教材開発 2004年6月号
6月に「わくわく授業」を創り出すネタ開発

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教材開発 2004年6月号6月に「わくわく授業」を創り出すネタ開発

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ジャンル:
授業全般
刊行:
2004年5月10日
対象:
小学校
仕様:
B5判 78頁
状態:
絶版
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目次

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特集 6月に「わくわく授業」を創り出すネタ開発
巻頭論文
「5分」のために1日かける熱意があるか?
有田 和正
「わくわく授業」と聞いてイメージすることは?
五感を働かせた生き生き授業
佐藤 義明
子どもたちからアンコールの起こる授業
板倉 美江
新たな発見と感動が『わくわく』を呼び起こす
林 卓己
新たな発見があること
大石 由紀
「先生、もっとやりたい!」
広田 利幸
頭や体をめいっぱい働かせることのできる教材を
小山 文明
地域の季節感・素材を取り入れたわくわく授業
波多野 伸一
二者択一を迫って「わくわく授業」をつくる
山下 美香
わたしが見た本物の「わくわく授業」
「ゲーム脳」と基礎学力
布 雅之
有田学級に憧れて
俵原 正仁
本質的な教材で「わくわく授業」を創る
国語/心と体で感じて学ぼう―「宇宙からツルを追う」6年東書―
坂本 佐智
国語/音に耳をかたむけて!
森 真粧美
社会/参考図書からの教材化―六年「江戸の町づくり」―
田中 力
社会/酪農家を取り上げ、食料生産に携わる人々の工夫や努力の本質に迫りたい!
久保田 勲
算数/わくわくショッピング―三年「大きな数」の導入―
岡田 久史
算数/「わくわく」に「どきどき」をプラスワン
松本 晶代
理科/ものづくりを先にしては?
岡 亮
理科/葉脈標本をラミネートしてみよう
宮澤 和孝
学習活動で「わくわく授業」を創る
国語/図解活動でわくわくする説明的文章の授業
京野 真樹
国語/季節をテーマにした授業創り
高本 英樹
社会/まるーい地図で、はてなと発見をたっぷりと
饗場 宏
社会/切実さと意外性を意識したい
鈴木 茂
算数/一から一億までの整数の和
内山 義朗
算数/子どもの期待と好奇心が意欲と関心を高める
加藤 成
理科/「空気と水」の学習はペットボトルロケットから
野村 智明
理科/「種子は発芽して当たり前ではない」を実感させる授業
岡崎 敏朗
生活科で「わくわく授業」を創る
「わくわく感」は自分で創りあげる喜びから
山本 ちはる
「みんなであそぼう」校庭は、雨ふりだってゆめランド
大縄 和子
自然体験いっぱいのわくわく授業
木田 孝也
総合的学習で「わくわく授業」を創る
海よりも深い友情大作戦―未知との交流でわくわく授業―
森野 尚子
桜は散っても総合で実を結ぶ
西郡 泰樹
「わくわくする総合的な学習」をつくる三条件
嶋田 雄一
多様な活動で「わくわく授業」を創る
見学活動で
子どもたちの知的好奇心に火を点ける
長谷 博文
調べ活動で
国のシンボルで世界が見えてくる
池田 竜一
体験活動で
梅雨にぴったりの酒井式描画指導法―「水たまりに写った友だち」―
角銅 隆
表現活動で
ツアコンになって観光コースをつくろう
春野 克俊
音読活動で
本を使って楽しく遊ぼう
冨永 泰寛
ドリル活動で
手応えがあるから熱中する
中島 咲子
話し合い活動で
表現力を高める話し合い活動―地域の伝統・ソーラン節―
葛西 玲
子どもがときめきを感じる「物・資料」
ユーモアと癒しと所属感を
石川 晋
有田編集長のメッセージ
有田 和正
授業にすぐ使えるクイズ
ハイパーカード
坪田 耕三
教材開発力を鍛える (第1回)
[問題]平城京の復元写真をどう解釈するか?
有田 和正
教材解釈
訪れた人はまずどこを通ったか
岩田 一博
都に住む人々の暮らしを通してごみ問題を考える
白川 けい子
授業につながる発問ベスト5
藤本 浩行
都市問題から平城京を考える
後藤 能敬
平城京を授業するなら「城郭」と「トイレ」
山田 洋一
平城京は防災都市
小松 成子
平城京に住む人の宅地の広さは
原野 克憲
[コメント]いずれもユニークな解釈で感動した
有田 和正
日本国憲法の新教材開発 (第3回)
憲法に私たちを守る力はあるのか?
西尾 一
琉球の風《総合・修学旅行の手引き》 (第6回)
沖縄のアメリカ軍基地@
嘉納 英明
〜普天間基地の今と昔〜
面白い本みつけた
『家族で楽しむベランダビオトープ』他
松永 昭治
『ウォーター・ビジネス』
佐瀬 智洋
授業の腕をあげる教材開発の方途 (第3回)
国語/音読力を身体化する(1)
岩下 修
社会/出会いを求め冒険の旅に出発せよ!
新保 元康
算数/問いの発生と教材開発
志水 廣
理科/ひまわり向日葵日回り日輪草(その1)
竹川 訓由
総合/「総合的な学習」の授業づくりの本質(1)
加藤 明
〜目標(自らの学びの力)と内容(活動)の統合としての評価規準〜
子どもの心を明るくするユーモア小話
「ツイてる人生」を始めませんか!
小田原 誠一
私の教材発掘 読者とのツーウエイ
国語科/柔軟な文章構成力を育てる―与えられた情報を基に説明文を書く
村松 訓有田 和正
生活科・国語科/ヤギをテーマに―活動して、話し合って、書いて、学び合い、高め合う
長坂 寿子有田 和正
教材・授業開発研究所情報
有田 和正
手の内公開・教材研究と発問づくり (第39回)
小学校・古典の指導法(その3)
野口 芳宏
〜良寛の和歌・音読指導(2)〜
授業力アップ術と教材開発 (第3回)
教材研究で専門性を高めよう
有田 和正
編集後記
有田 和正
教科・総合の教材開発 (第15回)
情報の質を見極めろ!「ザ・ベストチョイス!」
木田 博

