- 特集 100回生まれ変わっても教師になりたい!教職のやりがい・教師の生きがい
- 巻頭論文
- 100回生まれ変わっても教師になりたい
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- 実感!教師の仕事のすばらしさ・場面別体験集
- 教師の仕事はすばらしいと実感した場面
- 子ども成長こそ教師の幸せ
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- 一生を貫く価値のある仕事です
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- 新卒三年目までの苦悩の中でのやりがい
- 辛いときこと、サークルに行こう
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- 二人の子どもとの出会いが教師としての出発点
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- 先輩教師に見た教師修業の迫力
- 飛び込み授業、次々と先生を試す子どもたちを「学びたい幸せな空気」で包み込む
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- 「理想の教師像」を抱かせる先輩方の姿に学ぶ
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- 保護者からの応援
- 親の協力も楽しい授業から始まった
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- 保護者の応援は子ども事実から
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- 学級の荒れと闘う中で見つけた光
- 教師が変わろうとすることが解決への第一歩
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- 応援してくれている人がいる
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- 荒れる子との闘いから学んだこと
- クレームを指導に生かす
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- 「自分が悪い」と自覚することから
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- 特別支援を要する子から学んだこと
- A君は「神様からの贈り物」
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- 解決策は、その子の中にある
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- 学校の仕組みを組織する実感
- 「手ごたえのある研究」で学校を変える
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- 喜びとさみしさを知った教務主任としての一年間
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- 生活指導に追われる生活から見つけたこと
- 言葉、態度に惑わされず、信じ、励まし続ける
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- 前向きな学級をつくるため、学校行事を最大に生かせ
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- 荒れた学校が変わっていく実感
- 教師が変わり、子どもが変わった
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- 何よりも生徒と関わり続けること
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- 授業の中での手応え
- 授業の中で使える技術と使いこなす技能
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- [石の上にも三年」その先に見えたもの
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- 親子2代の教師人生
- 親子2代で教師を続ける、その視点
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- 子へのエールと、子から見た親の教師像
- すばらしい師との出会いを求めて
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- 「本物に触れさせる教育」でTOSSに出会えた
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- TOSSの実践で育つ
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- 母がわたしの指導教官
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- TOSSで学べる喜び
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- 「教師」として「親」として
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- 好きな道を行けば良い
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- 我が父、汝の名は教師なり
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- 女性管理職への期待
- 女性の特質を生かしたリーダーへ
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- おしゃれで、信念をもつ校長に、ついていきたい
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- 実態を把握し、配慮できる管理職
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- 共感と包み込む温かさ
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- TOSSの指導法を学校運営に取り入れる
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- 細やかな気遣いを生かして欲しい
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- もっと、ほめて!
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- 若葉マーク先生のドタバタ日記
- 目線は、いつも子どもたちに向ける
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- グラビア
- 第5回TOSS女教師ML全国模擬授業大会
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- 第5回オール九州レディスセミナー
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- 巻頭言
- いじめに立ち向かう
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- 巻頭メッセージ 男教師から見た“…ですよね”女教師論
- 授業の腕が急上昇する女教師が圧倒的に多い!!
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- 辛口の応援歌―男先生からみた“女先生の教師修業”
- アニャンゴライブ
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- すぐ使えるファックスページ
- 年度末に行うまとめ―算数計算テスト
- 1年用/基礎をしっかりと身につけよう
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- 2年用/2年生まとめテスト
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- 3年用/算数計算テスト20題
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- 4年用/これが解ければ、5年生になっても大丈夫
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- 5年用/学年末の総仕上げ問題
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- 6年用/これだけは身につけさせたい計算50題
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- すぐ使えるイラストページ
- 学習カード用イラスト
- 学級文集用
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- 一言ミニカード
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- キャリア別・TOSS式教師修業
- 若手/模擬授業と技量検定が私の教師修業の場
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- 中堅/研究会を運営することで、授業の見る目を磨く
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- ベテラン/効率の良さが勝負の女教師修業
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- 読み聞かせ文庫
- 低学年/鬼って、どこにいるの
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- 高学年/鉄人のけがから学ぶもの
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- 女教師授業修業への道
- D表検定の評価項目を意識して、授業に臨む
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- 女教師のやる気 (第19回)
- 二度と不登校になる子をつくりたくない
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- 女教師は見た (第19回)
- 叶えたい夢がある、だから、参加し続ける!
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- 保健室奮闘記 (第29回)
- TOSSの仕事と公務を得意技でリンクさせる仕事術!
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- 女教師喫茶室
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- 編集後記
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- 酒井式指導法
- 原子力の日ポスター「わたしたちと電気」
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巻頭言
いじめに立ち向かう
本誌編集長 石川裕美
今秋、いじめが日本各地で問題になった。多くの苦しんでいる子たちの叫びが紹介された。
現実に目の前の子どもたちの状況をどれだけ把握できているか、実は不安である。自信を持ってはいけないかもしれない。「ひょっとしたらその可能性があるのでは」と常に危機感を持つ必要がある。
いじめは境目がわかりにくい。ふざけなのか、からかいなのか、真にいじわるなのか、教師は見極めなければならない。毎日毎日、子どもたちを見ていなければわからない。いじめを受けている子の個人的な保護は当然ながら、学級全体の崩壊も食い止めなければならない。崩壊がいじめを併発する。
荒れている子がいれば、その背後にいじめはあると思ったほうがよい。相手が気に入らないのではなく、誰でもよいのだ。苦しみのはけ口なのであろう。自分の苛立ちをぶつけているのである。
いじめの発見とともに、いじめ行為を消去していく手立てが必要だ。授業で鍛える、精神を集中させる、知的な学習の喜びを味わわせることが必要である。そして五色百人一首で発散させ、気持ちの転換をさせよう。
私たちは、あらゆる手立てを駆使する術を知っている。情熱だけでは解決できないことも、とうに知っている。今や教師や学校は非難の的である。社会も家庭も地域も自信をなくし、子どもたちの予測できない行動に、途方にくれている。教師が本気になって動き出すしかない。批判の矢面に立ち、批判を甘んじて受け、冷静に分析し、注意深く、かつその時がくれば大胆に向かって行こう。1人ではない、みんな苦しんでいる。
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- 明治図書