算数授業に役立つ!重要単元の学習指導案&板書モデル35

算数授業に役立つ!重要単元の学習指導案&板書モデル35

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算数の重要単元の板書・指導案づくりをフルサポート!

算数の学習指導案はどのようなことを踏まえて作成すればいいのか、重要単元の板書はどのようにまとめればいいのか、またどのような発問で授業を進めればいいのかなど、1〜6年までの重要単元についての授業&板書のノウハウを丁寧に解説・紹介したオススメの1冊です!


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PDF
ISBN:
978-4-18-033718-7
ジャンル:
算数・数学
刊行:
対象:
小学校
仕様:
B5判 160頁
状態:
絶版
出荷:
復刊次第

目次

もくじの詳細表示

はじめに
第1章 思考力・表現力・活用力を育てる算数授業づくりのポイント
T 「考える」ことを育てる算数指導とは? /志水 廣
U 学習指導案の特徴と授業づくりのポイント /前川 公一
第2章 第1学年 重要単元の学習指導案&板書モデル
1 指導観/2 単元の目標/3 単元の指導計画/4 本時の学習/5 授業づくりのポイント
1 数と計算 ブロックをつかっておはなしをしよう
「3つのかずのけいさん」
2 数と計算 8+3の計算の仕方は?
「たしざん(2)」
3 数と計算 13−9の計算の仕方は?
「ひきざん(2)」
4 量と測定 どちらがながいかな?
「おおきさくらべ(1)」
5 図形 にている かたちは?
「いろいろな かたち」
第3章 第2学年 重要単元の学習指導案&板書モデル
1 数と計算 乗り物に乗っている人数は?
「かけ算(1)」
2 数と計算 6の段の九九のつくり方は?
「かけ算(2)」
3 量と測定 一番長いものを決めるには?
「長さ」
4 量と測定 どちらが どれだけ おおいかな?
「かさ」
5 図形 三角形と四角形の形は?
「三角形と四角形」
6 数量関係 はじめの数の求め方は?
「かくれた数はいくつ」
第4章 第3学年 重要単元の学習指導案&板書モデル
1 数と計算 長いすの数の求め方は?
「あまりのあるわり算」
2 数と計算 43×6の計算の仕方は?
「1けたをかけるかけ算の筆算」
3 量と測定 どちらがどれだけ重いか調べるには?
「重さ」
4 図形 どんな仲間かな?
「三角形」
5 数量関係 落ちや重なりなく,分かりやすく表に整理するには?
「表とグラフ」
第5章 第4学年 重要単元の学習指導案&板書モデル
1 数と計算 72÷3の計算の仕方は?
「1けたでわるわり算の筆算」
2 数と計算 4.62+2.31の計算の仕方は?
「小数」
3 数と計算 小数÷整数の計算の意味や仕方は?
「小数×整数,小数÷整数」
4 数と計算 4―5+3―5の計算の仕方は?
「分数」
5 量と測定 180°を超える角の大きさの測り方は?
「角とその大きさ」
6 量と測定 正方形や長方形の面積の求め方は?
「面積」
7 図形 2つの直線が直角で交わっているのは?
「垂直・平行と四角形」
8 数量関係 式の意味は?
「式と計算」
第6章 第5学年 重要単元の学習指導案&板書モデル
1 数と計算 小数をかけるかけ算の仕方は?
「小数×小数」
2 数と計算 4―5÷3の計算の仕方は?
「分数」
3 量と測定 平行四辺形の面積の求め方は?
「面積」
4 量と測定 どちらの方がよい畑?
「単位量当たりの大きさ」
5 図形 形も大きさも同じ三角形は?
「合同な図形」
6 数量関係 割合の意味とその求め方は?
「割合」
第7章 第6学年 重要単元の学習指導案&板書モデル
1 数と計算 4―5×2―3の計算の仕方は?
「分数のかけ算」
2 量と測定 角柱の体積を求めるには?
「立体の体積」
3 量と測定 円の面積の求め方は?
「円の面積」
4 図形 形のちがいは?
「図形の拡大と縮小」
5 数量関係 比例のグラフの表し方は?
「比例と反比例」
顧問・執筆者紹介

はじめに

 北九州市の算数研究会は,平成24年8月に全国算数数学教育研究福岡大会を開催し,多数の参加を得て,成果のある研究会を運営する中心となっていた。その大会に間に合ったのが,『活用力・思考力・表現力を育てる! 365日の算数学習指導案1・2年編』『同3・4年編』『同5・6年編』の3冊であった。365日の学習指導案という名前が示すように,現場の指導に役立つ毎日の指導案が並べられている。この3冊の編集にも関わったが,とても緻密な議論を展開して,細部にまでこだわって作成され,とてもコンパクトな本にできあがった。お陰様で,これらの本は現場に支持され,わずか半年を待たず重版となった。ただし,1時間の内容を1ページに収めるという制約のために,書き足りない部分も生じていた。実際の指導展開には,もう少し記述を増やしたい,板書例もほしいということがあり,緻密な企画と実行によって,6学年分の重要単元の指導案と板書例を詳しく紹介した本書『算数授業に役立つ!重要単元の学習指導案&板書モデル35』ができあがってきたのである。

 また,本書は前作と違い,志水理論を取り入れた展開案となっている。第1章にもあるように,授業の基本的な流れには,志水理論の「ヒント包含法」「○付け法」「意味付け復唱法」「適用問題定着法」なども盛り込まれている。ありがたいお話で,私からこうしてほしいとお願いしたわけではないのに,取り入れてくださった。先生方の骨太の算数授業精神との調和が図られている。その結果,この本は前述の学習指導案集とは別の切り口になり,より内容の濃いものとなった。多くの現場で検証されているからこそ,安心して使っていただけることと思う。

 さて,志水理論の根底には,どの子も分かる・できる授業づくりということがある。この目標を目指す一つの手法なのである。○つけや復唱をしたからよい授業になったというのは誤解である。あくまでも子どもの「心」と「知」の変容を目指したものでなくてはならない。子どもの文字言語の読み取りには「○付け法」を,子どもの発言の切り返しには「意味付け復唱法」を使うと授業のねらいが達成しやすいのは事実であるが,なぜ,ここでは,机間指導の○つけが必要なのか,なぜ,適用練習が必要なのかをくみ取ってほしい。そのことで授業は最大限効果のあるものとなるのである。本書によって,どの子も算数が好きになり,しかも力がつくことを願っている。

 最後になりましたが,前川公一先生,北九州市の有志の先生方に心からお礼を申し上げるとともに,明治図書の木山麻衣子氏にはお世話になりました。ありがとうございました。


  平成25年1月   愛知教育大学 /志水 廣

著者紹介

志水 廣(しみず ひろし)著書を検索»

1952年,神戸市生まれ,大阪教育大学卒業。神戸市の公立小学校に勤務後,兵庫教育大学大学院修了(数学教育専攻)。筑波大学附属小学校教諭,愛知教育大学数学教育講座教授を経て,現在同大学大学院教育実践研究科教授。各地の小学校で師範授業や指導講演をして活動中。

前川 公一(まえかわ こういち)著書を検索»

1949年,北九州市生まれ,長崎大学教育学部卒業。北九州市立小学校勤務後,兵庫教育大学大学院修了。北九州市立教育センター指導主事,北九州市立小学校の教頭・校長を経て,現在東筑紫短期大学准教授。各地の研究発表会等の講師として活動中。

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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      明治図書

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