社会科教育 2005年11月号
社会科教師の実力試し“難問・良問”49

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社会科教育 2005年11月号社会科教師の実力試し“難問・良問”49

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ジャンル:
社会
刊行:
2005年10月6日
対象:
小・中
仕様:
A5判 138頁
状態:
絶版
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目次

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特集 社会科教師の実力試し“難問・良問”49
社会科教師としての実力を磨くエクササイズ―日常生活でやっていること―
社会に対する関心を広め、深める
秋山 寿彦
理論と方法の両輪で授業実践を
大畑 健実
社会を見つめるフレームワークを磨く
小瀬 和彦
板書記録からの授業づくり
齊藤 和貴
身近な地域の歴史が教材に
佐伯 綱義
足を運んで 話を聞いて
塚原 洋樹
先端情報を『新書』に読む
時田 和彦
現地調査をふまえた読図授業
徳安 浩明
リビングに世界地図と世界史年表を
吉開 潔
“この問題”が難問・良問なわけと模範解答
地理の難問・良問―大学入試問題にトライする
澁澤 文隆
地理の難問・良問―高校入試問題にトライする
青柳 慎一
歴史の難問・良問―大学入試問題にトライする
永田 忠道
歴史の難問・良問―高校入試問題にトライする
林 哲哉
公民の難問・良問―大学入試問題にトライする
渡辺 尚人
公民の難問・良問―高校入試問題にトライする
永井 敬雄
“この問題”にどう答えるかー定義の十分条件とは何か
議会制民主主義とは―1000字以内で定義する
峯 明秀
戦争とは―1000字以内で定義する
小宮 宏
ナショナリズムとは―1000字以内で定義する
染谷 幸二
景気判断とは―1000字以内で定義する
宮崎 正康
憲法とは―1000字以内で定義する
伴 一孝
基本的人権とは―1000字以内で定義する
平田 博嗣
民族とは―1000字以内で定義する
魚住 忠久
身近な社会現象をクイズでQ
これは何を表しているの?“道路の標識”
水山 光春
これは何を表しているの?“河川の標識”
松村 聡
これは何を表しているの?“災害の標識”
鈴木 康一
これは何を表しているの?“食品の標示”
吉原 尚寛
“基本法・推進法・対策法”の違いって何?
野口 創史
間違えたイメージを発信してませんか―実像・虚像のハザマ問題
国連
藤岡 信勝
戦争放棄
占部 賢志
共産主義
赤野 達哉
原子力
高橋 佳子
産業革命
佐長 健司
封建社会
江間 史明
鎖国
安達 弘
“現在進行形の難問”と社会科教師としての回答
竹島問題を解説するデータ資料とは
加藤 寿朗
北方領土を解説するデータ資料とは
安藤 豊
対中貿易を解説するデータ資料とは
向山 洋一
食料自給率を解説するデータ資料とは
戸井 和彦
外国人労働者問題を解説するデータ資料とは
佐藤 琢朗
社会科教師としての実力:授業の腕試し?問題
教科書見開き2ページを授業化する?
松本 俊樹
資料の読ませ方の基礎基本は何か?
谷岡 眞史
都道府県の覚えさせ方はいく通りある?
大恵 信昭
日本の地図の描かせ方はいく通りある?
北村 善重
地球儀のよい活用法・どんなものがある?
宇田川 勝司
年表のよい活用法・どんなものがある?
吉川 誠仁
違いがわかる?知ってるようで説明が難しい問題
知ってるようで難しい“地理の問題”
香川 貴志
知ってるようで難しい“歴史の問題”
村上 浩一
知ってるようで難しい“公民の問題”
北林 克彦
社会科関係の検定試験案内―どんなものがあるのか
吉田 高志
小特集 研究集会で何が討議されたか
全国公民科・社会科教育研究会/社会科教育研究センター/全国民主主義教育研究会/地理教育研究会/歴史教育者協議会/日本公民教育学会/社会科の初志をつらぬく会/日本生活教育連盟/全国歴史教育研究協議会/全国地理教育研究会/全国中学校地理教育研究会
大使館発・ご存知?わが国と日本のかかわり (第8回)
「百円ショップ」と中国経済―中華人民共和国(下)
佐桑 徹
そのままコピー都道府県パズル−すぐ使える実物と使い方のノウハウ (第8回)
どれだけ覚えたかチェックする
沼田 能昌
これは何でしょう?“道の駅”紹介 (第8回)
発見!意外なもののある道の駅E
太田 政男
〜神楽の定期公演がある道の駅〜
「よいといわれる授業」を検証する (第8回)
社会の構造を教える社会科授業
棚橋 健治
〜社会的事象の説明枠をとらえさせる授業(三)〜
社会科におけるディアスポラ研究情報 (第8回)
また脱線する
谷 和樹
〜「投資」の概念を小学生に授業する(1)〜
激震下の社会科教育―最新情報で語る“どうなる・どうする” (第8回)
学力調査は社会科授業をどう変えるか
北 俊夫
日本国憲法・エピソードクイズ (第8回)
日本が強く要望した「二院制」議会(国会)
西尾 一
写真が語る“知られざるお宝資料” (第8回)
半両銭の計測で知る秦の始皇帝統一の実態
出原 真哉
社会科教育研究の最前線―全国社会科教育学会会員の研究動向 (第8回)
社会科における学び方の新研究
今谷 順重
社会科発展教材の面白教材 (第8回)
隠された偉人を授業する『岩倉使節団と小栗忠順』の授業
廣野 毅
社会科で求める学力とは何か―私の現状批判と課題― (第8回)
原理原則は理解・態度・能力の三位一体
安藤 豊
わが県の情報 ここに「この授業あり」 (第92回)
長崎県の巻
福田 正弘
編集後記
樋口 雅子
日銀発「子どもに語る“お金”なるほど話」−大事な話&面白ネタ− (第8回)
お札の比較あれこれ〜最大・最小・最短〜
野崎 学


編集後記


◯…どの道でも、〈知っている人は知っている〉という問題がたくさんある訳ですが、専門家としてこれを知らないのはまずい―という、いわばキーワードのようなものがあると思います。たとえば、国道と県道の違いはどこかとか、

一級河川とはどういう条件を満たすものなのか、というような問題です。

もっと切実?な問題としては、最近の例でいえば竹島の領有権問題。日本人のなかにも韓国の主張を正しいと思っている人もいるぐらい情報が伝わっていないのが実情です。もっとも、大マスコミの中にも、韓国に差し出したら〜というようなことをコラムで書いたりするのですから、的確な情報を伝える努力を怠っていながら、感情論を報道として垂れ流している罪はよりいっそう大きいですが。

こういう問題に事実関係を示す資料を的確に提示できることが、社会科の教師には特に強く求められていると思います。

先般、ある大学人が書かれたものに、「旧日本軍が不当にも中国に遺棄した兵器〜云云」という文言がありびっくりしました。戦争が終了するということは、武器弾薬をおいて投了することでしょう、まさか―と。まさか、終了したから担いでいるものもろともお持ち帰りいただく?なんてことになったら、戦争を継続していることになるわけですから、ちょっと考えればわかる話だと思うのに―。

本号は、さまざまなジャンルから、社会科教師としての実力UPにつながる問題を出題していただきました。

〈樋口雅子〉

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