉
「自力解決型」の授業を目指して
保坂 宇一郎
基礎学力をつける授業スタイル
国語/個別評価で子どもに力をつける
近藤 滋子
社会/自己理解と自己表現の力を
坂口 利一
算数/「五分間チャレンジ」で基礎学力を
細水 保宏
理科/基本は、教科書を使って しかし、時には自由試行で!
山本 浩貴
発展的学習のための授業スタイル
国語/発展的学習の3つのポイント
高橋 勲
社会/「枠」からはみ出せ!
勝又 明幸
算数/基礎・基本を重視した一斉学習での発展的学習
竹之内 研也
理科/発展的な課題は、事実と論理によって作り出される
木色 泰樹
基礎学力の育成+発展的学習で求められる授業スタイルとは?
知識の定着の上に発展学習がある
向山 行雄
どちらもリンクし影響しあって成長するもの
白川 けい子
「高めること」と「広げること」
佐藤 幸規
表現することからはじめよう
浦井 寿尚
総合的学習で求められる授業スタイルとは?
専門家を招き、教師も子どもとともに学ぶ
波戸 裕幸
TOSSランドでスタイルの変更!
小石 俊聡
教室で「シマリス」を飼おう―「さとうきび」の授業を求めて
岡田 守
「登山」をしない限り子どもは飛べない
山ア 浩志
やめてほしい授業スタイル
やめてほしい“さしすせそ”
本間 賢一
やたらと子どもに課題を作らせる授業
中村 博之
子どもを無視した授業スタイル
小倉 貴志
ことばが素通りしていく授業
恒川 徹
有田編集長のメッセージ
有田 和正
ファインダーがとらえたこの授業ここが素晴らしい
内本氏の総合的学習と3年からの家庭科
高橋 英樹
〜探せ!小倉の雑煮〜
教科の基礎学力をつける指導 (第10回)
国語/「読むこと」の基礎学力を考える
大越 和孝
社会/資料を読み取る力をつける
小林 宏己
算数/空間の広がりを意識する
中村 享史
理科/生き物の知恵を感じる授業
露木 和男
授業を楽しくする「はてな? 不思議」発見 (第10回)
生活・総合/評価とは何かを考え、評価規準を定めよう
野田 敦敬
からだと健康/火星人のからだの秘密とは!?
住田 実
面白い本みつけた
『実践いじめ授業―主要事件「判決文」を徹底活用』
都留 覚
『巧みな説明ができる人できない人』
中村 一夫
授業・生徒指導に生きるユーモア小話
一人一人の個性を生かす
田近 裕子
私の教材発掘 読者とのツーウエイ
社会科/ゲストティーチャーは四十一人「マイパートナー」との学び
野口 政吾
総合的な学習/具体物を取り上げて関係づけて考える総合的な学習
佐藤 智儀
わたしの学級づくり
あの手この手でとことんほめよう!
西川 英臣
教材・授業開発研究所情報
有田 和正
手の内公開・教材研究と発問づくり (第10回)
「ちいちゃんのかげおくり」の授業(上)
野口 芳宏
総合的学習の教材開発 (第22回)
わさび栽培の歴史は町の歴史だ!
有田 和正
〜山葵日本一(中伊豆町)を教材化する(4)〜
編集後記
有田 和正
総合的学習の教材開発 (第22回)
体の不自由な人々との共生の意識を高める
山本 和明

有田編集長のメッセージ

 一九七一年施行の学習指導要領(昭和四三年版)における主要四教科(国社算理)の一年から六年までの授業時数の合計は、三九四一時間でした。

 これが二○○二年から施行される学習指導要領では、主要四教科の一年から六年の合計授業時数が、何と二九四一時間に減るのです。

 三〇年間に、一○○○時間もの減少です。恐ろしいばかりの減少です。新しい学習指導要領では、四〜六年の年間授業時数が九四五時間ですから、一○○○時間というのは一年間何もしないのと同じです。

 これで学力低下しないはずがないと考えられます。

 しかし、何とかして学力低下をくい止めなければなりません。新しい学習指導の内容は「最低基準」ということに変更され、最低基準をクリアした子どもには、発展的学習を行うことにより、学力低下を防ごうとしています。

 学力低下を防ぐには、まず基礎学力をつけなくてはなりません。これプラス発展的学習を行うということになります。

 この場合、二つの授業を行うのではなく、自然に発展し、気がついたら程度の高いところまでいっていた、というのが望ましいはずです。

 基礎学力を育てる授業から発展的学習へ自然に発展する授業スタイルは、どんなものになるのでしょうか。

 また、本格的に実施される総合的学習も、従来の授業のあり方の変更を求めています。「自ら学び、考える子ども」を育てるには、授業のスタイルを変えざるを得なくなってきています。

 二○○二年の四月にそなえて、この時期に授業のあり方を問い直し、新しい授業のあり方を追究してみたいと考えました。

 ねらいは一つ、子どもの基礎学力を伸ばし、人間性の育成をめざす授業を創りだすことです。

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