小学校「古典の扉をひらく」授業アイデア24

小学校「古典の扉をひらく」授業アイデア24

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昔話から伝統芸能まで、小学校古典スタートブックの決定版

小学校の古典の授業が、ただ声に出して読むだけの時間になっていませんか? 本書には、1年生から6年生までの子どもたちが楽しめて、先生も教えやすい古典の授業アイデアが満載! 板書例やワークシート例など、プラスの資料も充実した1冊。


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ISBN:
978-4-18-041610-3
ジャンル:
国語
刊行:
対象:
小学校
仕様:
B5判 112頁
状態:
絶版
出荷:
復刊次第

もくじ

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はじめに
第1章 小学校で求められる古典学習
1 小学校で古典を指導する意味
2 小学校の古典学習で学ばせること
3 学習指導要領における古典指導のねらいと内容
4 古典の授業のポイント
第2章 伝統的な言語文化を楽しもう! 小学校古典の授業アイデア24
1 昔話を音読しよう(役割読み)
〜教育出版1年「天にのぼったおけやさん」など
2 昔話の読み聞かせを聞いて感想を交流しよう
〜東京書籍1年「むかしばなしをたのしもう」
3 お気に入りの昔話を読み聞かせしよう
〜光村図書1年「むかしばなしがいっぱい」
4 昔話音読劇をつくろう
〜教育出版2年「いなばのしろうさぎ」,光村図書2年「いなばの白うさぎ」
5 もし私が主人公なら…「昔話を考える」
◎発展(2年)
6 昔話のつづき話をつくろう
〜東京書籍2年「かさこじぞう」,教育出版2年「かさこじぞう」
7 調べて発表しよう「冬の行事」
〜光村図書3年「きせつの言葉 冬の楽しみ」
8 季節の俳句を味わおう
〜光村図書3年「声に出して楽しもう(一茶・百人一首など)」「きせつの言葉 冬の楽しみ」
9 いろはかるたを楽しもう
〜光村図書3年「かるた」
10 慣用句を使ってクイズ大会を開こう
〜東京書籍3年「慣用句を使ってみよう」
11 ことわざでお話をつくろう
〜光村図書4年「『ことわざブック』を作ろう」
12 まんがで楽しむ故事成語
〜光村図書4年「知ると楽しい『故事成語』」
13 落語を楽しもう
〜教育出版4年「寿限無(落語)」
14 百人一首大会をしよう〜ぼくもわたしも藤原定家〜
〜東京書籍4年「『百人一首』を声に出して読んでみよう」,教育出版4年「『百人一首』を読もう」など
15 下級生に故事成語を語ろう
◎発展(5年)
16 私の「平成版 枕草子」をつくろう
〜東京書籍5年「古文に親しもう」など
17 「名人の教え―先輩からのアドバイス集―」をつくろう
〜光村図書5年「古典の世界 高名の木登り」
18 論語の「教訓」を自分に置き換えて新聞をつくろう
〜光村図書5年「声に出して楽しもう 論語」
19 イソップ物語,今と昔を比べよう
〜教育出版5年「『古典』の言葉にふれよう 伊曽保物語」
20 (短歌)季節の言葉を感じよう
〜東京書籍6年「短歌」など
21 情景を想像して漢詩を楽しもう
〜光村図書6年「季節の言葉 春は,あたたか」
22 伝統芸能を見て鑑賞カードを書こう
〜光村図書6年「狂言 柿山伏」
23 おくのほそ道を旅しよう
〜教育出版6年「伝えられてきた作品」,発展
24 古典新聞をつくろう
◎発展(6年)

はじめに

 新しい学習指導要領による国語の授業がすでに始まっています。平成20年に告示された学習指導要領にはいくつかの改善点が見られますが,そのなかで最も大きなポイントは〔伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項〕の新設でしょう。このことにより,小学校においても第1学年から計画的に伝統的な言語文化についての指導が行われるようになったのです。

 小学校に古典の指導が位置付けられたのには社会の背景と時代の要求があります。その点については,第1章<1>「小学校で古典を指導する意味」で詳述していますが,日本人が長い間培ってきた日本的なよさを子どもたちに味わわせ,継承してもらおうというねらいがあります。文語文がすらすら読めるような子どもを育てるのが目標ではなく,古典に流れる日本人の情緒や感性を感じとれる子どもを育てることが目標なのです。

 小学校における伝統的な言語文化についての指導は,今まで中学校や高等学校で行ってきた古典指導をそのまま当てはめればよいということではありません。文字をやっと獲得する段階の低学年の児童に読み聞かせを通して昔話を味わわせたり,現代語で書かれた文章の読解や鑑賞もまだ十分できない中学年の児童に文語で書かれた短歌や俳句を味わわせるのです。何をどのくらい,どのように教えていくのか,小学校現場の先生方の大きな課題となっています。教材の選定の仕方や指導方法に一層の工夫を凝らさなければなりません。

 もともと小学校の教科書に多かった昔話の指導などはともかく,中学年以上に置かれた文語文の指導は小学校の先生方に馴染みの薄いものであるといえます。教科書に載っている枕草子や平家物語を教材として,どのように授業を展開するのか,充実した指導の実現は先生方の工夫にかかっています。現在,全国各地で伝統的な言語文化に関する指導の研修会が盛んに行われています。本書はそのような先生方の一助になるように編集しました。各教科書会社が掲載する教材を使って,具体的な展開例を示しています。できるだけ児童の言語活動を取り入れ,活用型の学習が展開できるように工夫しました。授業中の教師の留意事項も一目でわかるように構成も工夫しています。本書を参考にしていただき,全国で楽しく有意義な伝統的な言語文化の授業が実践されれば幸いです。

 なお本書の刊行に当たり,明治図書出版の杉浦美南氏には貴重なご助言をいただきました。心から感謝申し上げます。


  平成24年6月   編著者 /田中 洋一

著者紹介

田中 洋一(たなか よういち)著書を検索»

東京女子体育大学理事・教授。

昭和29年,東京新宿に生まれる。横浜国立大学大学院修了。専門国語教育。

東京都内公立中学校教諭を経た後,教育委員会で指導主事・指導室長を務め,平成16年より東京女子体育大学に勤務。現在は理事職も兼務する。この間,中央教育審議会国語専門委員,全国教育課程実施状況調査結果分析委員会副主査,評価規準・評価方法の改善に関する調査研究協力者会議主査などを歴任する。平成20年告示学習指導要領中学校国語作成協力者,光村図書図書小・中学校教科書編集委員,21世紀国語教育研究会会長。

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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