- まえがき「ナチュラルサポーターを育てましょう!」
- 第1章 発達障害の子どもとあったかクラスづくり
- ―環境は人がつくる,言葉がつくる―
- 1 「環境」が特別支援教育成功のカギ
- 2 「環境因子」を重視したICFとは?
- 3 ICFの発達障害への活用
- 4 ICFの視点で学級づくりを
- 第2章 あったかクラス大作戦
- ―明日から無理なくできる20の取り組み―
- 1 ケンカの芽をつむ「いがいが言葉」撲滅への取り組み
- [コラム] マズローの欲求の階層
- 2 効果バツグン! 叱り方の3段階「森レベル・林レベル・木レベル」
- 3 静かな教室をつくる! サイレントモードでクールダウン!
- [コラム] ボリュームゼロは内言語を育む
- 4 「木レベル」に効く! 叱るより笑えるタイムアウト
- 5 子どもに効く! 叱るのはあっさり,行動はしつこく
- [コラム] ペアレントトレーニング
- 6 教師の2つの顔がメリハリを生む! 上品と下品
- 7 トラブルを減らす3秒ルール
- [コラム] 言葉だけの謝罪にならないように
- 8 子どもを集中させる「あと○分○秒で終わります」宣言
- 9 通常の学級で行うさりげない個別指導のアイデア「先生ドリル」「連絡帳ドリル」
- [コラム] みんな違う,自己理解と他者理解の視点を
- 10 子どもの意欲を引き出す! 自力でAを勝ち取ろう
- 11 子どもを動かす! 7割以上の全体指示以外は近づいて小さな声で
- 12 子どもに自己コントロール力をつけるぼくの(わたしの)おまじない
- [コラム] 行動と思考の切り替えはキーワードで
- 13 子どもを集中させる教師の話術「ゆっくり毅然と」「相手の興奮はトーンを変えてかわす」
- 14 子どもに確実に伝わる具体的指示〜わからない指示は意味のない指示〜
- [コラム] 「わかる指示」は教育の基本
- 15 クラスが1つにまとまる記念日遊び
- [コラム] みんなで達成! クラスの中で高めるセルフエスティーム
- 16 教室でできる視覚支援・聴覚支援「教室では,目から,耳から」〜先生のポケット・カギがっちゃん〜
- [コラム] 子どもの学力をさらにアップさせる「学習スタイル」とは
- 17 毎日書く連絡帳を字の指導に使えば,一石二鳥
- 18 ルールの定着はソーシャルスキルカードをクイズ形式で
- [コラム] Teachable moument(教え時)
- 19 いじめ防止のアイデアクラス認定あだな・ともだちじまん
- [コラム] 嫌いなことは人によって違う!
- 20 教師がしかける「将棋・囲碁・オセロ・トランプ」大会
- [コラム] ゲームで社会性を育む―「負ける練習」こそ重要―
- まとめにかえて〜アイビリーブ〜
- 第3章 あったかクラスで育んだ子どもたち
- 1 先生としての私を育ててくれた子どもたちとの出会い
- 2 ほめることでがんばり続けたしんご君
- 3 言語表出の苦手さを乗り越えて司会に挑戦したゆみさん
- 4 保護者と共に変わっていったみきさん
- 5 対人関係が苦手だったまさき君
- 6 新卒3年目で出会ったえみさん
- 7 子どもに支えられてできたあったかクラスづくり
具体的事案が多数載っており、とても参考になりました。
支援学級での指導同様、通常学級での、学級担任による発達障害のお子さんへの支援もさらに重要視されている今日において、學びの多い一冊である。