女教師ツーウェイ 2009年9月号
小さなトラブル→大事件にしない危機管理

N054

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女教師ツーウェイ 2009年8・9月号小さなトラブル→大事件にしない危機管理

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ジャンル:
授業全般
刊行:
2009年7月22日
対象:
小・中
仕様:
A5判 124頁
状態:
絶版
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目次

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特集 小さなトラブル→大事件にしない危機管理
巻頭論文
日頃からの準備が大事
石川 裕美
怪我をした時
鎌倉 輝美
骨折
菅野 裕紀子
永久歯の怪我
松島 裕美
校内の器物破損事件
守田 のぞみ
クラス内でのけんかのこじれ
田畑 典子
子どもがいなくなった時
梅垣 紀子
校外での遊びのトラブル
岩岸 節子
大規模なけんか
松尾 清恵
他のクラスの子とのけんか
白井 朱美
他の学年とのトラブル
藤原 佳澄
校外学習でのトラブル
川神 幸
学校外で器物破損
福井 三千穂
いじめが発覚した場合
齋藤 一子
不登校になりそうな場合
赤井 真美子
物を隠された子
矢吹 優子
物をとられた子
中田 清香
中学校 校内での暴力事件
伊藤 和子
中学校 器物破損
斎久 美子
携帯サイトでの事件
小川 晶子
高校での諸事情
どんな場合でも、コミュニケーションを取ることが大切!
川辺 美和
問題を発見したらすぐに行動することだ
江川 しずか
男の先生と、女の先生
空白禁止の原則
辻野 裕美
TOSSデー報告
福井 三千穂鈴木 はるみ天沼 和子
おすすめグッズ・整頓術
竹中 洋子
巻頭言
女教師は2倍悩んで追い詰める
石川 裕美
男教師から見た“…ですよね”女教師論
私の人生を変えてくれた女教師
吉原 尚寛
あの方に聞きたい本音の話
小嶋悠紀氏 若さに甘んじることなく突き進むTOSSの寵児
石川 裕美
〜小嶋悠紀〜
辛口の応援歌―男先生からみた“女先生の教師修業”
トラブルは、成長の糧になる
向山 洋一
あの頃は若かった―ベテラン教師の若いとき
算数問題解決学習と出会った日、研究主任としての任務を全うしなければならなかった
石川 裕美
すぐ使えるイラストページ
夏休みのおたよりカット
花本 亜由美
夏休みの作品展の見出しと名札
辻野 裕美
学年別・今月のおすすめ指導
夏休みあけのおすすめ授業
1年生/最初で全員を巻き込む
山本 かおり
2年生/詩の音読で声を出そう
倉持 郁子
3年生/楽しい活動でスタート
小室 由希江
4年生/オノマトペで楽しく
井上 和子
5年生/一気に夏休みモードを払拭する
有村 紅穂子
6年生/手本を示して思い出す
梅田 悦子
中学生/復習の大切さを教える
山岡 智子
すぐ使えるファックスページ
2学期の学力づくり
1年用/1学期算数の難所をチェック!
本間 尚子
2年用/繰り下がりの計算の説明を全員できることも大事な要素
石川 裕美
3年用/あまりのあるわり算をマスターしよう!
横崎 邦子
4年用/わり算の筆算のアルゴリズムと補助計算の確認から始める
白井 朱美
5年用/既習事項の弱点を補って基礎力アップ!
乙津 優子
6年用/移行措置問題で力をつけよう
正木 恵子
名作からの心の教育
低学年・中学年/「賢者の贈り物」から思いやりについて考える
谷岡 聡美
高学年・中学校/エルトゥールル号事件から国や時を超えた友情について考える
冨築 啓子
女教師・学校を動かす術
教務主任日記
細羽 朋恵
〜職員室の黒板に下校時刻や会議開始時刻を明記する〜
生活主任の気配り
山口 美智子
〜具体的な事実をつかみ指導に生かす〜
学年主任の学年マネージメント
鈴木 恭子
〜学年団経営は、学級経営の視点で取り組む〜
パワーと秘策で学級を立て直す
荒れた学級を立て直す五大原則
神谷 祐子
センスある女教師を目指して
子どもが「私たちの先生が一番!」と思えるような存在であるために
荻野 珠美
女子学生ただいま教師修業中
仲間と共にあこがれを追って
太田 真美
子育て奮戦記
娘語録に我が身を振り返る!
太田 由依子
中学女教師・腕力なき指導を目指して
押さえどころと共通理解と
水谷 美穂子
女教師はまたまた見た
一人が変わろうとすれば、みんなも変わろうとする
中川 とも子
保健室奮闘記 (第44回)
養護教諭TOSSデーが提起したものは実に大きいものがあった
松島 裕美
女教師喫茶室
石川 裕美
編集後記
石川 裕美
教室で絵手紙を描こう
クレヨンのはじきを生かして
瀧尾 恵美子

巻頭言

女教師は2倍悩んで追い詰める

本誌編集長 石川裕美


 毎日の授業、サークル活動、研修会、教材研究、校務の仕事、どれもこれもしっかりやりたいが、体が追い付かない。疲れがなかなか取れない日々が続く。健康な体でこそ、子どもたちに良い教育ができる。健康であればこそ、ちょっとの無理もして、仕事に取り組める。新しいアイデアや、授業の工夫もできるというものだ。

 日々、重い体を引きずり鞭打って、仕事をしている。早寝をしようと思っても、ついつい遅くなる。そして、また疲れがたまる。延々と続く悪循環である。「休みなさいよ」という同僚の声も、実は辛い。できっこないからだ。

 そんな時は思い切って、一日休むことだ。休みを取って、家の中でゆっくりすごそう。

 休みを取る……ことが、実は女教師は苦手である。休暇を取っても、心は休まらない。サークルを欠席した。何か悪くて「すみません」を連発する。休んだのだから休めばいいのに、いつまでも悩んでしまう。休んでいるのに、追い詰めているのだ。体も心も、脳みそもみんな力を抜いて、休ませないと、いつか歯車は壊れてしまう。

 どうすれば気持ちが切り替わるのか、気分転換ができるのか、自分でコントロールするしかない。たぶん、男性はその点、女性より上手なのかもしれない。

 自分の大好きなことを見付けて、楽しい気持ち、夢中になる気持ちを取り戻そう。そうすれば、自然に仕事へのエネルギーがわいてくる。目の前の子どもたちの小さな良さが、目に飛び込んでくる。子どもたちの笑顔に気付いているだろうか? 自分の笑顔、気付いていますか?

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