自閉症教育の実践研究 2006年4月号
1号 自閉症の子どもが成長・発達する支援と対応

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自閉症教育の実践研究 2006年4月号1号 自閉症の子どもが成長・発達する支援と対応

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ジャンル:
特別支援教育
刊行:
2006年3月31日
対象:
小・中・他
仕様:
B5判 64頁
状態:
絶版
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目次

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特集 自閉症の子どもが成長・発達する支援と対応
特集について
/上岡 一世
提言・自閉症教育を見直す
教育支援の課題
/宮崎 英憲
学校組織として自閉症教育への取り組みを!
/小塩 允護
実践事例
基本的生活習慣の確立
給食を投げるA君が、落ち着いて食べられるまでの実践報告〜行動の分析、対象に焦点を当てて〜
/本井 健太
着替え行動の確立を目指して〜「問題行動」の低減を図りながら〜
/道本 ゆかり
生活リズムの乱れを整える〜排泄時のこだわりへの対処〜
/加藤 公史
歯ブラシを一人で動かそうと意識するようになった子どもの事例
/小多 抄子
集団生活参加能力の向上
遊ぶ楽しさを覚えた子どもの事例〜箱ごと、丸ごと、ピンポンダーツを作って遊ぼう〜
/山�ア 康代
小集団活動(朝の会)に参加できるようになった子どもの事例
/登 逸子
落ち着いて自発的に次の学習に取りかかることを目的とした自立活動の指導
/中尾 恭子
コミュニケーション能力の向上
ことばのやりとりがうまくいかない子どもの事例
/青山 新吾
好きな食べ物を自分で選んで食べたいな〜絵や写真を押さえたら、ほしい物が伝わるよ〜
/岩永 美智子
社会生活力の向上
一人で買い物ができるようになった子どもの事例
/高橋 章二
地域にいきる生活単元学習
/長光 悦子
職業技術の向上
本校における自閉症児への作業学習支援
/淀谷 將
一人一人の個性を生かした事例
/泉 裕志
「自閉症教育の実践研究」誌創刊にあたって
/上岡 一世
子どもの作品
/永井 峰子
自閉症の子どもに効果的な教材・教具
工夫満載!楽しいグッズ
/藤原 彰子
自閉症の子どもに効果的な授業の工夫
「おやつ」の時間の試み
/猪子 秀太郎
学校と家庭の効果的な連携の実際
遅刻・欠勤の多いM君への支援
/後藤 秀仁
こんな余暇の利用の仕方がある
目指せ!鉄道マニア!〜鉄道ノート作りを通して〜
/石間 浩二
こんなパソコンの利用の仕方がある
電子掲示板を利用した遠隔協働学習
/石部 和人
こうすれば不適切行動は改善できる
多動が改善され、目的を持った生活を送るようになったA君の事例
/水口 祥恵
実践研究
友だちとのかかわりを育む、個の特性に応じた取り組み〜調理活動を通して〜
/徳永 光真
何でも教育相談室
自閉症児へのはじめてのかかわり〜自閉症の正しい理解に基づく支援を〜
/日向 正明
わが校の自閉症教育
分かりやすい環境・できる環境
/平野 和代
本の紹介
『自閉症の子どもへのコミュニケーション指導』
/上岡 一世
生きる力を身につける指導・支援 (第1回)
生きる力とその捉え
/渡部 匡隆
高機能自閉症の子どもへの対応法 (第1回)
「答え」から考える
/吉松 靖文
自閉症の子どもたちとのコミュニケーション改善法 (第1回)
行動分析からのアプローチ
/肥後 祥治
企業で働く人たち (第1回)
「ぼくは、社会人4年生」
/小島 秀子
自閉症の子どもを育てて (第1回)
自閉症は教育で改善していく障害〜素晴らしい先生方とのめぐり会い〜
/大橋 すみ子
就労を実現する自閉症教育 (第1回)
就労の実現に何が必要か
/上岡 一世
編集後記

特集について

自閉症の子どもが成長・発達する支援と対応


最近,教師から「自閉症の子どもの指導は難しくて大変だ。どのようにかかわればよいか分からない」という声をよく耳にします。一方,保護者からは「1年間指導をしてもらったのに子どもは一向に成長していない。むしろ退行しているのではないか,とさえ思う」「この1年で不適切行動が増えた気がする」という不満の声も聞かれます。自閉症の子どもは本当に支援,対応が難しいのでしょうか。成長,発達するのが難しい特別な障害があるのでしょうか。決してそうではありません。現に,学校や家庭では情緒不安定で,なかなか適応できなくて,日々のかかわりが大変だ,と言われていた子どもが,教師の適切な支援,対応により,確実に成長,発達の道を歩み続け,最終的には学校や家庭だけではなく,地域や職場でも生き生きと活動できるようになった事例があります。要は,自閉症という障害が問題ではなく,指導者がどういう支援,対応をするかで,彼らの成長,発達も,将来も決まってくるのです。自閉症という障害は,個々により知的な能力も違い,障害にも偏りがありますから,支援,対応は簡単でないことは確かです。しかし,彼らが成長,発達しないことを,彼らの障害のせいにすることだけは避けなければなりません。指導者が自閉症という障害を理解し,適切な支援,対応ができれば,彼らは当たり前に成長,発達し,社会参加できる存在なのです。言い換えれば,自閉症の子どもは,障害の程度よりも指導者の力量により,変わりうる存在である,と言えそうです。

では,自閉症という障害を理解し,子どもを成長,発達させる支援,対応とは,いったいどういう取り組みを言うのでしょうか。

この特集では,自閉症の子どもに必要とされている5つの指導領域(基本的生活習慣,集団参加能力,コミュニケーション能力,社会生活力,職業能力)を取り上げ,自閉症の子どもの実践で成果を上げておられる先生方に執筆をお願いし,具体的な支援法,対応法をまとめていただきました。日々の実践の場でお役立てください。

(上岡一世)


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