- 特集 日本各地の「菓子」を教材化する
- 巻頭論文
- 地域の歴史や特色がみえる菓子
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- 地域の歴史がみえる菓子
- 唐津の「けえらん」
- 勝つまで帰らん(けえらん)
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- 熊本の「朝鮮飴」
- 飴から広がる世界
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- 伊勢の「赤福」
- 江戸時代の「お陰参り」が「赤福」を誕生させた
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- 職人芸がみえる手作り菓子
- 京の「和菓子」
- 子どもに「京都に生まれてよかった」と思わせる京菓子の授業
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- 仙台の「駄菓子」
- 素朴な味わいの秘められた歴史と伝説
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- 金沢の「長生殿」
- 何気ない技に職員芸が隠されている
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- 地域の特色がみえる菓子
- 東京の「雷おこし」
- 雷おこしから浅草と日本の菓子文化の歴史が見える
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- 富山の「月世界」
- 「月世界」から富山の風土がみえる
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- 北海道の「十勝日誌」
- 大地の恵みと開拓の歴史がみえる 六花亭製菓の「十勝日誌」
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- 外国との関係のみえる菓子
- 名古屋の「コンペイトウ」
- 金平糖を教材にする
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- 長崎の「カステラ」
- カステラは南蛮菓子のホームラン王
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- 地方の銘菓一覧
- 北海道
- 北海道の風土に育まれた銘菓
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- 東北
- 北の大地の豊かな甘味
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- 関東
- 温泉饅頭からザッハトルテまで
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- 中部
- ういろうとういろ
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- 近畿
- 歴史と文化へのアプローチ
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- 中国・四国
- 地方銘菓はこんなに面白い
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- 九州
- 九州で花開いたお菓子文化
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- ファインダーがとらえた授業診断
- 豆腐から学ぶ
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- 有田編集長のメッセージ
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- はてな?出題 こんな内容をどう教えるか
- 国語の力はどのようにしてつけるか?
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- コンピュータ授業への誘い (第11回)
- 授業用コンテンツを作ってみよう
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- 授業に役立つホームページ
- 総合的学習/地球温暖化の授業に役立つHP
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- 教科学習/授業で活用できる北海道のHP
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- 私の教材発掘 読者とのツーウエイ
- 社会科/?はモノにつながり、モノは人につながる
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- 社会科/「猛暑」は最高の教材だ!
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- 子どもが本気で取り組む難問と解説 (第11回)
- 国語低学年/ことばの三角形をつくろう
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- 国語中学年/送りがなはだいじょうぶ?
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- 国語高学年/この詩の題はどんな動物?
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- 社会中学年/「日本のへそ」と日本のはし
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- 社会高学年/自分のこととしてとらえられますか?「日本の財政問題」
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- 算数低学年/あたまのたいそうだよ!
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- 算数中学年/2月・描き難問
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- 算数高学年/ちょっとしたこつを見つけよう2
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- 理科中学年/季節の変化を見つけよう!
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- 理科高学年/「ものの燃え方」の難問
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- 子どもの笑いをさそうユーモア小話
- 見方を変える面白さ
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- どうして赤ちゃんが生まれるとすぐ秤にかけるの?
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- わたしの書評
- 『教師の実力とは何か』
- 気配りのある教師に
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- 私たちへの応援メッセージ
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- いい本みつけた!
- ふだんの授業からつくる総合学習
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- 昆虫の擬態
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- わたしが見た面白い授業
- 愛知県阿久比町立東部小学校
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- 〜面白い総合的学習の時間の単元開発〜
- 教材・授業開発研究所情報
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- 基本・国語科授業入門 (第33回)
- これまでの総括(1)
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- 総合的学習の教材開発 (第11回)
- 「トイレから世界が見える」の授業(9)
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- 編集後記
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- 写真構成・総合的学習の教材開発 (第11回)
- 『郷土の祭り』から世界へ!そして自分の町へ!
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有田編集長のメッセージ
「もともと菓子というのは『果子』と同じ意味で、植物の実や果物を意味した。日本の菓子の歴史は、外国からの輸入の歴史をたどることでもある。仏教伝来とともに唐菓子が入り、十六世紀にはスペイン・ポルトガルから南蛮菓子が入ってきた。代表的なのはカステラ・ボウル・金平糖だ。さらに文明開化とともに西洋菓子がもたらされ、日本の菓子文化は花開く」(『お菓子帖』朝日新聞社、二三七ページ)
地域の歴史がみえる菓子があるし、職人芸がみえる手作り菓子もある。もちろん地域の特色のみえる菓子もある。右の文でもわかるように、外国との関係が菓子の名前などからよくわかるものもある。
要するに、銘菓のあるところは、歴史のある町でもある。
唐津の「けえらん」は、一五九一年、秀吉が朝鮮に出兵したときと関係があるし、熊本の「朝鮮飴」も加藤清正と関係があるので、これも古くから伝わる菓子である。
伊勢の「赤福」は、一七〇七年から今日まで続いているし、仙台駄菓子はこれより古い。
しかし、何といっても京都の菓子が古い。そこには職人芸がみえるみごとな和菓子の世界がある。
外国との関係がみえるカステラやコンペートーも、今も日本人に根強い人気がある。
神社や寺院との関係の深い菓子もある。
沖縄の「ちんすこう」は、以前は王侯一族しか食べられなかった菓子である。
いわれのある菓子が日本中にある。これを取り上げて教材化を試みることにした。菓子そのものの追究もさることながら、その菓子の追究を通して「どんなことがみえるようになればよいか」ということを明かにしたいと考えた。
地域の歴史、職人芸、地域の特色(神社や寺、気候との関係など)、外国との関係などが、具体例を通してみえるようにした。
また、地方ごとの銘菓一覧も、無理して選んでいただいた。この一覧の中に、いい教材になるものがあるはずである。これをヒントにして菓子の教材化をはかってみてほしい。
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- 明治図書