楽しく脳を鍛える遊び50
遊びが苦手な子どもも楽しめる

楽しく脳を鍛える遊び50遊びが苦手な子どもも楽しめる

好評2刷

脳を働かせるのに有効で、子どもが熱中する遊びを紹介

子どもにとって、たくさんの「学び」の要素を含んでいる遊びは心身の成長に必要不可欠なものである。本書は脳を働かせるためのたくさんの遊びを紹介している。ボードゲームやカードゲームなど子どもから大人まで取り組めるものを取り上げ、脳の働きについても解説。


紙版価格: 2,156円(税込)

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ISBN:
978-4-18-065423-9
ジャンル:
その他教育
刊行:
2刷
対象:
幼・小・中・他
仕様:
B5判 112頁
状態:
在庫僅少
出荷:
2024年5月7日

もくじ

もくじの詳細表示

はじめに
T 遊びで脳を鍛える!〈実践〉
[1] まず,楽しむことから始めよ
1 坊主めくり
2 ウサギのニーノ
3 パーキングゲーム
4 黒ひげ危機一発
5 にじいろのへび
6 ぶたのしっぽ
7 ヤギのベッポ
8 ジェンガ
9 ヴィラパレッティ
[2] ばばぬきは「心の理論」で大人のゲームになる
10 ばばぬき
11 はげたかのえじき
12 レースギャロッポ
13 ツィフツォフ
14 ニムト
15 スコットランドヤード
[3] 記憶力が活躍する!
16 神経衰弱
17 ガイスタートレッペ
18 ゆうかんな仕立て屋さん
19 ザーガランド
20 にわとりの追いかけっこ
21 プルンプザック
[4] プランニングが活躍する!
22 7ならべ
23 大富豪
24 カルタヘナ
25 オセロ(リバーシ)
26 セブンブリッジ
27 ナポレオン
28 ヒクタス
[5] 柔軟な思考って大切だよね
29 UNO
30 ラビリンス
31 アメリカンページワン
32 ダイヤモンドゲーム
33 立体四目
34 コリドールキッズ
[6] 人生楽ありゃ苦もあるさ
35 人生ゲーム
36 海賊船ゲーム
37 ビバトッポ!〜ネコとネズミの大レース〜
38 ダイヤモンド
[7] ゲーム上の小さな旅
39 電車でGO!
40 日本一周旅行ゲーム
41 チケット・トゥ・ライド
[8] 勝ち負けばかりが人生じゃない
42 クラウン
43 キャッチ・ミー
44 果樹園ゲーム
45 アンゲーム
[9] 数の力を鍛える
46 LOBO77
47 宝の滝
48 勝利への道
49 ゴーストパーティー
50 ハリガリ
〈おまけ〉ゼロトゥテン
U 遊びで脳を鍛える!〈解説〉
[1] 遊びの効用 たかが「遊び」というなかれ!
「遊び」の中にひそむたくさんの「学び」
[2] 遊びと子どもの発達
[3] 人とかかわる楽しさを知ることが社会性の基本
[4] 子どもの脳こそバランスのよい成長が必要
[5] 遊びを通した認知支援(CIP:Cognitive Intervention in Play)
おわりに

はじめに

 「遊んでばかりいないで勉強しなさい!」と,叱られる子どもは,昔も今もたくさんいることでしょう。みなさんは,「遊び」に,どんなイメージをもっているでしょうか?

 「遊び」というと,あまり価値のないもの,必要のないもの,といったイメージがあるかもしれません。しかし,実は子どもにとって「遊び」は,たくさんの「学び」の要素を含んでいる心身の成長に必要不可欠なものなのです。

 子どもたちは「遊び」を通して,たくさんのことを学んでいます。遊びを楽しむことを通して,主体的にかかわることの楽しさを経験し,自信を身につけ,次の活動への意欲をもちます。また,自己決定力や計画する力,ルール理解や自分をコントロールする力といったものも,遊びを通して育てていくことができます。楽しみ方1つをとっても,「勝った」という結果だけの喜びから,途中の過程を楽しむ,一緒に遊ぶ相手とのやりとりを楽しむ,知的好奇心を満たすことを楽しむ,等さまざまなものがあります。たかが遊び,されど遊び,なかなか奥の深いものがあるのです。

 この本では,脳を働かせるためのたくさんの遊びを紹介しています。基本的には,ボードゲームやカードゲームなど,室内で取り組めて比較的いろいろな年齢の人たちが少人数で楽しめるものを取り上げ,脳の働きについて解説しました。遊びには,脳を働かせるいろいろな要素があります。おもだった要素を中心に,「まず楽しむ」「心の理論」「記憶力(ワーキングメモリ)」「プランニング」「思考の柔軟性」「シミュレーション」「小さな旅」「勝ち負けじゃない」「数の力」の9のカテゴリーに分類しました。9のカテゴリーのうち,「記憶力(ワーキングメモリ)」「プランニング」「思考の柔軟性」は「実行機能」とよばれる高次脳機能にかかわるものです。実行機能のトレーニングをしたい大人にも,この本は役立つでしょう。

 情報量が多くなりすぎると複雑でわかりにくくなるので,ルールはできるだけシンプルにして記述しました。「基本のルール」として最もシンプルなルールを紹介し,もっと複雑なルールを楽しみたい人のためには「さらにチャレンジ!」として記述しました。学校などで取り組むときには,基本のルールを紙に書いて示すと,ルール理解が苦手な子どもにもわかりやすくなります。少人数で取り組むものですから,あまり大きな紙よりも,四つ切りくらいの大きさが見やすいでしょう(カレンダーの裏などは使いやすいです)。

 また,2人でも楽しめるものには,「2人」マークをつけました。(図省略)

 よく知っているつもりの遊びも,ちょっと視点を変えたり,工夫を加えたりすることで脳を鍛えるチャンスがぐっと広がります。さぁ,みなさんも楽しみながら脳を鍛えてください。


  2009年12月   編著者代表 /鳥居 深雪

著者紹介

鳥居 深雪(とりい みゆき)著書を検索»

 千の葉教育科学研究所

 植草学園大学発達教育学部発達支援教育学科

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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