中学校 すぐできる”とびっきり”の道徳授業 2 ワークシートでできる「道徳科」授業プラン

中学校 すぐできる”とびっきり”の道徳授業 2 ワークシートでできる「道徳科」授業プラン

ロングセラー

好評5刷

インタビュー掲載中

個性あるワークシートで道徳科の授業を始めよう!

教科化で「考え、議論する道徳」への転換が求められていますが、具体的にはどんな授業行っていけばよいのでしょうか。本書では、明日の授業ですぐにできるとびっきりの授業プランをワークシートつきで紹介。いじめ、問題解決的な学習など、新しいキーワードにも対応!


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PDF
ISBN:
978-4-18-244819-5
ジャンル:
道徳
刊行:
5刷
対象:
中学校
仕様:
B5判 112頁
状態:
在庫あり
出荷:
2024年4月1日

目次

もくじの詳細表示

はじめに
第1章 「特別の教科 道徳」の授業を始めよう
1 道徳の教科化とワークシートの活用
@ 新教科「道徳科」の誕生
A 「問題解決的な道徳学習」におけるワークシ−トの活用
B 「心理学的な体験学習」におけるワークシートの活用
C 本書で紹介する授業のワークシート活用の「凄技」
2 ワークシートのつくり方
@ ワークシートのよいところ
A ワークシートの項目
B ワークシートの活かし方
C 自分なりのワークシートの様式をつくろう
3 ワークシートの授業での活用法
@ 授業の重要なツールとして
A 授業での活用上の留意点
B ワークシートへのコメント
C 授業後の活用の工夫
第2章 すぐできる「特別の教科 道徳」の授業
実践例1 内容項目 節度,節制 キーワード 道徳的習慣
自分の生き方を見直そう
実践例2 内容項目 感謝 キーワード 道徳的行為
「ありがとう」の紙芝居をつくり,園児に感謝の気持ちを伝えよう
実践例3 内容項目 礼儀 キーワード 道徳的行為
ロールプレイで礼儀の大切さを実感
実践例4 内容項目 相互理解 キーワード いじめ防止
脳内会議で「いじめ」を防ぐ
実践例5 内容項目 思いやり キーワード いじめ防止
詩を贈る
実践例6 内容項目 相互理解 キーワード 体験的な活動
「聴き合い活動」を通して「認め合い学び合う心」を育む
実践例7 内容項目 思いやり,感謝 キーワード 体験的な活動
感謝の気持ちを言葉にしよう!
実践例8 内容項目 思いやり,感謝 キーワード 情報モラル
情報端末の二面性を考える
実践例9 内容項目 礼儀 キーワード 情報モラル
開発的な生徒指導を射程に含む授業を構想する
実践例10 内容項目 希望と勇気,克己と強い意志 キーワード キャリア教育
将来の夢=職業
実践例11 内容項目 自然愛護 キーワード 環境問題
「あなたは許せる?」から自然愛護へ
実践例12 内容項目 国際理解,国際貢献 キーワード 環境問題
21世紀のグローバルな世界を生きぬく心を育てる
実践例13 内容項目 生命の尊さ キーワード 生命倫理
「死」と「生命」の見つめ方
実践例14 内容項目 遵法精神,公聴心 キーワード 問題解決的な学習
スポーツのルールと社会のルール
実践例15 内容項目 よりよい学校生活,集団生活の充実 キーワード 討論
決勝戦

はじめに

 いよいよ,新しい教科「道徳」がスタートします。

 これで学校における道徳教育が飛躍的に充実する機会を得たことになります。

 そしてまた,道徳の時間は,新しい姿に生まれ変わろうとしています。

 一言で言うと,


  教師が子どもに「教える道徳」から,

  子ども自身が懸命に「考える道徳」への転換


がはかられつつあるのです。

 しかし,それには,現場はどうすればいいのでしょうか。どうすれば,学校現場はこれを実現することができるか,試行錯誤を重ねています。まだまだ迷いの中にある,という段階と言えるでしょう。

 この問題に対応する「1つの,しかも誰でもできる具体策」を示すのが,この本です。

 それは,一言で言えば「ワークシート」の活用です。

 ワークシートに「書く」ためには,当然,自分で「考え」なくてはなりません。

 自分で考える時間をもつこと。これがワークシート活用の意義です。

 道徳シート,道徳ノートと呼ばれることもあるこのワークシートをうまく活用することが「考える道徳」を行う具体的な方法の一つになる,というのが,私たちの提案です。

 しかし,ワークシートは使い道を誤れば大きなリスクが潜んでいます。テスト慣れしている今の子どもたちは,ワークシートの「問い」にとても敏感です。ある意味では,授業中の教師の「発問」以上に,ワークシートの「問い」は,大きな拘束力を子どもの思考に与えます。

 したがって,ワークシートの問いが授業のねらいとずれたピンボケなものになると,その授業における子どもの思考,ひいては授業全体がピンボケなものになってしまいます。

 逆に,よいワークシートがつくられれば,子どもの思考は刺激され活性化され,引き出されていくでしょう。子どもの思考のプロセスが「見える化」され,教師にも,そして子ども自身にも,よくわかるようになります。それがさらに,子どもの思考を高めていくのです。

 読者の先生方が本書で紹介するワークシートをうまく使って,「考える道徳」への好スタートをきられることを願っています。


   明治大学教授 /諸富 祥彦

著者紹介

諸富 祥彦(もろとみ よしひこ)著書を検索»

筑波大学大学院博士課程修了。教育学博士。千葉大学教育学部助教授を経て,現在,明治大学文学部教授。

植草 伸之(うえくさ のぶゆき)著書を検索»

千葉市養護教育センター所長

齊藤 優(さいとう まさる)著書を検索»

千葉県千葉市立貝塚中学校

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
    • この商品は皆様からのご感想・ご意見を募集中です

      明治図書
    • とても役にたった。
      2021/1/540代・小学校教員
    • ワークシートだけでなく、板書計画や指導案も記載されているので、追試がしやすい。
      2019/3/2830代・中堅教諭
    • わかりやすか、すぐに使えるからもありがたいです。
      2017/7/940代 中学校 講師
    • すぐ授業で使えるので、ありがたかったです。
      2017/4/140代・中学校教員
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