- まえがき
- /堀 裕嗣
- 学級開き1 初日に語る言葉の重み
- /宇野 弘恵
- 学級開き2 学級経営者としての学級開き
- /桔梗 友行
- 学級開き3 温かく,温かく子どもと関係を紡ぎたい
- /金大竜
- 学級開き4 教師と子ども,子どもと子どもをつなぐ学級開き〜笑いと安心〜
- /佐々木 潤
- 学級開き5 チームで学級開きをしよう!
- /白井 敬
- 学級開き6 年間約200日の初日〜ゴールは,どこだ?〜
- /中條 佳記
- 学級開き7 「学級開き」と『契約』
- /坂内 智之
- 学級開き8 学級開きは「子ども達の動き」を見る
- /福山 憲市
- 学級開き9 やる気が出てくる学級開き〜ドキドキをワクワクに〜
- /藤原 なつ美
- 学級開き10 日常へと繋がる学級開き
- /古田 直之
- 学級開き11 評価権を握る
- /山田 洋一
- 学級開き12 生き方を意識した学級開き〜ものの見方・考え方を変える〜
- /渡邉 尚久
- 学級開き1 「造形遊び」によるアイスブレーク〜担任が求める3つの視点を得るために〜
- /伊藤 慶孝
- 学級開き2 このクラスで,この仲間と育てたい三つの心〜自立心・知的好奇心・感謝の心〜
- /門島 伸佳
- 学級開き3 心づくしのセレモニーを
- /堀川 真理
- 学級開き4 僕が学級開きについて考えるようになった訳
- /渡部 陽介
- あとがき
- /堀 裕嗣
まえがき
学級開きは教師が1年間で最も力を入れてつくる1時間です。子どもたちとの出逢いの1時間であり,1年間の教師と子どもたちの関係をつくる第一歩となる1時間でもあります。検証のしようがないので誰もデータを取ることができませんが,この1時間の成否が1年間の学級経営に大きく影響を与えることを,教師ならだれでも知っています。本書はそんな1時間を若手からベテランまで,16人の教師にご提案いただきます。
学級開きには,@1年間の学級づくりにおいて,教師がどのような方針で運営していくのか,A教師が子どもたちにどんな思いを抱いているのか,といった教師による働きかけがあると同時に,B子どもたちの実態をできるだけ把握しようという見取りの意味合いも決して少なくありません。その意味で,16人の先生方がどのように子どもたちに働きかけるのかと同時に,子どもたちをどのような手立てで観察しようとしているのかという視点をもってお読みになると,様々なことが見えてくるだろうと思います。そこにはそれぞれの先生方の教育に対する,学級づくりに対する「思想」が見えてくるはずです。
新年度,新しい子どもたちとの出逢いにおいて,どんな1時間を設定するか。16の提案は必ず,読者の皆さんの学級開きの在り方に大きな影響を与えるはずです。メモを取りながらじっくりとお読みいただくことをお薦めします。読むべきはその教師の「思想」です。
/堀 裕嗣
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- 明治図書
- 学級開きのネタが数多くあって良かった。2020/6/1430代・小学校教員