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子どもの世界をよみとく音楽療法
−特別支援教育の発達的視点を踏まえて−【CD−ROM付き】

加藤 博之

子どもの世界をよみとく音楽療法

音楽療法をもう一歩深めるために。

『子どもの豊かな世界と音楽療法』(2005年刊)の姉妹編。特にアセスメント→目標設定→指導→評価の流れをアセスメント例や音楽活動の評価表を交えて解説。さらに障害のある子どもへの目の向け方、接し方も豊富な事例で紹介。指導映像を収録したCD−ROM付き。

ISBN: 978-4-18-058420-8 ジャンル: 特別支援教育
刊行: 2007/3/1 5版 対象: 小 中
仕様: A5 160頁 在庫: あり
価格: 2,520円(税込) 出荷予定: 2010/2/10

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目次


はじめに

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T.アセスメントを丁寧に行う

1.子どもの小さなサインを読みとる
 (1) 子どもを知るために何を大切にすればよいか
   エピソード@ じーっと,だけど活動に参加している子ども
   エピソードA 『ものの受け渡し』に子どもの姿が現れる
   エピソードB 活動になかなか乗れない子どもをみる
   エピソードC 楽器は身体で受け入れ,対人関係に結びつける
 (2) 行動の前後を読みとりながら子どもを知る
   エピソードD 指導者は子どもの視線の先を見る
2.発達年齢と音楽活動の関連を考える
 (1) 身体・粗大運動の発達と音楽活動
 (2) 手指の操作(微細運動)の発達と音楽活動
 (3) 認知の発達と音楽活動
 (4) コミュニケーション・言語の発達と音楽活動
 (5) 対人関係・社会性の発達と音楽活動
  [参考] 『いないいないばあ』遊びの経過
  [参考] 自我の拡大期(1歳後半〜3歳)の子どもとのかかわり方
  [参考] 「○○先生のこと好き?」への子どもの反応の変容
3.実際のアセスメント例
  音楽活動のチェックリスト
  個人アセスメント票1(行動観察)
  個人アセスメント票2(保護者記入)
  [事例] ピアノと音つみきの協和音でコミュニケーション力アップ
(活動)1 曲に合わせて動こう

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U.目標・プログラムを具体的に設定する

1.目標設定の留意点
2.長期目標を適切に設定する(具体例)
3.短期目標を適切に設定する(具体例)
4.プログラムの設定と活用における留意点
5.個人セッションと集団セッションについて
 (1) 個人セッションの意義
 (2) 集団セッションの意義
 (3) 集団的アプローチの留意点
   エピソードE 指導者同士の連携を大切にする(アシスタントの役割)
 (4) グルーピングについて考える
 (5) 個別から集団への発達過程

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V.子どもとの豊かな関係作りを行う

1.まずは子どもと一緒に過ごすことを楽しむ
 (1) 自然な気持ちで子どもと過ごす
 (2) 子どもに自分のいろいろな面を知ってもらう
 (3) 日頃のかかわりを丁寧に積み重ねていく
2.子どもに合わせることから始める
 (1) 重なり合うことの心地よさを味わわせる
   エピソードF 焦らずおおらかに!気になるけれど参加できない子ども
 (2) 肯定的にかかわることを心掛ける
   エピソードG 信頼関係を高める発音指導
 (3) 「合わせる」は子どものすべてを受け入れることではない
   エピソードH どちらがよい?リトミック活動での対応
3.子どもとのかけひきを工夫する
 (1) 調子が崩れてきたときだけかかわらない
 (2) 子どもとかかわった「あと」が大切である
 (3) 拒否の持つ意味を考える
4.さまざまな援助を有効に行う
 (1) 子どもとの距離感や身体接触に配慮する
   エピソードI くすぐり遊びでのやりとり
 (2) 援助はさりげなく行う
   エピソードJ ボールを回す活動でのさりげない援助
   エピソードK リトミック活動での手つなぎの配慮
   エピソードL 指さし理解が難しい子どもへのヒント
 (3) 援助は段階的に行っていく
   エピソードM リトミック活動で「寝る」ためには
 (4) やがて子ども同士の関係性に発展させる
   エピソードN 一つの楽器に二人でかかわる
5.保護者と共に子どもを育てる
 (1) 保護者の方もその場の雰囲気作りに一躍買う
 (2) 子どもが自分の活動を保護者に見てもらう
  [事例] 対極にある保護者の援助法
(活動)2 独奏 トライアングル
(活動)3 二人でトライアングル遊び
   ―軽度発達障害の子どものために―


