教材開発 2003年1月号
時代が教師に「経営的センス」を求めている

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教材開発 2003年1月号時代が教師に「経営的センス」を求めている

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ジャンル:
授業全般
刊行:
2002年12月
対象:
小学校
仕様:
B5判 78頁
状態:
絶版
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目次

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特集 時代が教師に「経営的センス」を求めている
巻頭論文
広い視野と見通しを持つこと
有田 和正
「教師の経営的センスとは」と問われて
ありさん・とりさんの目
松下 準市
バランス感覚を磨いて「いいクラス」作り
松井 敏和
経営センスを鍛えたあの言葉
浦井 寿尚
コーディネーターになろう
高田 保則
統率者としての自覚が求められている!
翠 泰由
「創意」「熱意」、豊かな「人間性」を備える
水上 義行
保護者と一体になった学級経営を目指して
熊谷 誠
将来を見据えた意識改革から
石橋 修
学級経営と学校経営のかかわり
学校経営と学級経営の一体化を目指して
片野 稜威雄
学校経営方針と学級経営案のリンクを図る
月岡 正明
お互いの信頼の中で
新井 勝夫
教師の成長―授業リフレクションによる
林 なおみ
学級経営の面白さとむずかしさ
指示が通る状態をつくり出す
村田 正樹
どの子も主役
鈴木 亮太
いろんな子がいていい、いろんな子がいるからこそいい
小ア 祐一
担任が学級経営を意識するとき
沼澤 清一
新採の学級経営奮戦記
授業が変わるとクラスが変わる
今本 聖子
追試の道も一歩から
鳥居 直広
教科指導の経営的センスを鍛える
国語・低学年/指導方針を立て、随時確認、検証を
黒須 親章吾
国語・中学年/子どもたちと共感しながら学校づくり
山口 美智子
国語・高学年/「段取り・計画・準備」することを明らかにし、実行する
徳田 洋広
社会・中学年/全ての学級で同じ学習内容、基礎・基本を身に付ける
鶴 潔
社会・高学年/経営的センスを磨く三つの『上手』
安達 正博
算数・低学年/いつでもどこでも算数
藤川 信利
算数・中学年/リズミカルにテンポよく算数授業を
行徳 武彦
算数・高学年/小さな喜びを味わわせ挑戦する心を持たせる
角谷 和彦
理科・中学年/子どもの「心の生態系」を意識した授業
露木 和男
理科・高学年/理科をおもしろいと思えるか
袴田 恭紹
参考にしたい「すごい学級経営」
目指せ!有田学級
佐藤 幸規
すごい学級は最初からすごい
本井 訓
「このクラスでよかった」と思う学級づくり
福島 朋尚
管理職から担任教師に求める経営的センス
「学ぶ姿勢」を求め続ける強い意志を
木 眞
あこがれの百点満点教師
星野 恵美子
子どもに学ぶ教師でありたい
白井 博司
担任として管理職に求めたい経営的センス
現状を変える勇気を!
森田 日出哉
職員をやる気にさせる経営的センス
岩ア 敬信
確かな目標設定と温かなケアとその基盤
大木 修
子どもの成長を願う確固たる意志と信念、情熱が担任の心を動かす
荒田 修一
部活やクラブ経営に求められるセンス
時代・足元・担当者の個性を
村上 浩一
みんな勝ちたい!高まりたいんだ!
佐々木 寿洋
脳科学の研究の成果を指導に生かせ
榎本 寛之
学級経営に子どもをどこまで参画させるか
自分たちの学校生活を自分たちの力でつくる
渡辺 幸広
自由と規制のバランスは、子どもにどんな力をつけたいのかの反映である
中川 隆芳
全員達成の“事実”にすぐるものなし!
古川 光弘
有田編集長のメッセージ
有田 和正
子どもに働きかける教室・学校環境(写真と解説)
伝統を守り、新たな創造を目指す
田中 力
サークルの教材開発 (第19回)
山形県・庄内・元気の根っこ/ユニセフの開発のための教育
山口 義明
サークルの教材開発 (第20回)
大阪府・TOSS大阪みおつくし/「暗誦」「読み先習」決定版サイトはこれ!
中谷 結花
面白い本みつけた
『庄内稲作農業の発展の歴史と展望』
渋谷 光夫
『産地直売店の紹介パンフレット』
別役 敏子
子どもの心を明るくするユーモア小話
ミミズは畑の神様か?
佐藤 成一郎
総合的学習・課題づくりの手順 (第10回)
問い続けていると資料は偶然みつかる
有田 和正
クイズで学ぶ基礎・基本 (第10回)
国語*納得パネルディスカッション/基礎・基本に培う「ことば表現遊び」の授業づくり
桂 聖
社会/ためになる出島クイズ
高口 典門
算数/比の意味について理解する
細水 保宏
理科/子どもが調べてクイズを作る
岡田 篤
保健室から見た教師と子どもの健康 (第10回)
教室環境を整えよう
尾花 美恵子
私の教材発掘 読者とのツーウエイ
社会/地域の歴史教材の発掘&うずもれてしまいそうな教材のリニューアル
橋 英樹有田 和正
理科/体の不思議
楜澤 実有田 和正
教材・授業開発研究所情報
有田 和正
手の内公開・教材研究と発問づくり (第22回)
説明文「便利」ということ(3)
野口 芳宏
〜発問のタイプとレベル〜
社会科・基礎・基本用語の指導 (第10回)
5年生で指導したい基礎的用語4
有田 和正
〜砂漠と水〜
編集後記
有田 和正
基礎教科の教材開発 (第10回)
定着力を高める九九指導
出井 桂治

有田編集長のメッセージ

 時代は一秒も休むことなく、変化していることに、ふと気づくことがあります。忙しく仕事をしているときは、見逃してしまいます。

 最近、学校でいわれる「指導力不足教員」とは、いいかえれば「学級経営のセンス不足」「教科経営センスの不足」「部活やクラブ活動の経営的センスの不足」ということではないでしょうか。

 今や、一人の担任でさえ「経営的センス」のあるなしが問われているのです。

 学習指導がうまくできればよい  という時代は終わりました。学習指導がうまくできるには、「学級経営」がしっかり機能していなければなりません。

 「助け合い」「みがき合い」「けん制し合い」

という三つの機能がきちんと機能していなければ、「学級」という名に値しません。

 学級崩壊というのは、この三つの機能がないクラスのことをいうのです。

 管理職にならなければ、経営的センスをみがく必要はないと考えている教師がいます。これは大まちがいです。

 「学級担任」である以上、学級を経営し、その上にのっかって教科経営をしなければならないのです。ここをカン違いしている教師がかなりいます。

 学級経営は学校経営と深い関係があります。かってな学級経営をしたのでは、学校として大迷惑します。

 管理職とどう話し合うか、経営の仕方をどうスリ合わせるか、といったことが大切になってきます。一方的な命令で動く時代ではありません。

 管理職は担任に、担任は管理職にいいたいことがあるでしょう。それらを披露して考えるネタにしてほしいのです。

 それにしても、教科経営をもっと豊にしなければ、子どもがかわいそうです。教科書を教えるだけでは「教科経営」とはとてもいえません。

 自分が学校を経営するつもりで考えてみたらどうでしょうか  というのが本号の提案です。新しい角度からの提案です。

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