- 幼児期の成長と食生活の特徴
- 1 成長・発育のために十分な栄養を
- 2 消化機能が未発達で、細菌感染に対する抵抗力も弱いので、調理に工夫を
- 3 自我の芽生えにより食生活に問題が起きます
- 4 幼児期に食生活の基礎作りをします
- おやつとおやつの必要性
- 1 子どものおやつは食事の一部です
- 2 おやつを与える回数と時間
- 3 おやつの量と望ましいおやつの種類
- 4 子どもにとって望ましいおやつとは
- 5 おやつの与え方の注意点
- おやつ作りを保育の中に
- 「作るよろこび」と「食べるよろこび」
- おやつ作りとその魅力(園における活動を通して)
- 園でするおやつ作りのために
- 1 調理用具
- 園で楽しくおやつを作るために
- 1 食べ物を大切にする心を知らせる
- 2 衛生には十分注意させ、約束を知らせる
- 3 安全に対する注意をし、約束を守らせる
- 4 本当に子どもたちに伝えたいこと
- カリキュラムの中での位置づけ
- 作って食べよう
- おやつづくりの前にもう一度、約束を確認しましょう
- 《季節を感じるおやつを作ろう》
- 1 たんぽぽの寒天よせ
- 2 よもぎ団子
- 3 よもぎもち(草もち)
- 4 さくらもち
- 5 おにまんじゅう
- 6 さつまいもの蒸しカステラ
- 7 スイートポテト
- 8 スイートトースト
- 9 大学いも
- 《いつまでも残しておきたい伝承おやつを作ろう》
- 1 おやき
- 2 ごへいもち
- 3 みたらし団子
- 4 かしわもち
- 5 ずんだもち
- 6 かるかん
- 7 月見団子と小いものきぬかつぎ
- 8 くずもち
- 9 片栗もち
- 10 おはぎ
- 《先生と一緒におやつを楽しく作ろう》
- 1 じゃがいももち
- 2 ポテトピザ
- 3 オレンジドーナツ(にんじん入り)
- 4 かぼちゃのプリン
- 5 ポパイケーキ
- 6 いちごミルク
- 7 いちごのババロア
- 8 バナナジュース
- 9 バナナオムレツ
- 10 煮りんご
- 11 りんごきんとん
- 12 アップルパイ
- 13 りんご春巻き
- 14 豆腐団子のみつ豆
- 15 お好み焼き
- 16 ポテトお好み
- 17 クッキー
- 子どもたちと一緒に考えたいこと
- 1 身近な自然を食材に
- 2 伝承的なおやつを通して日本の味を知る
- 3 子どもたちはいろんなことを知る
はじめに
子どもにとって、おやつとは大変魅力的なものです。そんな魅力的なおやつ作りを先生と一緒に保育の中で展開できたとしたら子どもたちにとっては大変楽しい保育の活動になるものです。
本文の中で何度も触れていますが、なぜ保育の中におやつ作りの活動を行うかの意義やその方法を保育士がしっかりもった上でかかわらなくてはならないことは言うまでもありません。
そこで、この本では一般的に市販されている「おやつ作り」レシピ集ではなく、幼児にとって「おやつ」とはなにか。そして、「おやつ」の必要性をとき、そのことを踏まえた上で「おやつ作り」を保育の中に取り込むためにどのようにすればよいかを考えてみました。
また、実践編では、子どもたちに「おやつ作り」を通じて感じてもらいたいねらいとして、まず、各地それぞれに日本の持つすばらしい季節を感じるおやつを作ろう、次にいつまでも残しておきたい伝承的なおやつを、そして、先生と一緒に子どもたちの馴染みのおやつを楽しく作ろう、を通して日本の四季と昔から伝わるおやつを知り、そのことが新しい子どもたちが馴染んでいるおやつ作りの基本になっていることを楽しみながら知る機会となるようにまとめてみました。
おやつ作りを子どもたちと保育の中で展開する場合、子どもたちがどのようにかかわればよいかについては、おやつの作り方の中に子どもたちがかかわれる部分を記載しておきました。しかし、この場合でも子どもたちの発達による経験などから必ずしも記載した部分のみが正しいというわけではありませんので、おやつ作りを一緒に展開する子どもたちの発達やその子の経験などを考えてかかわる範囲を考えてください。
おやつ作りでは包丁や熱を持つものなど少々危険なものを扱いますので、安全には最大限に注意をはらうことはいうまでもありません。しかし、安全のみを最優先いたしますと本来子どもたちにつけてあげたいねらいも薄れてしまいますので、本文に記載した子どもたちのかかわれる部分を参考にしてください。
最後に、改めておやつ作りを通じて、子どもたちと一緒に考えてみたいことをまとめておきました。
子どもたちの園における活動は、すべて子どもたちにとって意味ある活動でなくてはならないことは言うまでもありません。このおやつ作りも、ただ面白半分に扱うのではなく、前にも触れましたように、子どもにとっておやつとは何か、おやつ作りの魅力とは何か(園における活動を通して)、そんな魅力的なおやつ作りを保育の中にどのように取り入れればよいか、そして子どもたちとのかかわり方はどのようにすればよいかをよくお読みになり、一人でも多くの子どもたちと美味しいおやつを作り、様々な場所で食べてください。
また、先生と一緒に作ったおやつは、きっと子どもたちには最高のご馳走に違いありません。子どもたちと笑顔でおやつを囲み、その中からおやつを通して子どもたちの興味や関心を様々な方向に発達するようにかかわれることを願っておりますし、この本がそんな子どもたちの発達に役立つようにお使い願えれば幸いに思います。
著者 /水野 豊二 /山内 知子
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明治図書
