有田編集長のメッセージ

 今、NHK教育テレビで「わくわく授業」というのが、毎週放映されています。時間のある限り見ていますが、それこそ多種多様で、「わくわく授業とはこんなものだ」といった定義はできそうにもありません。

 わたしも授業を依頼され、自分なりに考えざるを得ない状況に追い込まれました。

 しかし、考えてみると、楽しくてしかたがありません。こんな授業をしてみようか、あんな授業をしてみようかと、思いをめぐらせました。

 そこで、本誌でもこのテーマで特集を組んでみたくなりました。本誌に対するメールの中に、「時期が合わない教材がある」とか、「だんだんむずかしくなってきている」「教科が広がりすぎて焦点がボケている」といったご意見をいただきました。

 そこで「6月に」と、六月頃に使える教材に焦点をあてて、「わくわく授業」を創り出すネタを開発しようと考えました。

 教科書や地域によって多少違いがあると思いますが、一応「6月」というところにしぼって考えることにしました。

 多くの授業を見せていただいていますが、わくわくするような授業は、本当に少ないです。子どもたちが可愛そうな授業が多いです。

 とにかく、教師も、子どもも、わくわく、うきうき、にこにこするような、笑いのある授業を創り出そうではありませんか。

 それには、何といっても「よい教材は、よい授業を創る」という考え方が必要です。よい教材とは、子どもが「わくわく」するような面白い教材です。

 それに、学習活動も大切です。子どもが活動できなくては、楽しいはずがありません。

 さらに、子どもが、何かしら新しいことを学べなくてはわくわくしません。学びたいと思いません。

 子どもがあっと驚き、面白い、もっとやりたいという授業を創り出したいものです。このことが今、求められているのです。

 授業の質も上がってくるようにしなければ、わくわく授業とはいえないでしょう。


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