授業力&学級統率力 2011年12月号
子どもの「やる気」を引き出す言葉かけ

U021

«前号へ

次号へ»

授業力&学級統率力 2011年12月号子どもの「やる気」を引き出す言葉かけ

紙版価格: 901円(税込)

送料無料

電子版価格: 811円(税込)

Off: ¥90-

ポイント還元20%

ファイル形式

PDF
ジャンル:
授業全般
刊行:
2011年11月8日
対象:
小・中
仕様:
B5判 78頁
状態:
絶版
出荷:
ダウンロード
定期購読

目次

もくじの詳細表示

特集 子どもの「やる気」を引き出す言葉かけ
提言 子どもの「やる気」を引き出す教師の力量とは
その「やる気」は誰が発見するのか―「言葉かけ」の前に―
小森 茂
価値を見抜く目を持つ力量が教師には必要
尾ア 正彦
教師の主観的な評価こそが子どもの「やる気」を引き出す
大内 善一
やる気の三要素を引き出す力量を身に付けよう
板倉 弘幸
成功体験を保証する教師が子どものやる気を引き出す
河田 孝文
子どもの「やる気」を引き出す言葉かけ―下学年
やる気を引き出すコツは、セロトニン5である
渡部 沙織
「あってるかあってないかはどうでもいいのです。発表することが大切なのです。」―そして発表できる場を作る。子どもは「やる気」を出す―
善能寺 正美
ほめてほめて、ほめまくることで、子どもたちは、自然と教師が期待することを身につける
森川 敦子
場に応じたほめ方を工夫し、それを続ける
戸井 和彦
子どもの「やる気」を引き出す言葉かけ―上学年
教えて褒めるに一工夫
□□□□□
ほめることでやる気を引き出す
漆山 仁志
やる気を育てたいなら、自己肯定感を高めよ
松崎 力
「教えて、ほめる」が基本である
田上 大輔
子どもの「やる気」を引き出す言葉かけ―中学生
できているところに目をむけ、心の底から感じることを声にする
月安 裕美
生徒のやる気を引き出す言葉はどんなものか
山田 高広
生徒が「できた」と思ったことを見逃さずに力強くほめる
進士 かおり
統率者として進む方向がぶれないことが、子どもの気持ちをつくる
向井 ひとみ
中学生だからこそほめる
小野 美与子
「やる気」を引き出せなかった時の対応策
やる気を引き出す原則に立ち戻る
新牧 賢三郎
活動の限定と即時のフィードバック
松野 孝雄
まだ策はある。万策つきるまで、あらゆる策を行う
渡辺 喜男
楽しいクラスをみんなで創る
楽しい授業や熱中する活動で楽しい学級を創る!
吉田 沙智
教師修業への助言
志をもって、仲間と共に磨き合う
山田 一
体験活動が人生を決める (第9回)
一週間の体験活動で子どもは変わるA
明石 要一
授業崩壊から生還するために (第9回)
学生時代から真剣な修業を重ねた一教師の記録 前編
長谷川 博之
発達障がいの子どもに学ぶ (第9回)
不安系ではなく報酬系の脳を作ろう
小野 隆行
授業の知的組み立て方 (第9回)
数多の災害から立ち直ってきた日本
谷 和樹
〜その復興の歴史と未来へのエネルギーをどのように授業するか〈その4〉〜
子どもの発言を引き出す技 (第9回)
「店とは何か」で多様な考えを引き出す
有田 和正
実感道徳のすすめ (第9回)
なぜ、学校に来るのか(上)
野口 芳宏
〜その根本認識の共有の為に〜
編集後記

編集後記

○…教師の一言が「子どものやる気」を引き出すとして、板倉弘幸氏(台東区大正小学校)は、「ほめ言葉はやる気を引き出す鉄則である」として、次の例を紹介されています(本誌五月号)。「向山洋一氏は、やる気が出るときを粗く六つあげている。ほめられたとき、おもしろいとき、やり方がわかるとき、問題を選択できるとき、挑戦したい問題のとき、はっきり評価評定されるとき。新牧賢三郎氏(大田区立徳持小学校)はやる気を引き出す四つの原則として、激賞、目的達成、選択自由、共感をあげている。」

○…さらに「学習力は暗記だ」で著名な多湖輝氏も、教育するうえで一番大切なことは「ほめる教育」だと述べています。この論文の中で板倉氏は「子どもの具体的な努力や成果について、たとえ小さなことであっても、それらを捉えてほめていくようにした」と述べています。同じ特集号で、田上大輔氏(北海道苫小牧市立大成小学校)は、子どもからの「信頼」と「尊敬」を得ることが大事だと主張されています。特に「規律を示す学級づくり」の実践をあげ、子どもを掌握しているベテラン教師の様々な実践エピソードがそのことを証明している、としています。

○…橋賢治氏(北海道様似町立様似小学校)は、「授業でほめられるから楽しい」と卒業生の発表した論文を紹介し「ほめることこそ生命線」と強調されていました。しかし実際の「学習」が魅力を失ってきている現状について市川伸一氏(東京大学)は高校進学率が九五%を越える状況をあげ、「教えようとしている内容方法」は昔のままだとして、これでは「やる気が出ないという子どもが多いのも無理はない」と掲稿していました(『学ぶ意欲とスキルを育てる』小学館から)。

    • この商品は皆様からのご感想・ご意見を募集中です

      明治図書

ページトップへ