学校マネジメント 2006年6月号
プロ教師力をつける“新しい校内研修”

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学校マネジメント 2006年6月号プロ教師力をつける“新しい校内研修”

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ジャンル:
学校経営
刊行:
2006年5月8日
対象:
小・中
仕様:
B5判 78頁
状態:
絶版
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目次

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特集 プロ教師力をつける“新しい校内研修”
プロ教師力を育てる新しい学校力とは―と聞かれたら
「学びの専門家」としての教師へ
谷井 茂久
教育研究を核とする組織開発力
北神 正行
授業検討会で学校力を高める
藤岡 秀樹
“時代が要請”する新しい学校力と校内研修の課題
基幹学力をつける校内研修の課題
尾ア 正彦
IT化を推進する校内研修の課題
中川 一史
小学英語を推進する校内研修の課題
長瀬 荘一
プロ教師力がつく新しい校内研修の導入法
授業力がつく模擬授業方式の導入法
小高 進
対応力がつくコーチング方式の導入法
河北 隆子
IT力がつく電子黒板の導入法
三浦 伸敏
特別支援力がつくスクリーニングの導入法
横山 浩之
「新しい課題」に取り組む校内研修とは
学力保障に取り組む校内研修とは
磯貝 芳彦
学力格差に取り組む校内研修とは
木村 忠典
小・中一貫に取り組む校内研修とは
山元 隆春
キャリア教育に取り組む校内研修とは
仙ア 武
地域との連携に取り組む校内研修とは
楠 輝義
“現代の病理”に向き合う校内研修のポイント
防犯対策・教育と校内研修のポイント
飯田 浩之
不登校問題と校内研修のポイント
武田 政春
体力不足問題と校内研修のポイント
岩井 邦夫
食育の問題と校内研修のポイント
北 俊夫
体験不足問題と校内研修のポイント
馬野 範雄
プロ教師力をつける校内組織の改革点
校長としての提言
富山 謙一
副校長・教頭としての提言
清水 健太郎
主幹としての提言
三浦 匡
若手としての提言
佐藤 大吾
外部評価導入への提言
坂田 仰
プロ教師としての力量と若手育成の課題
子ども理解力:プロとアマはどこが違うか
藤井 千春
児童生徒指導力:プロとアマはどこが違うか
野田 豊
集団指導力:プロとアマはどこが違うか
中村 正則
学級づくり力:プロとアマはどこが違うか
朝野 光一
授業つくり力:プロとアマはどこが違うか
木村 重夫
教材解釈力:プロとアマはどこが違うか
佐々木 昭弘
教育課程編成力:プロとアマはどこが違うか
前田 康裕
学校運営への寄与力:プロとアマはどこが違うか
櫻井 美代子
特別支援教育力:プロとアマはどこが違うか
平山 諭
学校評価力:プロとアマはどこが違うか
寺崎 千秋
学校評価改革への提言
円山 博司
子どもが盛り上がるわが校の行事イベント (第3回)
「感謝する心」を育てる収穫祭
槇田 健
わが校の学校図書館 (第3回)
2つの学校図書館を用途によって、使い分けている
戸井 和彦
医師と教師―1人前になるシステムを考える (第3回)
何もしたくなくなった日
鈴木 守
教師を元気にするコーチングの活用 (第3回)
コーチング研修の意義
千々布 敏弥
スクールマネジメントの基礎―国政レベルの議論失敗から学ぶもの (第3回)
「現状認識」の問題〜その2〜
岡本 薫
〜まず己を知れ〜
“管試問題”に見るこれからの学校経営者像 (第3回)
「上り坂」の先頭を登る
長南 博昭
若手への意見のし方 心得帳 (第3回)
同僚に好かれる教師になれ
駒井 隆治
“ウリ部分”をつける新しい教員研修 (第3回)
実践研究を活用する
懸川 武史
地方分権で教育課程編成はどう変わるか (第3回)
地方分権の推進状況
工藤 文三
編集後記
樋口 雅子江部 満
藩校を訪ねて (第3回)
2世紀の伝統が息づく平章小学校
松本 盛博

編集後記

○…昨年10月26日、中央教育審議会は「新しい時代の義務教育を創造する」を答申しました。義務教育全般にわたって触れているわけですが、その中に「「教師は授業で勝負する」といわれるように、この力量が「教育のプロ」のプロたる所以である。この力量は、具体的には、子ども理解力、児童生徒指導力、集団指導の力、学級作りの力、学習指導・授業作りの力、教材解釈の力などからなるものである。」と。

 たしかに、こう並べられると、“力”がつくのも、もっともかな―という気がしてくるから不思議?です。

 ところで、今年度の教員採用試験の改善に係わる取り組み事例についての、文科省報告を読むと、模擬授業を採用試験に取り入れたところは、44県市、場面指導が28県市、指導案作成が17県市だそうです。

 学校は時間数からいっても、圧倒的に授業時間が占めているわけですから、もっと模擬授業を取り入れるなどのことが行われてもいいのではないかと思います。

 本号は、そんな校内研修の新しいスタイルや、取り組むべき新しい課題などについて、ご教示いただきました。 (樋口雅子)

○…戦後六十年、一九四七年に公布施行された教育基本法がやっと改正にふみ出した。改正に反対する側からは、憲法改正論の動向や「教育勅語への回帰」の動向と連動しているとの批判があるが、果たしてそうといえるか。

○…自民、公明両党の教育基本法改正に関する与党検討会は、去る四月十二日に、最大のハードルとなっていた「愛国心」の表現について、次のような表現で同意したと新聞は伝えた。「伝統と文化を尊重し、それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛するとともに、他国を尊重し、国際社会の平和と発展に寄与する態度を養うこと」

○…「愛国心」を教えることの難しさは、よく指摘されることである。戦前の「忠君愛国」のスローガンが底流として頭から離れないからである。それ故に、新聞論調にもあるように、「国を愛することは、自発的な心の動きであり、法律で定め画一的に教えることにならないか」との心配もある。しかし「愛国心」の表現でそれだけもめる国は珍しいといえるようだ。占領軍GHQ時代から脱皮することこそ必要なのではないか。

(江部 満)

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