教室ツーウェイ 2013年7月号
プロの習慣に学ぶ“教科別授業システム”

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教室ツーウェイ 2013年7月号プロの習慣に学ぶ“教科別授業システム”

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ジャンル:
授業全般
刊行:
2013年6月6日
対象:
小・中
仕様:
B5判 92頁
状態:
絶版
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目次

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特集 プロの習慣に学ぶ“教科別授業システム”
型なしの授業ばかり目にする。指導の型のない所に学習者の上達はない
向山 洋一
優れた授業システムを学び、身につけ、習慣化しよう
いつ、誰が、何度やっても、ほとんど同じ成果が出せるのが授業システムである。抜群の効果を持つそれらのシステムは、その時々のトッププロが創り出してきた。
谷 和樹
教科別 私の授業システム
国語
向山型指導システムを取り入れ細やかなユースウェアを学ぶことで授業が変わった
手塚 美和
安定した国語授業の流れ
松崎 力
「学習の仕方」を教え、くり返す
小田原 誠一
算数
算数授業システムは教科書に支えられる
木村 重夫
教科書を軸にしたシステム
河田 孝文
子供に力をつけない算数の授業システム
戸村 隆之
理科
理科授業45分間が安定するとっておきの授業システム
千葉 雄二
たっぷり実験、プラス入試対策もばっちり
小森 栄治
毎時間、安定した学習を!
西村 純一
社会
資料の読み取りから、指名無し討論へ
桜木 泰自
1時間をパーツで、単元は続きものシリーズで
川原 雅樹
箇条書きで書かせる
中野 慎也
体育
パーツの組み合わせによる体育授業
桑原 和彦
できるようになるシステムがある
根本 直樹
音楽
45分間を、複数のコマとパーツに分けて進める
関根 朋子
『コマとパーツ』で楽しく力のつく音楽授業を組み立てる
飯田 清美
図工
図工「教えて褒める」が基本になる
神谷 祐子
描き方を具体的に教え、作業をさせ、ほめていく
上木 信弘
道徳
日常生活に生かされる道徳の授業を目指す
星野 優子
原理・原則を明確にする
田代 勝巳
小学校英語
シンプルな組み立ての中に工夫がつまっている
井戸 砂織
たくさんの使えるパーツで準備いらずの楽しい授業
間宮 多恵
特別支援
教科ごと(特別支援)授業システム
甲本 卓司
特別支援学級における重要な学習システムは「自分で学習できるパーツ」を増やす
小嶋 悠紀
ミニ特集 社会貢献活動の広がり
三十数年、さまざまな社会貢献活動を創ってきたTOSS
向山 洋一
子ども観光大使がまちを元気にする
山口 浩彦
社会貢献活動は教師にとって最高の出会いの場である
前田 吉法
参加者数名の小さなイベントから北海道全体のビッグイベントへ
水野 正司
他団体と連携して「親守詩大会」を開催
戸井 和彦
十一月二日岩国市親守詩大会開催
桑原 泰樹
TOSS教師と郵便局局長との交流会
橋本 信介
授業の原則 (第28回)
駄目な教師の共通点
谷 和樹
〜その6 子どもの良い点を話題にしない〜
授業の力量をみがく (第28回)
酒井塾での学びは新発見の連続である
大森 修
〜「白い自転車」のシナリオは子どものデザイン感覚を研ぎ澄ます〜
編集前記
向山 洋一
グラビア
今回は向山洋一氏による分析批評入門Part1がメイン〜第56回向山型国語教え方教室in東京 タイム24ビル 2013.4.6〜 ほか
佐藤式工作法 (第68回)
世界からの「問い」にどう答えるのか
佐藤 昌彦
全国ペーパーチャレラン (第254回)
ルール・応募方法
伊藤 亮介星野 裕二鈴木 崇之
シーサーチャレラン
伊藤 亮介星野 裕二鈴木 崇之
(4月号)ランキング/応募者からの手紙
伊藤 亮介星野 裕二鈴木 崇之
教科指導の基本
国語 (第28回)
授業をパーツで組み立てる
長谷川 博之
算数 (第28回)
具体から抽象へ
本間 尚子
理科 (第28回)
理科室経営にはモノと金が必要である
吉原 尚寛
社会 (第28回)
NHK学校放送番組「歴史にドキリ」の動画を使った授業
赤木 雅美
体育 (第28回)
「くるりんベルト」は逆上がり指導に効果てきめん
小田 哲也
音楽 (第28回)
毎時間個別評定を行えば通知表の準備は万端である
丸山 美香
生活指導 (第28回)
目標達成パーティーを開こう
根本 直樹
道徳 (第28回)
いじめのアンケートを活用していじめを防ぐ
畦田 真介
英会話 (第28回)
ふり返りカードで自己評価
間宮 多恵
続・向山洋一を追って (第106回)
〔第77巻〕『向山型国語=暗唱・漢字文化・五色百人一首』(2)
戸塚 雅昭
〜「停滞とさぼり」か「工夫と熱意」か 二つの教師人生の狭間で〜
向山実践の原理・原則 (第232回)
学校は勉強するところである。学習内容を身につけさせ、その事を通して学び方を育くむ活動を指導するのが教師の仕事である
向山 洋一
TOSS保険は教師を助ける (第8回)
またまたテレビから取材依頼 大阪毎日放送と東京テレビ朝日「朝ナビ」
杉谷 英広
議員さんに議会で質問してもらいたいこと (第8回)
「幼保小連絡会」
宮崎 道久
特別支援の授業
日本最先端 翔和学園 (第28回)
靴をそろえさせるための「趣意説明」
伊藤 寛晃
特別支援の授業
特別支援教育の課題 (第16回)
無理解の教師と受容できない保護者
小嶋 悠紀
特別支援の授業
中学で生まれたドラマ (第28回)
「頑張れ!」という言葉が嫌いな夏彦から学んだことA
染谷 幸二
笑顔で教えて笑顔でほめる (第28回)
名前を呼んで笑顔で褒める
手塚 美和
医療連携での模擬授業 (第28回)
安原ドクターから学ぶ世界最先端発達障害とてんかん発作波
田村 恭子
保護者・教師セミナーで訴えたこと (第28回)
「突然のサプライズで感動しました」
椿原 正和
そうだったのかとわかった授業 (第28回)
地域のお年寄りが作ったお守りの授業
西村 純一
社会貢献活動
まちづくり活動展開中 (第28回)
子ども観光大使をやってほしい
山口 浩彦
わが地域のまちづくり活動 (第28回)
保護者も感動! 子ども観光大使
荒川 拓之
食育・食卓教育 (第28回)
食育推進にかかせない栄養士とのネットワークづくり
並木 孝樹
観光立国教育 (第28回)
千葉大会の開催が迫る
渡辺 喜男
子どものコミュニケーション能力を育てる郵便教育 (第28回)
夏休み前に暑中見舞いの書き方授業を実践しよう
戸村 隆之
環境教育最前線 (第28回)
セミナーに参加することで、最新の情報を知り、テキストの活用法が学べる
野ア 隆
教科書・教具のユースウェア
算数教科書の使い方
考え抜かれた数値
八和田 清秀
スキルの使い方
医師も認めたあかねこ計算スキル
津下 哲也
かるたの使い方
かるた遊びで、遊びながら行動規範を身に付ける TOSS五色ソーシャルスキルかるた
阿部 梢
なわとびの使い方
前跳びのできない子をどのように指導するのか
桑原 和彦
新卒時代*挫折をのりこえてきた (第28回)
人を楽しませしあわせにするしあわせサークルの学び
太田 裕子
サークルに参加して、自分よりも実力のある教師に授業を見てもらうことでしか授業技量は向上しない
金井 俊治
学生時代 (第28回)
【TOSS学生の授業修業】「好き」を見つけて、「できる」を積む
坂田 桃子
【TOSS学生の授業力】TOSS学生の強みは「イメージ」
澤田 英一
全国サークル案内 (第28回)
7月
佐々木 真吾
Free Way 読者のページ
編集長日記
向山 洋一
TOSS最新講座情報

