- 特集 研究的模擬授業の効果を確かめる
- 提言・研究的模擬授業のよさは何か
- 一人の教師が一〇〇回の研究授業を経験してプロの入口に立つためのすぐれた方法
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- 効果の中身を吟味すること
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- 小さな「P―D―C―A」
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- 三つの「ある」が、「よさ」である
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- 授業技量向上を体感できる
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- 名人がすすめる研究的模擬授業とは
- 国語科のおすすめ授業
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- 社会科のおすすめ授業
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- 算数科のおすすめ授業
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- 理科のおすすめ授業
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- 体育科のおすすめ授業
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- 図工科のおすすめ授業
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- 研究的模擬授業体験で何がわかったか―小学校
- 緊張感と上級者の指導二つがあるから腕が急上昇する
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- 授業が劇的に向上し、珠玉の原則が学べる研究的模擬授業
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- 仲間と切磋琢磨して教師修業する
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- D表評価項目が授業を向上させる目を養う
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- 量は質に転化する。腕を上げるには量をこなすしかない
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- 研究的模擬授業体験で何がわかったか―中学校
- 二回のTOSS授業技量検定受検で分かったこと
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- 緊張場面に立つことで、見えてくるものがある
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- 模擬授業体験は授業を評価する力をつける
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- 「場数」「緊張体験」が教師の力量をアップさせる
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- 模擬授業がこれまでの研究会を変えた
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- サークルの模擬授業審査でわかったこと
- 授業の基本をマスターせよ
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- 自覚できない悪癖を修正する努力の道筋を示せる
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- 授業のつかみ一五秒を見れば力量がわかる
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- 莫大な量の練習が授業技量を向上させる
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- 研究的模擬授業のためにどんな準備をしたか
- 教材と「葛藤」する
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- 現地の空気に触れ、現地の人に話を聞く
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- 身の丈ほどの本を読み、調べつくす
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- 手間暇かけて調べ、サークルで検討してもらう
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- 段取り力と対応力が鍛えられる
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- 熱中・集中した授業づくり
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- 教師修業への助言
- 日々学び続ける
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- 読解力向上をめざす授業づくり 国語科でめざす授業づくり (第8回)
- 大反響!新分析批評ワーク
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- 読解力向上をめざす授業づくり 社会科でめざす授業づくり (第8回)
- 一行のまとめをトピックセンテンスとして文章を書かせる(3)
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- 読解力向上をめざす授業づくり 算数科でめざす授業づくり (第8回)
- TOSSサマーセミナー「時刻表の授業」
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- 〜PISA型読解力育成の授業モデル〜
- 読解力向上をめざす授業づくり 理科でめざす授業づくり (第8回)
- 写すことも勉強です
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- 日本人の気概を教える 《小学校》 (第8回)
- 世界最先端の発電システム「海洋温度差発電」は、日本人の誇りである
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- 日本人の気概を教える 《中学校》 (第8回)
- 世界に誇る「崇高な規範意識」
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- 子どもの規範意識の育て方 (第8回)
- 規範意識を高める家庭との連携強化策
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- 授業の技を磨く (第8回)
- 教師に足りないものを増やす技
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- 教材・授業開発研究所情報
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- 編集後記
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編集後記
○…かつて向山洋一氏は明言されていました。「六十年代文化は、一方通行―ワンウェイ型の啓蒙文化であった」と。しかし、「八十年代文化は、ワンウェイを過去のものとした。国民の知的水準の向上、情報メディアの発達がツーウェイ型文化をもたらした」と。今日でも「ワンウェイ型啓蒙文化」は教育学の世界で変わりがなく、相変わらず初期の法則化運動を批判していて進歩が全く見えません。
○…向山洋一氏は「模擬授業こそ教師の授業指導を向上させる唯一の方法と言ってもいい」、ただし次の条件があると言います。「その場に、正しく授業を批評し、その場で代わりの指導≠やってみせる教師がいればである」と。その後、千葉大学で開かれた日本教育技術学会でも「研究的模擬授業」が取り上げられ、やってみると面白く、授業技量の向上にも役立つとの好評を得て、その後、多くの学校、サークルでの追試として、全国的に広まっています。
○…大森修氏は「同一教材で模擬授業をする」ことを提案されています。代案は出せなくとも、どちらがよいかぐらいは誰でも分かるからだ、と言うわけです。さらに内容を充実させるために、評価の観点が必要になるといいます。
例えば敢授業の始まり(十五秒)のつかみ、柑子どもへの目線、桓あたたかな表情・対応、棺明確な発問・指示、款心地よいリズム。
これはTOSS授業ライセンスD表評価項目であり、各十点で採点すれば優劣が明確になると大森氏は言います。さらに模擬授業は全担任教師がしなければならない、自分を安全圏に置いていたのでは、授業力がアップしないと強調されていました。本号は「研究的模擬授業の効果を確かめる」特集です。
(江部 満)
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- 明治図書