特別支援教育の実践情報 2009年9月号
学習指導要領改訂と授業の工夫

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特別支援教育の実践情報 2009年8・9月号学習指導要領改訂と授業の工夫

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ジャンル:
特別支援教育
刊行:
2009年7月15日
対象:
小・中
仕様:
B5判 78頁
状態:
絶版
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目次

もくじの詳細表示

特集 学習指導要領改訂と授業の工夫
特集について
宮ア 英憲
概論
新学習指導要領から見た教科指導の工夫点
樋口 一宗
個別の指導計画を活用した小・中学校における授業の工夫
松村 勘由
実践
通常の学級/小学校
〈国語〉見ること、聞くことで苦手な児童も生き生きと発表できる楽しい授業
柿沼 広美
〈外国語活動〉担任主導のコミュニケーションを重視する
栗原 光世
〈算数〉基礎的・基本的な知識や技能を身につけるために
沼田 典子
通常の学級/中学校
〈国語〉文語(歴史的仮名遣い)の壁をどう乗り越えるか
植村 邦子
通常の学級/高校
〈理科〉エンカレッジスクールにおける、30分授業での教科指導法の工夫
高橋 直人
特別支援学級/小学校
〈国語〉ひらがなの習得に向けた取り組み
井上 賞子
〈算数〉Web教材を活用した個別指導
大野 裕子
通級による指導
〈国語〉通常の学級での学び支援
村井 敏宏
特別支援学校
〔小学部〕お手伝いができる子になろう
榎並 浩
〔中学部〕自閉症の特性に配慮した自立活動の授業
野村 伸子
〔高等部〕職業リハビリテーションの考え方を取り入れた作業学習
コ増 五郎
ことばやかずを楽しく学ぶ簡単手作り教材 (第3回)
あてもの/記憶を頼りにお菓子をゲット!
象の会
授業がはずむ「おすすめアイテム」 (第70回)
カップであそぼう! スポーツスタッキング
亀田 長治
提言
特別支援教育という「思想」
玉井 邦夫
アイデアいっぱい・誰にでもできる指導法
ひとりでむすべちゃう!ちょうちょ結びの練習だ
中島 啓介
子どもの特性を生かした楽しい給食指導
坂入 仁和
〜食事を「食べる」行動の前後の状況に着目して考える〜
授業を面白くする手づくりグッズ
使いやすい包丁で調理を楽しもう
今井 基
隠すと見えてくる 九九パズル
塩谷 朗
子ども生き生き・学習活動
【国語】「伝え合う力」を支える3つの力
山ア 嘉信
【算数・数学】個を大切にした授業づくり
池田 かおり
【音楽】好き+できる+わかる=やろう!
郡 俊恵
【造形】感じる人に
小林 光人
【運動】どの子も楽しめる最強の運動遊び
森田 安徳
〜段ボールすべり台〜
【自立活動】みんなでスイッチオーケストラ
当島 美代子
コーディネーター便り (第15回)
校内実践に学び、人の輪を広げるコーディネーターに
田口 淳子
わが校のセンター機能づくり (第15回)
自立活動専任として担うセンター的機能への役割
杉浦 徹
トピックス (第15回)
特別支援教育の推進に関する調査研究協力者会議の中間とりまとめについて
石塚 謙二
フォトライブ「授業」Part17/大阪府立寝屋川支援学校 (第3回)
小学部/校外学習の事前学習
荒岡 志伸近藤 健
重度・重複障害のある子どもの教育的支援 (第3回)
重度・重複障害のある子どもの理解は可能か
大沼 直樹
情報機器のなるほど活用術 (第15回)
OSを切り替えよう!
亀田 長治
実践!! ソーシャルスキルトレーニング (第3回)
子どものつまずきに応じたかかわり
岡田 智
特別支援学校高等部における特色ある職業教育 (第3回)
企業から学び学校で学ぶ「デュアルシステム」
井上 美加
自閉症の子どもの算数指導 (第3回)
数字を書く、数を数える・数を扱う
河島 淳子高橋 知惠子
授業の力・授業の可能性を求めて (第3回)
実践/大量の小麦粉を使って思い切り遊ぼう!
和田 幸子満田 浩史米原 真弓
コメント
太田 正己
医学から見た発達障害の子どもたち2:近接領域と併存状態 (第3回)
併存状態としての学習困難―それはLD?―
原 仁
編集後記
宮ア 英憲

特集について

学習指導要領改訂と授業の工夫


改訂された小・中学校の学習指導要領の総則では,「障害のある児童・生徒などについては,特別支援学校等の助言又は援助を活用しつつ,例えば指導についての計画又は家庭や医療,福祉等の業務を行う関係機関と連携した支援のための計画を個別に作成することなどにより,個々の児童の障害の状態等に応じた指導内容や指導方法の工夫を計画的,組織的に行うこと。特に,特別支援学級又は通級による指導については,教師間の連携に努め,効果的な指導を行うこと。」が示されました。

さらに,「各教科等の指導に当たっては,児童・生徒が学習内容を確実に身に付けることができるよう,学校や児童・生徒の実態に応じ,個別指導やグループ別指導,繰り返し指導,学習内容の習熟の程度に応じた指導,児童・生徒の興味・関心等に応じた課題学習,補充的な学習や発展的な学習などの学習活動を取り入れた指導,教師間の協力的な指導など指導方法や指導体制を工夫改善し,個に応じた指導の充実を図ること。」が示されました。

このことは,障害のある幼児・児童・生徒に対して個別の指導計画及び個別の教育支援計画を作成し,その指導及び支援の充実を図ることを示しています。

さらに,これらの指導及び支援のための計画に基づいて,具体的な授業場面における教材及び教具を工夫し,個に応じた指導の充実を促進することが求められます。

授業等における指導の工夫については「ユニバーサルデザイン」をキーワードに,障害のある児童・生徒だけでなく,全ての児童・生徒に有効なものにしていくことも重要です。

これまで小・中学校等の各教科等で研究されてきた指導方法及び教材の工夫を特別支援教育の視点から,改めて見直すことも有効であると考えます。

特別支援教育の充実を図るためには,具体的な授業改善を図ることが重要であることは言うまでもありません。

本特集では,学習指導要領等の改訂に関する各教科等におけるキーワードを基に,各教科等での指導の工夫・改善を具体的に紹介したいと思います。

「特別支援教育の実践情報」編集代表/東洋大学教授 宮ア 英憲

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