編集前記

▼すぐれた教師は、教科毎の「授業のスタイル・システム」を持っている。

▼全員の子どもを集中させ、たくさんの子どもをほめ、一人残らずの子どもをできるようにさせるシステムである。

▼反対に「発問・指示」が不明確で、二分以上の長い説明をして、やたら個別指導をして、子どものやる気をなくす教師もいる。

▼教師なのだから「自分なりの設定した、美しい授業のシステム」を身につけることが大切だ。

▼その為には、次のような努力が欠かせない。やる気のある教師への助言である。修業ぬきにプロにはなれないのだ。

一、教科書を大切にして、まずは、教科書を知的に教えられるようにしなさい。

二、教材とカットウしなさい。研究授業のときは、教師が音読を百回して、すべての言葉を辞書で調べて、見開きページで百問を作りなさい。

三、授業に長い説明は犯罪行為だ。「2分以上は長い」おしきせがましい個別指導では力はつかない。

四、ノートをきちんと書かせなさい。ウットリするようなノートを目指すのです。

五、一人残らずの子を、できるように努力しなさい。文字通り一人残らずです。

六、授業は、リズムとテンポが大切であり、それが生命線です。

七、チャイムが鳴ったら授業を止めなさい。延長した授業など、駄目の典型です。

八、宿題や残り勉で実力はつきません。実力は授業でつくのです。

九、ほとんどの教師は、教科書の授業のやり方を知らないのです。貴方もです。できる教師は甘く考えて千人に一人ぐらい。本当は、日本中で数十人です。だから、本気で授業のやり方を学ぶのです。

十、こうして、努力をすると、子どもに言われるようになる「先生の授業は分かりやすい」と。親から感謝の手紙が届く「先生、本当にありがとうございました」と。

▼授業が上手になるためには、修業が必要だ。修業とは、研究授業をすることである。修業とは、サークルで模擬授業をすることである。これ以外に、授業上達への道はない。

▼研究授業をする時に、自分の思いつきでやっては駄目だ。「下手の考え休みに似たり」ということわざがあるように、何にもならない。

▼我流では、絶対に上達しない。「我流」というガラクタが脳につまっているため、上質な方法が入っていかないのだ、上達するには「我流」をキッパリと捨てるところから始まるのである。

(向山洋一)

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