社会科教育 2007年1月号
授業の価値を上げる“テスト出題”面白例

C571

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社会科教育 2007年1月号授業の価値を上げる“テスト出題”面白例

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ジャンル:
社会
刊行:
2006年12月7日
対象:
小・中
仕様:
A5判 136頁
状態:
絶版
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目次

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特集 授業の価値を上げる“テスト出題”面白例
手づくりテストのよさと陥りやすい弱点とは
理解度を問える手づくりテスト
岩田 一彦
なぜそれを問うのか!
峯 明秀
既習事項の定着状況を把握できる
向山 行雄
社会科を大好きに! 手づくりテストの面白工夫ポイント
ヒント付問題づくりのポイントと実例
田村 治男
引っ掛け付問題づくりのポイントと実例
竹中 廣司
クイズ型付問題づくりのポイントと実例
中村 健一
パズル型付問題づくりのポイントと実例
沼田 能昌
クロスワード型付問題づくりのポイントと実例
青柳 滋
キーワード型付問題づくりのポイントと実例
宍戸 威之
子どもに考えさせる問題づくりのポイントと実例
福原 正教
授業に真剣に向き合う=手づくりテストの面白アイデア
努力した子どもが納得できるテストの面白アイデア
櫛引 丈志
授業の理解度チェックのあるテストの面白アイデア
小川 晋
ノートと関連づけるテストの面白アイデア
冨士谷 晃正
話し合い・討論から出題するテストの面白アイデア
小林 義典
資料読みとり力UPの手づくりテスト・面白例
統計・グラフ読みとり力UPの手づくりテスト
勇 眞
写真読みとり力UPの手づくりテスト
桜木 泰自
年表読みとり力UPの手づくりテスト
谷岡 眞史
文章資料読みとり力UPの手づくりテスト
嵐 元秀
観察・調査力UPの手づくりテスト・面白例
地図帳活用力UPの手づくりテスト
中地 強
年表活用力UPの手づくりテスト
佐藤 仁
見学力UPの手づくりテスト
山口 章
地域観察力UPの手づくりテスト
北村 善重
新聞活用力UPの手づくりテスト
新村 勲
ネット検索力UPの手づくりテスト
山口 收
知識・理解力UPの手づくりテスト・面白例
教科書から出題の手づくりテスト
木附 隆三
副読本から出題の手づくりテスト
關 浩和
地図帳から出題の手づくりテスト
白石 高士
資料集から出題の手づくりテスト
臼井 忠雄
思考・判断力UPの手づくりテスト・面白例
仮説→論証力UPの手づくりテスト
田口 忠博
分析・総合力UPの手づくりテスト
佐々木 潤
キーワード抽出力UPの手づくりテスト
吉田 高志
3学期教材で手づくりテスト・面白例
3年「くらしのうつりかわり」
松藤 司
4年「わたしたちの県のようす」
岩崎 秀幸
5年「自然を生かしたくらし」
由井薗 健
6年「わたしたちのくらしと日本国憲法」
根本 修成
中学地理「都道府県の調査」
坂井 ふき子
中学歴史「補足と予告の役割をねらう」
出原 真哉
中学公民「国際連合の役割と課題」
乾 正学
1000字論文テストのテーマ・面白例
小論文テスト・三つの条件
松野 孝雄
自給率の低下どうする?
岡ア 誠司
日本を代表する人物は誰ですか?
山辺 慎太郎
低学年の絵日記形式で論文を書く
赤木 雅美
小特集 “武士道”精神と日本の心―私の所感
とやめぶりの武士道
山折 哲雄
葉隠と武士道のちがい
西澤 潤一
武士道の拡大再生産が近代日本をつくった
井尻 千男
新しい教育基本法と日本の「伝統」の最重視
梶田 叡一
国家の品格と“武士道”
山田 奨治
「武士道」と「教育」の考察
アレック ベネット
「公」と「私」のバランスを大切に
立田 順一
強い信念と広い度量
川原 雅樹
わが県の“お国自慢”物産展 (第10回)
My しずおか 日本一
杉山 裕之
電子黒板で大活躍の“最新 授業データ” (第10回)
3・4年 安全なくらし
中橋 利之
〜インターネットコンテンツを利用して、見学前に情報の蓄積を図る〜
地名の雑学 (第10回)
地名に使われる漢字いろいろ
宇田川 勝司
この数字を読み解く 平和を守る会計学 (第10回)
平成十九年度防衛関係費概算要求 重点施策を読む(その二)
佐島 直子
〜「眼前の危機」との関係から〜
ワールドワイドで学ぶ 日本史と世界史のインターフェース (第10回)
身近な地域に世界の歴史を見る
原田 智仁
自由と民主主義って何だ?! (第10回)
「権限」と「責任」
岡本 薫
新学習指導要領で授業をつくる―焦点はここだ (第10回)
国家・社会の形成者の育成A
安野 功
〜我が国の伝統、文化を大切にした授業づくり(その2)〜
社会科の読解力を鍛えるテスト問題 (第10回)
向上主義社会科テスト問題づくり(3)
池野 範男藤瀬 泰司
〜中学校公民テスト問題〜
戦後史の授業づくり (第10回)
バブル経済とその崩壊 保護者は、時代の証言者
大杉 正昭福田 孝
新学習指導要領先取り企画・金融学習の焦点はここだ (第10回)
様々な金融経済教育1
猪瀬 武則
〜「学力」としての金融学習〜
こんな時どうする? (第10回)
続・慶安の御触書の読み方は
浅水 一則
わが県の情報 ここに「この授業あり」 (第106回)
山梨県の巻
深澤 秀興
編集後記
樋口 雅子
“この1枚”でどう発問するか―授業の実力を試してみませんか (第10回)
怪獣のような木から何が見えるか
有田 和正

編集後記

◯…少し前の話ですが、ある中学社会科教師のサークル誌にこんな相談記事がありました。

「まもなく、1学期の期末テストが始まります。私が作るテストは平均点が80点を超えることがあります。周囲からは、問題が易しすぎるのではないか∞成績をつけるときに困る≠ネどと批判を受けています。

しかし、授業で扱った内容を出題しているので、平均点が予想より高くなっても、それを困ったとは思いません。私の考えはまちがっているのでしょうか」

という相談に対して、解答者は、

「私も定期テストは、〈授業で扱った内容〉から出題します。

その場合、江戸幕府を開いた人は誰ですか≠ニいう一問一答式の問題が一番簡単です。この種の問題を中心に出せば、平均点は上がります。

でも、それだけでは、テストに対する価値はあがりません。努力した生徒が納得できるレベルを維持することも大切です。テストに達成感が必要なのです。

私は参勤交代の目的を簡潔に説明しなさい≠ネどの記述式問題を3問ほど出します。思考力を要するグラフの読み取りも出題します。ここが高得点を取るための分かれ道になります。

定期テストには、その先生の教育観が出ると思っています。」

という解答を寄せておられました。

本号は、児童生徒が授業に対して、より高い価値をもつようになるテスト問題づくりのノウハウをご紹介いただきました。

〈樋口雅子〉

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