学校マネジメント 2009年5月号
学校の特別支援教育:陥り易い問題点23

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学校マネジメント 2009年5月号学校の特別支援教育:陥り易い問題点23

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ジャンル:
学校経営
刊行:
2009年4月8日
対象:
小・中
仕様:
B5判 80頁
状態:
絶版
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目次

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特集 学校の特別支援教育:陥り易い問題点23
特別支援教育:私の“強烈な思い出”
小学校通常学級で授業が成り立たない―担任への支援も含めた支援体制づくりの必要性―
河田 将一
心が折れないように
安部 雅昭
普通の生活が送れないようにした責任はだれがとるのですか
大森 修
A君の圧倒的プラス思考
小松 裕明
手も足も出なかったあのころの自分
平中 健也
私の勉強不足を訴えたT君の行動
川口 達実
発達障害児研究の今:何がどこまで明らかになったのか
川久保 友紀
行動特性から知る:発達障害にはどんな種類があるのか―早期発見と対応ヒント
飯田 順子
特別支援の学校体制・チェックポイントはここだ
医師からみて:学校が陥り易い問題点
林 隆
指導行政からみて:学校が陥り易い問題点
大南 英明
保護者からみて:学校が陥り易い問題点
中西 仁
研究者からみて:学校が陥り易い問題点
横山 浩之
コーディネーターからみて:学校が陥り易い問題点
高橋 佳子
カウンセラーからみて:学校が陥り易い問題点
上地 安昭
もしかして?「この子は…」と思ったとき→どうするか―やるべきこと・やってはいけないこと―
保護者から「この子は…」と相談されたら
平松 孝治郎
担任から「この子は…」と相談されたら
槇田 健
養護教諭から「この子は…」と相談されたら
小嶋 瑞紀
〈ビギナーズ教師を指導するために〉特別支援教育をめぐる疑問点QA
平山 諭
特別支援教育に必要なキーワード解説
岡崎 慎治
教師の必読文献:私の一押し・二押し
大事なのは成人期の社会適応と教えてくれた本
大場 龍男
『発達障害の子どもたち』『自閉症児のY君が就職するまで』は私のバイブルである
水野 彰子
実践の根拠を学ぶ
伊藤 雅亮
親向けの行動変容の本に、現場に役立つ方法が満載
五十嵐 勝義
小学校英語授業をこうつくる (第2回)
人とのかかわりを大切に言語や文化に触れる体験を!
前田 陽子
校長室の環境づくり (第2回)
学校づくりの要としての校長室
福田 光男
講話で語る祝日の由来 (第2回)
「バラク」「勝」「茂」「憲」
小松 眞
教師の人間力―キー・コンピテンシーを考える (第2回)
進む人間力の国際標準化
立田 慶裕
学校は何を期待されているか―新指導要領が刺激したもの (第2回)
タフな人材こそが今後の社会のかなめ
無藤 隆
私から見た“全国学テの光と影” (第2回)
テスト結果の公開が有効活用の条件
貝塚 茂樹
大阪“教育の陣” (第2回)
家のしんどい子は、勉強もしんどい
長谷川 潤子
新指導要領の学力観と学力評価の方向 (第2回)
説明責任から結果責任の時代へ
加藤 明
〜評価にこだわる指導の大切さ〜
担任への不満―親の本音の拾い方 (第2回)
アルゴクラブブームが示すもの
高濱 正伸
〜よりよい学校づくりのための塾からの提案A〜
編集後記
樋口 雅子江部 満
こんなことご存知? 学校のトレンディ (第2回)
子どもの町づくり活動「城南CITYカーニバル」
岡田 要

編集後記

○…小社のネットランキングで常に上位を占めているのが、特別支援教育関係の著書です。教科のように定められた? 教科書があるわけではないだけに、どうしたらよいのか、戸惑っている方が多い―ということなのかも知れません。

 しかし? ここ数年、かなりさまざまなことが明らかになってきて、対応のノウハウの提案もあれこれ出されています。

 しかし、まだ、一つの学級に一人か二人はいるといわれる発達障害の子どもを、統合教育のなかで、どういう対応をしていけばよいのか、これなら絶対というものがないだけに、やはり戸惑うところも多いのではないかと思います。

 新学期、特別支援教育に配慮した学級編成がなされているとは思いますが、それでも? 当然のように問題が起こることが懸念されます。

 本号は、ちょうどそういう時期に刊行するタイミングでもあり、こういう事態は、こういう対応で乗り切ることができる―というアドバイスを、先達の方々からいただきました。

(樋口雅子)

○…久しぶりに長い間の戦友が北海道の北のはずれから会社を訪ねてきた。ご存知の北海道の状況下で、中学の教頭を務めてきた彼には、校長就任は無理かもしれない、といううわさもあり、私はそのことで彼が状況に「負け」ていないか心配してきた。しかし彼は元気だった。食事のあと「カラオケ」にさそったところ、その歌のうまさに驚いた。演歌を歌うことで、元気百倍になるとのことだった。(その後校長就任の知らせあり)

○…私も演歌を歌い始めて六年になる。腹の底から声を出せと私の師匠は「演歌の道」を説き、私はその指示に従った結果、出っぱった腹がへっこみ、体重が十キロも減った。折りしも大学の友人たちが時どき「カラオケ」をさそってくれ、喜んで出かけているが、私が冒頭で歌うのは、美空ひばりの「一本の鉛筆」である。一本の鉛筆があれば、「私は戦争はいやだ」と書き、「夫を帰せ」「子どもが欲しい」と書く。私はこの歌を歌いながら、あの「ひばり」がと共感し、改めて平和教育の決意を固めるのだ。演歌はすばらしい。生きる力を与えてくれる。

(江部 満)

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