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W.発達的視点に基づいて子どもを育てる

1.なぜ発達的視点か
   エピソードO 発達的視点で捉えるシンバルを叩く活動
   エピソードP 身体活動は算数と関係する
2.三項関係を大切にする(自閉症児に焦点を当てて)
3.模倣の力を育てる
 (1) なぜ模倣は大切か
 (2) 模倣と音楽の関係
 (3) 模倣が育つ条件とは
4.ことば・コミュニケーション能力を育てる
 (1) 適切なことばがけを行っていく
   エピソードQ 二語文の理解が難しい子どもへのことばがけ
 (2) 子どもが聞く姿勢を作り,小声で,ゆっくり,少なめに話しかけていく
 (3) 情報処理の仕方に応じて活動例を変えていく
 (4) 子どもを尊重した交互のやりとりを大切にする
   エピソードR 重度の子どもとのハンドドラムを通したやりとり
 (5) コミュニケーションは適切な指標を用いて評価する
  [事例] 曲あて遊びを通じた心地よいやりとり
(活動)4 楽器の音あて遊び@
   ―楽器のマッチングー

(活動)5 楽器の音あて遊びA
   ―音色の聴き分け・楽器選び―

(活動)6 楽器の音あて遊びB
   ―音色の聴き分け・カード選び―

(活動)7 楽器の音あて遊びC
   ―楽器あてクイズ(軽度発達障害の子どものために)―


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X.子どもを惹きつける音楽活動を考える

1.音・音楽を丁寧に提示していく
   エピソードS なかなかコンガ叩きを子どもに聴いてもらえない奏者
  [参考] 『沈黙の共有』とは
2.活動をわかりやすくする
 (1) セッションに参加しやすい場面設定
   エピソード わかりやすい楽器活動
   エピソード 複数の指導者が一人の子どもにかかわってしまう
   エピソード 一つの活動でいくつものことを求めてしまう
 (2) 音楽的に予告していく
 (3) 活動の流れを意図的に作っていく
   エピソード バルーンの活動が盛り上がるまで
3.心地よく参加できるようにする
 (1) 活動中は何よりも安心感を大切にする
 (2) 各活動で「終わり」を意図的に設けていく
 (3) 適度に「枠組み」を設けていく
4.子どもの豊かな表現を音楽的に支えていく
 (1) 子どもの表現に合わせ,広げていく
 (2) 音楽場面における即興の大切さ
   エピソード スネアドラムを叩く活動
   エピソード 集団場面での即興
 (3) 歌の場面での演出方法
(活動)8 ペンタトニック音階の合奏

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Y.音楽活動を適正に評価する

1.評価を行う目的を考える
 (1) 子ども自身の変容の過程を知るため
 (2) セッションの活動内容が適切であったかを知るため
 (3) 指導者自身のかかわり方が適切であったかを知るため
 (4) 保護者に指導内容や指導過程を説明するため
2.評価を行う際の留意点を考える
 (1) 評価は観察者の経験や力量によって見方が違ってくる
 (2) チェックリストや行動観察によって集めた情報が実践につながらない
 (3) 身につけた力を生活場面に般化させるという視点を持つ
 (4) 文脈や関係性の中で子どもを丁寧に見ていく
3.音楽活動全般の評価例
4.各活動の評価
  個人観察記録
  音楽活動の評価表
  [事例] 音楽療法士による養護学校での授業風景
  (提言) 本当に子どものために行っているか

CDガイド
引用・参考文献
おわりに

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