小学校教師のための学級経営365日のパーフェクトガイド
ちょっとの工夫でクラスがうまくいく場面別指導術

小学校教師のための学級経営365日のパーフェクトガイドちょっとの工夫でクラスがうまくいく場面別指導術

インタビュー掲載中

効果的な時期の指導で365日安定したクラスをつくる!

新学年学級開きの3日間から2週間、ゴールデンウィーク後、夏休み、学年末など、365日の中でも特に大切な時期の学級づくりのノウハウや学級担任の仕事術を紹介し、さらに保護者対応、生徒指導・行事指導などのノウハウも収録した学級経営力が必ず身に付く1冊です!


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PDF
ISBN:
978-4-18-125911-2
ジャンル:
学級経営
刊行:
対象:
小学校
仕様:
A5判 152頁
状態:
在庫僅少
出荷:
2024年3月29日

Contents

もくじの詳細表示

はじめに
Chapter1 学級経営ビジョンがどうして重要なのか
1 若手教師の資質が高まらない現状を認識する
2 2年目までに若手教師が身に付けるべきこと
3 学級担任としてビジョンを明確にすること
4 学校態勢のなかでの教師の力量を高めること
5 学級担任力自己チェックで力量を判断すること
Column1
誰に聞けばよいのかな
Chapter2 学級担任力を高める完全ガイド1 はじめの3日・2週間が決め手
1 スケジュール管理をどうすればよいか
2 新年度の準備として学級担任がしておくべきこと
3 始業式までにすべきこと
4 学級担任としてのはじめの一歩
5 名前の呼び方
6 最初の挨拶
7 名前の覚え方
8 座席の決め方
9 係り活動の決め方
10 ゲームによる学級のまとめ方
11 授業開き
12 はじめての保護者会
13 週計画の作成
14 遠足の実地踏査
15 毎日の言葉がけ
16 学級経営案の作成
Column2
子どもの名前は
スケジュール管理とは
はじめての保護者会の覚悟は
Chapter3 学級担任力を高める完全ガイド2 ゴールデンウィーク後の再生
1 学級づくりの練り直し
2 学習規律の徹底で授業の充実度を高める
3 はじめての席替え
4 授業が生命線
5 公開授業の決め手
Column3
改めて,自己認識するための「自己啓発」の推進を
「本を読まない自己」から「読書へのかかわり」をもつ
Chapter4 学級担任力を高める完全ガイド3 自信をつける春の運動会
1 運動会の担当と基本的な考え方
2 担当演技への対応
3 児童の意欲を持続させるために
4 演技に対しての働きかけ
5 当日までのタイムテーブルの徹底
Column4
持続する意欲につなげるために「継続は力なり」
Chapter5 学級担任力を高める完全ガイド4 夏休みを乗り切る
1 長期休業期間の基本的な考え方
2 研修を自己改善に生かす
3 自己啓発,自己研鑽が2学期に生きる
4 どこまでのことが終わったか
Column5
自信をもった対応をするために「できた喜びを」
「一人学びの習慣」を身に付ける
「苦手分野を克服して」自信につなげる
Chapter6 学級担任力を高める完全ガイド5 感動の1年の締めくくり
1 別れと出会い
2 何を残すか,学級文集づくりなど
3 学級担任として学年末まで意欲の持続を
4 別れの挨拶
Column6
何を残すのか
先生ありがとう
Chapter7 学級担任力を高める完全ガイド6 保護者等のクレーム対応
1 保護者対応の原則
2 保護者クレーム克服への手立て
3 保護者は最大の応援団
Column7
保護者は学級担任の敵,味方?
Chapter8 学級担任力を高める完全ガイド7 学級をまとめる生徒指導・行事指導
1 児童相互の人間関係の確立
2 学級集団としての一体感
3 生徒指導の対応でまとめる
4 学級行事が学級をまとめる
5 児童相互のコミュニケーションが原則
Column8
学級ゲームでまとまりをつくる
おわりに

はじめに

 「最優先で学級経営ができる」

 「学級経営が安定的にできる」

 「授業も大切だが,学級経営あってのもの」


ということが学校現場では求められている。しかし,若手教師にとっては学級経営が困難な状況がある。学級経営を学ばずに現場に立つ教師,試行錯誤しながら学級経営をしている教師,段取りがわからず学級経営が不安定になっている教師などが増え,しかも,経験の浅い若手教師が若手を育成する時代にすでに入っている。


 本書では,365日をより安定的に運営する学級経営とはどのようなものか,困難を乗り切るための手立てはどのようにすればよいかを論じるものである。特に,次に挙げる時期,場面への手立ては重要である。


 「はじめの3日・2週間が決め手」

 「ゴールデンウィーク後の再生」

 「自信をつける春の運動会」

 「夏休みを乗り切る」

 「感動の1年の締めくくり」

 「保護者等のクレーム対応」

 「学級をまとめる生徒指導・行事指導」


 これらに対して,学級担任としての力量を発揮して,乗り切ることができれば,2年目,3年目の教師の資質の低下は避けることができ,今の時代を生き抜く教師として,子どもたちの前にも自信をもって立てることになる。


 学級経営は誰かが教えてくれるものではない。学級担任としての強い使命と学級経営のコツを身に付けて,どの学年の担任になっても子どもの側に立って活躍できる教師にならなくてはならない。本書の様々な実践から,今の自身の学級経営を見直し,子どもたちと共に365日輝く教師になってもらいたい。本書で紹介した学級経営力を身に付けることで,必ず,子どもたちと向き合う学級経営となり,多くの信頼を得ることができるものと確信している。


  平成29年2月   /釼持 勉

著者紹介

釼持 勉(けんもち つとむ)著書を検索»

東京都出身。1977(昭和52)年,千葉大学教育学部卒業。1983(昭和58)年,兵庫教育大学大学院修士課程修了。福島県立西会津高等学校,東京都文京区立明化小学校,北区立滝野川小学校,杉並区立高井戸第四小学校,荒川区教育委員会指導主事,教育庁指導部指導主事,東京都立教育研究所指導主事,東京都教職員研修センター統括指導主事,国立市立国立第七小学校長,小金井市立小金井第一小学校長,東京学芸大学特命教授兼任,帝京大学教育学部初等教育学科教授を経て,帝京科学大学こども学部教授。公益社団法人「顔と心と体」研究会理事,小・中学校国語科書写教科書編集・執筆(教育出版)等も務める。この間,文部科学省学習指導要領(国語)調査研究協力者,文部科学省学校施設の在り方調査研究協力者などを務める。

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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