教育新書33
教材発掘の基礎技術

教育新書33教材発掘の基礎技術

「材料七分に腕三分」のたとえをひき,著者はよい材料を見分ける能力・技術をつけようと実践のすべてを公開してよい教材発掘の方法事例で示す


紙版価格: 939円(税込)

送料・代引手数料無料

電子書籍版: なし

ISBN:
4-18-912309-9
ジャンル:
教育学一般
刊行:
8刷
対象:
小学校
仕様:
新書判 310頁
状態:
絶版
出荷:
予定なし

もくじ

もくじの詳細表示

まえがき
一 教材開発に必要な基礎技術
1 逆思考の訓練をせよ
――思考のパターン化を防ぐために
(1)逆思考のおもしろさを知れ/ (2)習慣の恐しさを知れ/ (3)タテマエ主義を克服せよ/ (4)取材で「常識」をこわせ
2 常に複数のテーマを追究せよ
――怠け者にならないために
(1)いろいろなことに好奇心をもて/ (2)常に問題意識をもて/ (3)常にメモ用紙をもて
3 現地主義をつらぬけ
――禁断の木の実を食べるために
(1)現地主義者になれ/ (2)現地では何でも見よ/ (3)出張や旅行を取材のチャンスにせよ
4 本や新聞の読み方を工夫せよ
――正確な情報をたくさん入手するために
(1)手あたりしだいに本を読め/ (2)鉛筆をもって新聞を読め
5 一人の子どもを思い浮かべよ
――一人ひとりの子どもを伸ばすために
(1)子どもの事実をさぐり続けよ/ (2)一人の子どもを熱中させるネタを考えよ/ (3)一人の子どもの動きを追え
6 見る目とセンスをみがけ
――一つのものが多様に見える目をもつために
(1)一枚の絵を継続的に追究せよ/ (2)先入感を取り去って見よ/ (3)「茶わん」から都市が見える目をつくれ
7 すべてのものを「師」にせよ
――幅広い見方考え方を身につけるために
(1)人にたずねることを恥じるな/ (2)独学をせよ
二 教材開発のノウハウ
1 子どもを熱中させる「ネタ」研究
――授業研究に欠けているもの
(1)子どもの能力にあった教材研究をしているか/ (2)授業に「ネタ」があるか/ (3)何で勝負するか/ (4)子ども研究の不足
2 授業に生きるネタ開発のポイント
――子どもが追究するネタをさぐる
(1)どんなネタで子どもは動くか/ (2)ネタを分類してみると/ (3)子どもにネタ開発を仕かける方法/ (4)材料・道具・教具もネタに/ (5)おもしろい教材教具の活用法
3 子どもの中の教材を創りかえる
――子どものくらしの中からネタを発掘する
(1)子どもの中の教材をさぐる/ (2)授業のネタを考える/ (3)授業のネタづくり/ (4)授業のネタはどこまで生きるか
4 地理学習・こんな教材が子どもの目を開く
――「社会」に目を開く教材には発展性がある
(1)「飛び地」の教材化/ (2)「飛び地」は各地にある
5 時代順の歴史学習を疑う
――歴史教材の見方が変わる
(1)「体系的な歴史」は存在するか/ (2)歴史学習の「時代順主義」からの脱却/ (3)小学校ではおもしろい問題史を/ (4)ヒントから教材化まで/ (5)二つの教材研究の必要性
6 ニュースをネタにしあげる
――新しい社会の動きを見る目を養うために
(1)「三割自治」の実例/ (2)日本の原子力発電は大丈夫か
三 子どもが熱中する教材の発掘例
1 教材をクイズにまとめる
――クイズ形式で意欲化をはかる
(1)クイズ授業ゼミナール/ (2)クイズは文の読みとりにも使える
四 こんな素材をネタにしたい
(1)一日の生活に使う品物数はどのくらい?/ (2)江戸時代二六五年間に三〇人も城主がかわった藩/ (3)百姓一揆は生活が苦しいからおこしたのか?/ (4)小さな資料を大きなネタに
    • この商品は皆様からのご感想・ご意見を募集中です

      明治図書
読者アンケート回答でもれなく300円分のクーポンプレゼント!

ページトップへ