- はじめに
- 第1章 研究授業づくりのポイント
- 1.研究授業で何を提案するか
- 2.教材開発と活動開発をどう進めるか
- 3.学習指導案作成のポイント
- 4.研究授業で何を見ればよいか
- 第2章 ドキュメント研究授業
- [1] 地域観察が生きる研究授業の組み立て方
- 1.単元の構想と教材研究・活動研究
- 2.学習指導案
- 3.授業の実際
- 4.その後の追究
- [2] 社会の動きに連動する研究授業の組み立て方
- 1.単元の構想と教材研究・活動研究
- 2.「ゼロ・ウェイスト政策」を考える
- 3.学習指導案
- 4.授業の実際
- [3] 実物資料が生きる研究授業の組み立て方
- 1.単元の構想と教材研究・活動研究
- 2.学習指導案
- 3.授業の実際
- 4.その後の展開
- [4] ポスターセッションによる研究授業の組み立て方
- 1.単元の構想と教材研究・活動研究
- 2.学習指導案
- 3.本時の授業から
- [5] ロールプレイによる研究授業の組み立て方
- 1.校内研究会での研究授業
- 2.学習指導案
- 3.授業の実際
- 4.研究協議会から
- [6] 体験活動を取り入れた研究授業の組み立て方
- 1.単元の構想と教材研究・活動研究
- 2.学習指導案
- 3.研究協議会から
- [7] 絵画資料を読み取る研究授業の組み立て方
- 1.単元の構想と教材研究・活動研究
- 2.学習指導案
- 3.授業の実際
- 第3章 社会科研究授業成功の秘訣
- 1.研究授業の前後にすること
- 2.日常の取り組みから
- 3.社会科好きの子どもを育てる
はじめに
子どもたちが意欲的に取り組み,確実に力をつけていくような社会科授業を求めて実践を積み重ねてきた。
よい授業をするためには,教師としての力量を上げていくことが必要になる。そのためには,日々の授業に誠実に取り組んでいかなければならないが,教師としての力量を上げる最善の方法は,自分の授業を人に見てもらうことである。人に授業を見てもらうのであるから,普段の授業よりも綿密な準備をして授業に臨むことになる。授業も,普段より緊張感に満ちたものになる。授業後には,授業がどうであったか意見を聞くことによって,自分の授業の至らない点を振り返ることができる。そうしたことの積み重ねが,授業の質を高めていくことになる。人に見てもらう授業が,研究授業であればさらによい。
人の授業を見るのも教育書を読むのも,自分の授業づくりに資するということが基盤にあって,より意味のあるものになっていく。
私はこの春退職することになるが,筑波大学附属小学校での22年間に数多くの研究授業をする機会に恵まれてきた。毎年6月と2月に行われている研究会での授業,数年に1度回ってくる校内研究会での授業,附属小学校に研修に来られている先生方を前にしての長期間にわたる連続の授業公開,そして全国各地の研究会に招かれて行う飛び込み授業。それらの授業の一つ一つに鍛えられ,授業の腕を上げることにつながってきたと考えている。
授業は一期一会。音楽の演奏や演劇のように,生きて動いていて同じものが繰り返されることはない。だからこそ,さらなる向上を目指して授業研究を続ける価値がある。授業研究にはゴールはないのだから。
本シリーズを企画した我が愛する後輩の二瓶弘行,田中博史両氏に敬意を払うとともに,それを快く引き受け,筆の遅い私を叱咤激励してくださった樋口雅子氏にお礼と感謝を申し上げたい。
平成18年1月 /田中 力
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明治図書
















