女教師ツーウェイ 2007年3月号
100回生まれ変わっても教師になりたい! 教職のやりがい・教師の生きがい

N039

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女教師ツーウェイ 2007年2・3月号100回生まれ変わっても教師になりたい! 教職のやりがい・教師の生きがい

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ジャンル:
授業全般
刊行:
2007年1月19日
対象:
小・中
仕様:
A5判 88頁
状態:
絶版
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目次

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特集 100回生まれ変わっても教師になりたい!教職のやりがい・教師の生きがい
巻頭論文
100回生まれ変わっても教師になりたい
石川 裕美
実感!教師の仕事のすばらしさ・場面別体験集
教師の仕事はすばらしいと実感した場面
子ども成長こそ教師の幸せ
浅川 清
一生を貫く価値のある仕事です
山口 美智子
新卒三年目までの苦悩の中でのやりがい
辛いときこと、サークルに行こう
平山 優希
二人の子どもとの出会いが教師としての出発点
朝長 唯
先輩教師に見た教師修業の迫力
飛び込み授業、次々と先生を試す子どもたちを「学びたい幸せな空気」で包み込む
奥田 純子
「理想の教師像」を抱かせる先輩方の姿に学ぶ
森 香織
保護者からの応援
親の協力も楽しい授業から始まった
須貝 誠
保護者の応援は子ども事実から
寺田 真紀子
学級の荒れと闘う中で見つけた光
教師が変わろうとすることが解決への第一歩
千本木 綾乃
応援してくれている人がいる
寒月 ゆず
荒れる子との闘いから学んだこと
クレームを指導に生かす
藤野 美紀
「自分が悪い」と自覚することから
石谷 智子
特別支援を要する子から学んだこと
A君は「神様からの贈り物」
水野 彰子
解決策は、その子の中にある
吉田 晴美
学校の仕組みを組織する実感
「手ごたえのある研究」で学校を変える
太田 聡美
喜びとさみしさを知った教務主任としての一年間
近藤 滋子
生活指導に追われる生活から見つけたこと
言葉、態度に惑わされず、信じ、励まし続ける
多根 千晶
前向きな学級をつくるため、学校行事を最大に生かせ
宮田 真知子
荒れた学校が変わっていく実感
教師が変わり、子どもが変わった
長谷川 博之
何よりも生徒と関わり続けること
岩山 めぐみ
授業の中での手応え
授業の中で使える技術と使いこなす技能
佐藤 泰弘
[石の上にも三年」その先に見えたもの
川辺 美和
親子2代の教師人生
親子2代で教師を続ける、その視点
石川 裕美
子へのエールと、子から見た親の教師像
すばらしい師との出会いを求めて
小嶋 瑞紀
「本物に触れさせる教育」でTOSSに出会えた
小嶋 悠紀
TOSSの実践で育つ
松本 玲子
母がわたしの指導教官
松本 みづほ
TOSSで学べる喜び
細羽 朋恵
「教師」として「親」として
細羽 瑞穂
好きな道を行けば良い
大堀 真
我が父、汝の名は教師なり
大堀 信一
女性管理職への期待
女性の特質を生かしたリーダーへ
石川 裕美
おしゃれで、信念をもつ校長に、ついていきたい
堤 
実態を把握し、配慮できる管理職
厚 美佐
共感と包み込む温かさ
渡邉 康子
TOSSの指導法を学校運営に取り入れる
上杉 圭子
細やかな気遣いを生かして欲しい
森村 聡美
もっと、ほめて!
天川 夏子
若葉マーク先生のドタバタ日記
目線は、いつも子どもたちに向ける
浅野 美也子
グラビア
第5回TOSS女教師ML全国模擬授業大会
清水 有紀
第5回オール九州レディスセミナー
西岡 美香
巻頭言
いじめに立ち向かう
石川 裕美
巻頭メッセージ 男教師から見た“…ですよね”女教師論
授業の腕が急上昇する女教師が圧倒的に多い!!
星野 裕二
辛口の応援歌―男先生からみた“女先生の教師修業”
アニャンゴライブ
向山 洋一
すぐ使えるファックスページ
年度末に行うまとめ―算数計算テスト
1年用/基礎をしっかりと身につけよう
間宮 多恵
2年用/2年生まとめテスト
折本 ちはる
3年用/算数計算テスト20題
中村 さや香
4年用/これが解ければ、5年生になっても大丈夫
大恵 信昭
5年用/学年末の総仕上げ問題
小杉 聡
6年用/これだけは身につけさせたい計算50題
二瓶 祐子
すぐ使えるイラストページ
学習カード用イラスト
学級文集用
辻野 裕美
一言ミニカード
小倉 郁美
キャリア別・TOSS式教師修業
若手/模擬授業と技量検定が私の教師修業の場
中野 智子
中堅/研究会を運営することで、授業の見る目を磨く
向井 ひとみ
ベテラン/効率の良さが勝負の女教師修業
水谷 美穂子
読み聞かせ文庫
低学年/鬼って、どこにいるの
島 まゆみ
高学年/鉄人のけがから学ぶもの
橋本 信介
女教師授業修業への道
D表検定の評価項目を意識して、授業に臨む
高島 紀子
女教師のやる気 (第19回)
二度と不登校になる子をつくりたくない
東 しのぶ
女教師は見た (第19回)
叶えたい夢がある、だから、参加し続ける!
赤木 雅美
保健室奮闘記 (第29回)
TOSSの仕事と公務を得意技でリンクさせる仕事術!
松島 裕美
女教師喫茶室
石川 裕美
編集後記
石川 裕美
酒井式指導法
原子力の日ポスター「わたしたちと電気」
山下 しのぶ

巻頭言

いじめに立ち向かう

本誌編集長 石川裕美


 今秋、いじめが日本各地で問題になった。多くの苦しんでいる子たちの叫びが紹介された。

 現実に目の前の子どもたちの状況をどれだけ把握できているか、実は不安である。自信を持ってはいけないかもしれない。「ひょっとしたらその可能性があるのでは」と常に危機感を持つ必要がある。

 いじめは境目がわかりにくい。ふざけなのか、からかいなのか、真にいじわるなのか、教師は見極めなければならない。毎日毎日、子どもたちを見ていなければわからない。いじめを受けている子の個人的な保護は当然ながら、学級全体の崩壊も食い止めなければならない。崩壊がいじめを併発する。

 荒れている子がいれば、その背後にいじめはあると思ったほうがよい。相手が気に入らないのではなく、誰でもよいのだ。苦しみのはけ口なのであろう。自分の苛立ちをぶつけているのである。

 いじめの発見とともに、いじめ行為を消去していく手立てが必要だ。授業で鍛える、精神を集中させる、知的な学習の喜びを味わわせることが必要である。そして五色百人一首で発散させ、気持ちの転換をさせよう。

 私たちは、あらゆる手立てを駆使する術を知っている。情熱だけでは解決できないことも、とうに知っている。今や教師や学校は非難の的である。社会も家庭も地域も自信をなくし、子どもたちの予測できない行動に、途方にくれている。教師が本気になって動き出すしかない。批判の矢面に立ち、批判を甘んじて受け、冷静に分析し、注意深く、かつその時がくれば大胆に向かって行こう。1人ではない、みんな苦しんでいる。

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