- 特集 教師の赤ペン―やりすぎ注意報はここだ
- 巻頭論文
- 学力がつくかどうかの視点から、赤ペンを考える
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- たくさん花丸をつけて自信をつけさせよう
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- 生活科の「観察カード」はその場で赤ペンを入れすぐに掲示する
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- 一年生には赤ペンより、やる前の赤鉛筆が効果的
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- 【家庭科】裁縫作品は使ってはじめて生かされる
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- 子どもたちは一喜一憂している! 花丸は全員大きく書こう!
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- がむしゃらだけでは解決しない赤ペン指導を無駄なく効率よく使う
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- 子どもの意欲をつぶしてしまう三つのだめだめサイン
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- できるようにさせるために評価評定をする
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- その場ですぐに赤ペンを入れるからこそ効果があがる
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- 赤ペンは苦手! だから無理はしないし時間もかけない
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- コメントのポイントは「その場でほめる」
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- 赤ペンで書き直しは一年生の子どもの心を傷付ける
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- 高学年は記号による評定を喜び、評定を研究し、進化させていく
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- 手を入れるものと入れないものとの使い分け
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- ○は大きく、×は小さく
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- 赤ペン指導は「その場で」「即座の」評定が肝心
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- コメントやチェックは、子どもがいるうちに終わらせる
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- 何をするのか示し、励まし続ける赤ペンを!
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- 私のとっておきの気分転換法
- 気分転換は、仕事に重要な能力
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- お楽しみグッズ作り
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- 私が「よ〜し、また頑張るぞ!!」と思える行動・ベスト5!
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- 私が元気になるまで
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- 楽しむ時間をつくり出す
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- マッスル・グリーン・クッキングー
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- 男の先生と、女の先生
- 子どもの声なき声を聞きとる力
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- TOSSデー&サークル報告
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- おすすめグッズ・整頓術
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- 巻頭言
- 自分を知ることからはじめよう
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- 男教師から見た“…ですよね”女教師論
- イベントリーダーの姿勢がまわりに安心を与える、夢をつかむ
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- あの方に聞きたい本音の話
- 長谷川博之氏から、生徒指導の気概を聞く
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- 〜長谷川博之〜
- 辛口の応援歌―男先生からみた“女先生の教師修業”
- アマゾン1位になった娘の本は父の教えが柱になっていた(後編)
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- あの頃は若かった―ベテラン教師の若いとき
- 京浜教育サークルに出席することが、難しい時代
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- すぐ使えるイラストページ
- 冬の遊び・伝統文化の遊び
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- 冬のいきもの
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- 学年別・今月のおすすめ指導
- 年賀状、書き初めの指導法アイデア
- 1年生/子どもたちが楽しく取り組むためのひと工夫
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- 2年生/のびのび書こう
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- 3年生/授業で事前に練習する
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- 4年生/基本の指導プラス一工夫!
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- 5年生/子どもたちが意欲的に取り組むためのひと工夫
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- 6年生/シールプリントにすれば簡単! 苦手な子も楽しめる寅年年賀状
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- 中学生/細分化で上達しよう
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- すぐ使えるファックスページ
- 算数 冬休みの難問
- 1年用/1年生も熱中する難問〜対応がポイント〜
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- 2年用/楽しくできる! 復習ばっちり!
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- 3年用/みんなでちょうせんしよう
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- 4年用/親子で熱中! 難問選択一問システム
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- 5年用/難問挑戦の楽しさを子どもたちに!
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- 6年用/一石二鳥! この難問で6年算数の復習も
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- 名作からの心の教育
- 低学年・中学年/神話の読み聞かせをとおして、人の心や知恵に触れさせる
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- 高学年・中学校/絵本から学ぶ「別れのとき」〜人生で大切なことを学ぶ〜
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- 女教師・学校を動かす術
- 教務主任日記
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- 〜移行措置準備委員会を設置し、3年計画で体制・内容を整える〜
- 生活主任の気配り
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- 〜どんな時にも良いイメージを持って前向きに組織で動く〜
- 学年主任の学年マネージメント
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- 〜学年会には、プロットを提出する〜学年会の時間を短縮する〜〜
- パワーと秘策で学級を立て直す
- 教師自身が楽しい雰囲気を醸し出す
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- センスある女教師を目指して
- 憧れの女教師をイメージする
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- 女子学生ただいま教師修業中
- 教師になりたい私がやってきたこと
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- 子育て奮戦記
- 連絡網にまつわるプチ事件
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- 中学女教師・腕力なき指導を目指して
- 教師修行〜笑顔とユーモアで生徒に勝つ
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- 女教師はまたまた見た
- なぜ今になってセクハラ!? アラフォー女教師、万策で闘うの巻
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- 保健室奮闘記 (第46回)
- 父の死は、多くの大切な事を教えてくれました
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- 女教師喫茶室
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- 編集後記
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- 教室で絵手紙を描こう
- 貼り絵の絵手紙
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巻頭言
自分を知ることからはじめよう
本誌編集長 石川裕美
女教師の特徴をまとめてみた。新しいことがらに対して慎重である。「やってみよう」より、「できるのか」が先にくる。おおまかな概念より、細かく考える。「だいたい」よりは、「完璧」をとる。自分のことにまい進するより、周りのことが、目に入る。
日々の生活の仕事は、こまごまあり、とりとめなく仕事をしているのが現状だ。パソコンの前に座ろうと思っても、わきの洗濯物が気になる。部屋の乱雑さに苛立つ。お腹がすぐに減るので、とりあえず口にして、時間をとってしまう。細々と動いていくうちに、原稿を書く気がおきなくなる。こんなことの繰り返しで、すっかり自信はなくなっていく。
教育界は、日々変化をして、息苦しい。一つの通達が、なんだか圧迫してくる。トラブルがとても重く肩にのしかかる。
こんなふうに、坂道をころげるように、どんどんと気分は落ちていくのだ。
これは、女性が陥りやすい思考だ。ここからの脱却が必要だ。
まずは、自分を知る。そうだ、私はこういう人間だ。身の回りの細々していることが、解決できているのは、自分が仕事をしているからだ。そのおかげで、みんなが快適にすごせている。きめ細かい配慮は、男性より優れているし、子どもたちを見ることでは、重要である。そして、自分の実力だ。思っているほど、優れているわけではない。どの人も大差はないのだ。完璧にできるほど自分の力なんてたいしたことはないのだ。少しずづ前進することでしか向上はない。肩の力を抜いてみよう。きっと目の前が明るくなるはずだ。
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- 明治図書