よくわかる学校現場の教育原理 教師生活を生き抜く10講

よくわかる学校現場の教育原理 教師生活を生き抜く10講

好評2刷

書評掲載中

厳しさを増す教師生活を生き抜くには?世界を広げる10講

多忙な学校事務、家庭教育の揺れ、クレームの多い保護者など、厳しさを増す学校現場。そんな中で教師生活を生き抜くには、どうすればよいのか?「明後日の思想で考える」「人柄志向から事柄志向へ」「指導主義から感化主義へ」など、教師生活を生き抜く10の提案です。


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PDF EPUB
ISBN:
978-4-18-191913-9
ジャンル:
教育学一般
刊行:
2刷
対象:
小・中・他
仕様:
四六判 136頁
状態:
在庫あり
出荷:
2017年4月25日
特集 新学習指導要領解説書籍
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目次

もくじの詳細表示

まえがき
第一講 〈HOW〉から〈WHY〉へ転換する
一 〈HOW〉の問い
二 〈問い〉のさじ加減
三 一億総〈HOW〉病
四 〈WHY〉の問い
五 潜在を顕在化する問い
六 〈世界観〉を広げる問い
第二講 〈明後日の思想〉で考える
一 教師の業
二 絶望的な顔
三 今日でも明日でもなく、明後日
四 〈引き〉の視点
五 一つの例外
第三講 〈学校的リアリズム〉を体現する
一 日本人の特性
二 学校独自のリアリティ
三 きれいごとであることの自覚
四 嘘をつく職業
五 〈学校的リアリズム〉の体現
第四講 〈織物モデル〉を指標とする
一 〈織物モデル〉の効用
二 〈織物モデル〉の縦糸
三 〈織物モデル〉の横糸
四 〈織物モデル〉の縦糸と横糸
第五講 〈人柄志向〉から〈事柄志向〉へ転換する
一 心でっかち
二 まあ、ご愛敬
三 起こった事実
四 身に纏うオーラ
五 〈人柄志向〉と〈事柄志向〉
第六講 〈補助線型思考〉を体得する
一 現実的に有効な対応
二 〈前向き〉な仕事と〈後ろ向き〉な仕事
三 〈邪悪肯定論〉の補助線
四 〈補助線型思考〉の体得
第七講 〈指導主義〉から〈感化主義〉へ転換する
一 〈上機嫌〉でいること
二 口ほどにもの言う背中
三 ストレスを回避する日常
四 前─知性的ななにか
五 「教え方」と「在り方」
第八講 〈十割主義〉から〈六割主義〉へ転換する
一 張り詰めない仕事のしかた
二 「まかせる」と「押しつける」
三 関数としての仕事
四 更新し続けること
五 ゆるく設定される到達点
第九講 〈先生と呼ばれるほどの馬鹿でなし〉の矢を自分自身に向ける
一 見えない選択肢
二 自分の分
三 教養を志向する構え
第十講 眼差しを遠くに向ける
一 女性の変容
二 若者の変容
三 遠くを見る眼差し
あとがき

まえがき

 こんにちは。堀裕嗣です。また、売れない本を書いてしまいました(笑)。

 「教育原理」とはたいそうな書名だと思われるかもしれませんが、僕としては大真面目です。この本には教育法規も教育史もルソーもペスタロッチもデューイも出てきませんが、そもそも「教育原理」というのは、そうした知識を意味するのではありません。ごくごく簡単に言うなら、教育についてこのように考えてみませんか? という提案こそが教育の原理なのだと思うのです。その点ではこの本はまさしく、「教育原理」について語られた本です。

 この本は十一ページずつの十講でできています。十講のどれもが今日的な教育問題、教師の日常的な悩みに示唆を与える視点が語られている。そう自負しています。技術を語ったり、構えを語ったりという、ここ三十年余りの教育書の動向からははずれていますが、教師として子どもたちの前に立つうえで必要な思想の根本のところだけに絞って語られたものばかりが掲載されています。

 最近、若い教師に違和感を感じることが多くなりました。自分が年をとったのだと考えればそれまでなのですが、どうもそうではないようです。というのも、違和感を感じるのは職場の若い同僚たちに対してではなく、セミナーで出逢ったりSNSで知り合ったりする若手教師だからです。彼らの多くに、僕は地に足のついていない、浮遊した印象を抱いています。自分の頭でものごとをしっかりと考えた経験がないのではないか。そんな印象を強く抱いています。ああ、こいつら、オレが騙そうと思えば簡単に騙されるな……そんな印象だといえばわかりやすいでしょうか。

 セミナーに講師として登壇する人たちにも、SNSにさまざまな影響を与える人たちにも、ちゃんと現場があります。若い頃からの努力の積み重ねもあります。自分の頭で考えに考え抜いたという経験もあります。これらが総合して、いま現在のものの見方、考え方を提出しているわけです。

 ある程度、表現に慣れた人たちの言葉というのはシンプルですから、一見わかりやすく感じられるものです。しかし、そのシンプルさをその通りに受け止めて実践してしまったのでは、仕事はうまくいきません。そのままに受け止めるのではなく、その教育の在り方の前提となっている現実認識、背景、思想に目を向けること。その姿勢をもつこと。それこそが「教育原理」なのだと感じています。


   /堀 裕嗣

著者紹介

堀 裕嗣(ほり ひろつぐ)著書を検索»

1966年北海道湧別町生。北海道教育大学札幌校・岩見沢校修士課程国語教育専修修了。1991年札幌市中学校教員として採用。学生時代,森田茂之に師事し文学教育に傾倒。1991年「実践研究水輪」入会。1992年「研究集団ことのは」設立。

現在,「研究集団ことのは」代表,「教師力BRUSH-UPセミナー」顧問,「実践研究水輪」研究担当を務める傍ら,「日本文学協会」「全国大学国語教育学会」「日本言語技術教育学会」などにも所属。

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
    • この商品は皆様からのご感想・ご意見を募集中です

      明治図書
    • 中学校現場の本音が語られている。
      2016/6/2040代・中学校教員
    • このような内容の書籍は珍しい
      第八講は ぜひ多くの方々に読んでほしい
      2016/1/1640代・小学校教諭
    • 若い先生に ぜひ読んでいただきたい一冊
      2015/11/2940代 小学校
    • 読み応えのある一冊。
      2015/11/1450代・中学校教員
    • 現在の学校の特徴をつかむ上で大変分かりやすい本であった。
      2015/10/2430代 鴻巣市小学校教諭
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