学校マネジメント 2006年7月号
“子供の道徳力”UPの新しい方法:研修読本

J588

«前号へ

次号へ»

学校マネジメント 2006年7月号“子供の道徳力”UPの新しい方法:研修読本

紙版価格: 859円(税込)

送料無料

電子版価格: 772円(税込)

Off: ¥87-

ポイント還元20%

ファイル形式

PDF
ジャンル:
学校経営
刊行:
2006年6月7日
対象:
小・中
仕様:
B5判 78頁
状態:
絶版
出荷:
ダウンロード
定期購読

目次

もくじの詳細表示

特集 “子供の道徳力”UPの新しい方法:研修読本
子どもの道徳力を測るモノサシ―私のチェックポイント
身につけさせたい二十の心得
渡辺 千秋
道徳性のあるなしは、具体的言動ができるかどうかで分かる
山田 高広
身近な数字をモノサシとして活用する
伊東 冨士雄
チェックポイントは、できたかどうかがはっきりわかる項目にするからこそ活用できる
細羽 正巳
子どものしつけ=保護者に要求するミニマム
気持ちのよい返事・挨拶ができること
寺本 聡
我を取り去る「訓練」は家庭でしか身につかない
槇田 健
「ありがとう」「ごめんなさい」…が言える子どもに
渡辺 尚人
森信三先生の教え
脇 規洋
学校が育てるモラル意識―これだけは育てたいミニマム
折り合いをつける
高橋 利夫
学校における集団の教育力の再生を
吉永 潤
職員室へ出入りの指導でケジメ意識を育てる
野崎 恭一
モラルはいかにして成立したのか
山根 爽一
子どもの自己評価を踏まえた目標管理と教師の支援
玉井 康之
“教育勅語”―今、学校で生かせる点はどこか
日本人としての「品格」「風格」の再興の原点として
野口 芳宏
道徳的自律を目指す道徳教育から、教育勅語を考える
荒木 紀幸
教育勅語の徳目を徹底的に指導しよう
目賀田 八郎
“教育基本法”改正と育てたいモラル意識
モラルはどう教えるべきか
諏訪 康雄
個人の自己実現と個性・能力・創造性の涵養
宮崎 正康
モラル意識の淵源としての「愛国心」
安藤 豊
教員の行動規準表―虚像としての教員像から実像としての行動規準表への転換
佐藤 全
モラルハザードを防ぐ=小さな綻び発見ポイントと対応策
言葉遣い
冨士谷 晃正
挨拶
垣内 秀明
整理整頓
東田 昌樹
ルール違反
進士 かおり
いじめ
永島 稔明
嘘をつく
八和田 清秀
わがまま
櫛引 丈志
モノを粗末にする
広山 隆行
怠ける
太田 政男
浪費
八巻 寛治
盗み
林 宣行
子どもの道徳力UP=講和ネタ&PTA話材
公徳心を育てる講和ネタ&PTA話材
貝沼 浩晃
郷土愛を育てる講和ネタ&PTA話材
新村 勲
生活習慣の形成を育てる講和ネタ&PTA話材
澤田 好男
礼儀を育てる講和ネタ&PTA話材
伊藤 雅亮
友情を育てる講和ネタ&PTA話材
立石 佳史
権利と義務意識を育てる講和ネタ&PTA話材
谷 和樹
子どもが盛り上がるわが校の行事イベント (第4回)
たてわり班と「遊びの日」
落合 静男
わが校の学校図書館 (第4回)
読書好きの生徒を生み出す工夫
黒木 俊治
医師と教師―1人前になるシステムを考える (第4回)
面接
鈴木 守
教師を元気にするコーチングの活用 (第4回)
コーチング・スキルとは
千々布 敏弥
スクールマネジメントの基礎―国政レベルの議論失敗から学ぶもの (第4回)
「現状認識」の問題〜その3〜
岡本 薫
〜マーケットを直視せよ〜
“管試問題”に見るこれからの学校経営者像 (第4回)
学校が「できること」と「できないこと」
長南 博昭
若手への意見のし方 心得帳 (第4回)
保護者とのコミュニケーションの取り方
駒井 隆治
“ウリ部分”をつける新しい教員研修 (第4回)
フィールドワーク
懸川 武史
地方分権で教育課程編成はどう変わるか (第4回)
教育課程の基準性の弾力化の可能性
工藤 文三
ネット社会の新しいモラル教育―私の提言
やってはいけないことを自制するモラルを
小森 栄治
好奇心のコントロール
棚橋 健治
学校・教育の情報化の課題
柳澤 要
編集後記
樋口 雅子江部 満
藩校を訪ねて (第4回)
徂徠学を教学し、少人数で、個性を重視した「到道館の教育」
長南 博昭

編集後記

○…最近、家庭の教育力が衰えて、しつけもほとんどされていないのではないか─と思えるような子どもも増えつつある─という嘆きを聞くことが増えてきました…。

 先日、給食費のコゲつきはもう天井知らず…という報道がなされ、逆にタダにした町もあるとか。

 タダほどコワイものはない、代価はちゃんと払うほうが身のためだと思うのに…。

 何しろこういう親の姿勢は、子どもの倫理観を確実に蝕む…と思います。

 家庭の教育力格差こそが、今、一番困った問題ではないでしょううか。それが所得格差と連動している場合が多いだけに深刻度は大きいといえるという、嘆き節が教師から聞こえてきます!

 そこで改革への足がかりとなると思える、さまざまな動きをご紹介すると同時に、温故知新の、道徳教育のもっとも根幹にかかわる問題の再検討と指導のポイントについて、ご紹介いただきました。

(樋口雅子)

○…東京都教育委員会は、学校の職員会議で挙手や採決を行うことを不適切とする通知を出した。もともと職員会議に関する法規定はなく、慣習として認められたものだ。だから今回の通知は、校長の権限を改めて確認する通知でもあった、といえる。しかし、さっそく一部マスコミや評論家は民主主義の多数決の原理に反するなどとして都教委を批判している。

○…元都立高校長などは「教育の活力を奪う挙手禁止だ」と批判し特定の教育観をおしつけるために、異論を排除するものだ、ときめつけている。しかし教職員による採決は校長の権限を奪いかねず、教職員組合の勢力が強い学校では、職員会議があたかも最高議決機関であるかのように誤解されてきた事実も存在するのだ。だから今回の通知は「校長の権限」を改めて考え直すよい機会といえるのだ。

○…批判者の言うように、「特定の教育観を押しつけるために、異論を排除する」ようなことはさけなければならない。自由な教育論議をリードすることも校長の指導力といえるからだ。校長先生のリーダーシップを大いに期待したい。

(江部 満)

    • この商品は皆様からのご感想・ご意見を募集中です

      明治図書

ページトップへ