学校マネジメント 2007年11月号
'08経営プランに生かす“教育改革の重点”

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学校マネジメント 2007年11月号'08経営プランに生かす“教育改革の重点”

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ジャンル:
学校経営
刊行:
2007年10月5日
対象:
小・中
仕様:
B5判 78頁
状態:
絶版
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目次

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特集 ’08経営プランに生かす“教育改革の重点”
学校経営を揺さぶる“改革情報”のベスト3
「当事者意識、参画、評価、公開、共汗」
門川 大作
教育改革への懸念
佐藤 康弘
ベスト3から外れた小ベスト3
澁澤 文隆
全教科での「言語力」の育成
田中 博之
魅力あるビジョンとコンセプトの発信
角田 元良
組織として機能させる
藤井 千惠子
気になる三つのこと
間嶋 哲
改革の中で、信頼される教育を!
保川 昌弘
家庭教育支援は喫緊の課題
山村 幸太郎
新教育課程への移行と08年度の学校経営の焦点
工藤 文三
学校経営に関わる改革情報のウオッチング
“再生会議”の動向の読み方・生かし方
森 隆夫
“中教審”の動向の読み方・生かし方
齋藤 勉
“授業時数10%アップ”―どんな対策があるか
“土曜プラン”のねらいと中味の紹介
明石 要一
夏休み短縮のカリキュラムづくりのヒント
八尾坂 修
2学期制導入で授業時数増のヒント
若井 彌一
“副校長・主幹教諭・指導教諭”体制づくりのポイント
主幹教諭と指導教諭は学校活性化の切り札
木 克
学校の適正な管理・運営体制を確立するための「中間管理職」の設置
澤田 哲夫
管理職の増員で学校は自立できるのか
穂坂 邦夫
学テ→学力観の転換→知識活用型への対応策
表現体系を活かした知識活用型学力の育成
中原 忠男
知識活用型への対応策
坪田 耕三
学校経営プランに挿入する“学校教育法の改定点”
愛国心問題にどう取り組むか
北 俊夫
公共性の指導にどう取り組むか
向山 行雄
学校評価をどう取り入れるか
竹田 敏彦
徳育・規範意識の育成にどう取り組むか
松井 輝善
家庭教育へのアプローチのポイント
柴山 雅由
教育課程改定の動向と学校経営―何をどう取り入れるか
「考える」授業とその時間の確保を!
安彦 忠彦
『子どもの実態』・『地教委の教育プラン』との関連
嶋田 英樹
“時代の激変”に対応した経営プランの条件
教員の多忙化問題への対応策
佐藤 範男
教師の質向上への研修ポイント
加藤 明
特別支援教育の体制づくりの留意点
安藤 隆男
モンスター保護者への対応ヒント
大串 正弘
08年度の教員評価―見直し点はどこか
教育の特質を踏まえ、教師のやる気と力量を高めるシステムへ
小泉 祥一
教員の《外部への説明能力》を高めること
矢野 英明
教員の資質や指導力の向上を目指して
永野 康明
食育のための学校ガーディニング (第8回)
「連続的な活動」「双方向(ツーウェイ)」を意識
竹内 正宏
学校に伝統文化の活動を (第8回)
地域プライドの育み
中村 哲
親向け教育情報誌ウォッチング (第8回)
シングルエイジに焦点を当てた雑誌
明石 要一
管理職のための“教育のレシピと隠し味” (第8回)
「最後の相場師」の全人格的判断
光岡 洋一
教育バウチャー:いやでも?学校が変わる仕掛け (第8回)
学校評価のポイントは何か
福井 秀夫
教育課程改定と学校経営の改革点 (第8回)
授業時数はどう変わるか
菱村 幸彦
学校研修を刺激する処方箋 (第8回)
「保護者」参画型の創意工夫(3)
小森 茂
〜“悩みや願い”もPISA型も共有しよう〜
“割れ窓”理論の生徒指導―ゼロトレランスが学校の秩序を回復する (第8回)
日本における実践事例(2)
藤平 敦
07’管理職に必要なクライシスコミュニケーション (第8回)
危機を招く「3つの内部原因」を認識せよ!
伊原 正俊
〜@最大の原因は、全教職員の「危機管理意識の欠落」だ〜
“地域の声”と学校はどう向きあうか (第8回)
保護者や地域はモンスターか?
成山 治彦
校長講話 3分話の知的ネタ (第8回)
節目の話…「二十四節気ってなに?」
加藤 宣行
寺脇研の“教育再生”私案―諸プランの採点に立つ代案提言― (第8回)
モトを糺せばあきれた足立区教委
寺脇 研
編集後記
樋口 雅子江部 満
日本音楽と日本文化 (第8回)
近世邦楽の父 八橋検校
田中 健次

編集後記

○…5月19日―教育3法案通過

5月29日―再生会議2次報告案了承

 (その後、8月31日には中教審の指導要領の素案が示されたりしましたが)手元にある新聞の切り抜きを並べただけでも、刻々と、そして、かなり学校経営で考慮しなければならない案件が浮上していることを窺わせる事態の推移だと思われます。

 仮に隔週の土曜に授業を行うとしたら、08年度の学校カリキュラムは大幅な見直しが必要になることは必定でしょう。

 このほかにも、県によっては教師がFA宣言をして自らを売り込む?というシステムを作動させているところもあります。やがてこういう時代が広く訪れるという観測もあります。そうなると自らのキャリアをポートフォリオにファイリングするということが当たり前だといわれる欧米式の職業意識が必要になる時代になるかと思われます。

 そんな時代背景を背にした08年度の学校経営プランは、〈教育改革〉のどんなところを、学校経営のどういうところに挿入していくことが求められているのか―全体像をつかめるような形で問題提起をしていただきました。

(樋口雅子)


○…教員免許更新制は二〇〇九年度から実施される。「十年に一度、三十時間の講習程度で教員の資質が向上したり、ダメ教師が本当に排除できるのか」といった批判も出ている。早くも都道府県教育長協議会は、去る八月下旬に開かれた中教審教員養成部会に「免許更新講習は土、日、長期休業中、夜間等に行う」などを求める意見書を提出している。

○…更新講習の実施方法では、教員や学校の教育活動に支障を与えないような配慮を要請したわけだが、当の大学側からは長尾彰夫氏(大阪教育大学)のように、「果たして大学の教員に教員免許の更新講習ができるものであろうかという不安に、教員養成大学の副学長としては隠すことのできない」と率直に新聞で表明していた。その反面で、「実はほっとしているところもある」と書き、「教員免許更新の講習をともかくも引き受けることによって、教員養成大学は社会的に必要なもの、その存在が許されていく」としている。しかし問題は十年に一度、三十時間の講習程度で大丈夫なのかと私は心配になる。(江部 満)

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