- まえがき
- 1章 自然体験学習を核にしたテーマと展開の構想
- §1 総合的な学習の構造と自然体験学習の位置づけ
- 1 総合的な学習の構造
- 2 自然体験学習の位置づけ
- §2 自然体験学習の展開の視点
- 1 自然体験学習の類型とテーマ
- 2 自然体験学習の展開の視点
- 2章 自然体験学習を盛り上げる展開と支援のヒント
- §1 展開構想の原理・原則
- 1 総合的な学習の基本過程
- 2 自然体験学習の目標
- §2 展開の重点と支援のヒント
- 1 「課題づくり」場面における支援のヒント
- 2 「追究・解決」場面における支援のヒント
- 3 「まとめ・表現」場面における支援のヒント
- 4 「評価・振り返り」場面における支援のヒント
- 5 「発信」場面における支援のヒント
- 3章 自然体験学習の展開と支援の方法
- §1 植物とのかかわりを重視した学習の展開と支援の方法
- 1 ソバから始まる私の研究〈4年〉
- 栽培体験を新たな課題発見へつなげるための支援
- 2 野菜づくりをしよう―理科の発展学習〈4年〉
- 継続観察をうながす支援モデル
- 3 ガーデニングから今自分たちのできることを考える―ボランティア活動のきっかけへ〈6年〉
- 人とのかかわりをうながす支援のモデル
- §2 動物とのかかわりを重視した学習の展開と支援の方法
- 1 バードウォッチングをしよう―公園や学校に来る身近な野鳥との出会いを生かす〈3年〉
- 問題発見をうながす支援のモデル
- 2 虫となかよしたんけんたい〈3年〉
- 問題発見をうながす支援のモデル
- 3 虫と友だちになろう〈3年〉
- 理科:昆虫の育ち方の発展型の学習
- §3 水・川・海とのかかわりを重視した学習の展開と支援の方法
- 1 身近な川を調べよう―観察・実験を重視した学習〈5年〉
- 身近な地域に着目させる支援モデル
- 2 玉川上水について考えよう―地域にある川とのかかわり〈5年〉
- 一人一人が自ら課題を見いだすための支援
- 3 水の姿と行方〈高学年〉
- 自然界の気象を水の変化として総合的にとらえる
- §4 山・森林とのかかわりを重視した学習の展開と支援の方法
- 1 浅間山を調査しよう―地域にある山とのかかわり〈4年〉
- 子供自ら課題を見いだすための支援
- 2 名久井岳と私たちの南部町〈6年〉
- ふるさと学習(環境)
- 3 ハイキングをしながら森林のはたらきを調べてみよう〈6年〉
- 大自然での体験を生かす
- §5 人とのかかわりを重視した学習の展開と支援の方法
- 1 目の不自由な人の立場に立って考えよう〈3年〉
- 人との交流を重視した支援のモデル
- 2 伝統を支える地域の方々に取材してみよう〈4年〉
- 伝統工業の学習の発展として
- 3 みんなで元気になろう〈5年〉
- 自分の体や健康を見直そう
- §6 地域の施設を生かした学習の展開と支援の方法
- 1 動物はかせになろう―動物園との連携〈4年〉
- 問題発見をうながす支援のモデル
- 2 ホタルと人間の生活―ホタル飼育場を活用して〈5年〉
- 地域の自然環境へ目を向けるための支援
- 3 土地のつくり―国立科学博物館を活用した学習の展開〈高学年〉
- 子供が自分なりに時間・空間概念を構成する活動
- §7 環境教育と関連させた学習の展開と支援の方法
- 1 学校ビオトープを作ろう―自然のすばらしさの体験〈5年と理科委員会〉
- 環境教育の体験を生かした支援のモデル
- 2 メダカはどこに?―メダカから環境を考える〈5年〉
- 地域の自然とのかかわりを深める支援
- 3 学校の周りの環境チェック―課題解決学習〈6年〉
- 多面的判断力を培う支援モデル
- §8 ボランティア活動と関連させた学習の展開と支援の方法
- 1 お手伝い大作戦〈3年〉
- 課題発見と追究する力をはぐくむ支援モデル
- 2 私たちの町のお年寄りと共に生きよう〈6年〉
- 問題発見をうながす支援のモデル
- 3 私の卒業〈6年〉
- 卒業に向けての校内ボランティア活動
- §9 移動教室・セカンドスクールと関連させた学習の展開と支援の方法
- 1 信濃平での自然体験学習〈5年〉
- セカンドスクールでの体験活動
- 2 星の動き―星空観察会の体験活動をきっかけとして〈高学年〉
- 直接経験の場を通して「気付き」から「問題」へ
- 3 箱根学習―体験活動を重視した学習〈6年〉
- 移動教室活用の支援モデル
- §10 子供の興味・関心に基づいた学習の展開と支援の方法
- 1 ○○博士になろう―興味・関心を高める学習〈3年〉
- 地域の人材活用をうながす支援モデル
- 2 出動! エコロジー実践隊〈5年〉
- 自分のやりたい課題に取り組む活動
- 3 ものの燃え方と空気〈燃え残ったもの〉―クラス全員でたき火をする体験活動をきっかけとして〈高学年〉
- 燃焼によるものの質的な変化を問題解決的にとらえる
まえがき
今日,子供が実際のものに触れたり,自ら自然の事象に働き掛けたりするような経験が極端に少なくなっている。
自然体験は,子供たちにとって,自然の不思議さや巧みさ,そして自然の厳しさや恩恵を知り,生き物に対する愛情をはぐくむなど,自然や生命への畏敬の念を育てたり自然に調和して生きていくことの大切さを理解したりするのに大変貴重な機会となる。
平成14年度から実施される新しい教育課程では,「生きる力」をはぐくむために,総合的な学習の時間が創設され,その活動を行うに当たっては,自然体験やボランティア活動など社会体験,観察・実験見学や調査,発表や討論,ものづくりや生産活動など体験的な活動,問題解決的な活動を積極的に取り入れていくことの必要性を強調している。すでに移行措置期間に入り,多くの学校で総合的な学習の取り組みがなされている。
本書は,総合的な学習の活動の一つとなる自然を対象にした体験学習に焦点を当てて取り上げ,1章では自然体験学習を核にしたテーマの作り方とその展開の仕方について,2章では自然体験学習をいっそう盛り上げるための展開と支援の在り方について,3章ではこれまで実践されたモデルとなる事例をもとにした自然体験学習の展開と支援の方法について,それぞれ具体的に述べ,各学校での実践にすぐにでも役立てることができるようにした。本書が各学校,各学級で有効に活用され,総合的な学習の時間の自然体験学習の展開の一助となれば幸いである。
なお,本書の企画から刊行にいたるまで,終始ご配慮いただいた明治図書出版編集部の安藤征宏氏に心から感謝を申し上げます。
平成12年7月 /星野 昌治
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明治図書















