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教員免許更新制に向けた試行講習―101大学・法人で採択
kyoikujin
2008/4/10 掲載

 文部科学省は9日、平成21年4月から始まる教員免許更新制に先立つ試行講習を行う「免許状更新講習プログラム開発委託事業」に全国101大学・法人を採択した。更新講習の内容や教材の研究・開発、へき地や障害者に配慮した講習、修了認定など、実施に伴う課題を研究・検証することが目的。

 今回、同事業に採択された鹿児島大学では、学校種別、教科別に約90科目の講座を開講予定。種子島・奄美大島の2つの離島や水産学部の水産練習船での洋上講習など、大学の特色を生かした講座も準備している。金沢大学では通常の対面講座とは別に、離島・へき地在住者、障害者、時間的都合がつかない受講者に配慮したe-Learningの講座を計画している。また、國學院大学では、同大学院文学研究科の高度国語教育コースと連携した「万葉集」、「源氏物語」、「徒然草」に関する最新研究の講義を計画している。

 教員免許更新制は教員免許状に10年間の有効期限を設ける制度で、教員に最新の知識技能を身に付けさせることが目的。免許状更新のために、有効期間満了前の2年間に大学などが開設する30時間の更新講習を受講・修了する必要がある。

この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
コメントの一覧
1件あります。
    • 1
    • sakura
    • 2008/4/12 9:09:23
    現場の教員を、できるだけ現場からはなさないようにするために、通信教育で免許更新ができる方法も、各大学で積極的に取り入れてほしいと願います。
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