- 特集 成功する「子どもとのつき合い方」
- 提言・これだけは守りたい「子どもとのつき合い方」
- 子どもの名前を覚えて話し合う
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- 教師の態度が子どもに与える影響
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- 一日に一回は子どもと握手しよう
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- 子どもは天使でも悪魔でもない
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- 約束を守る担任になることがつき合い方のスタートになる
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- 「子どもの努力」をほめる
- 子どもの努力を見逃さず、ほめ続ける
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- 指示と評定を1セットにせよ
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- 学校一のやんちゃ坊主は、ほめられた経験が圧倒的に少なかった。向山型算数で毎日ほめ続けた。三学期ついに一〇〇点取った。
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- 日常的な活動でほめる
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- 生徒の事実を見続ける
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- 「子どもの失敗」には温かく―小学校
- 失敗は成功へのチャンス
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- 失敗の取り返し方を考えてあげる
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- 失敗情報を変質させず対応する
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- 「子どもの失敗」には温かく―中学校
- 子どもに「自己肯定感」を持たせよう
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- 「失敗」も勉強のうち
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- 「子どもの伸ばし方」良いところをチェックする―小学校
- 「お手本」と「期待」で伸ばす
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- “小さな変化”に敏感になれ!
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- 子どもの変化に気づく感性を鍛えよう!
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- 「子どもの伸ばし方」良いところをチェックする―中学校
- 良いところを我が子の成長のごとく見て、ほめよ
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- 来る日も来る日もほめ続けよう
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- 学級会の開き方を見直す―小学校
- 学級会活動の学級集会の開き方を見直す
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- 隙間時間を使い学級会に軽重をもたせる
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- 子どもに任せて修正せよ
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- 学級会の開き方を見直す―中学校
- 開く前に学級通信で布石を打つ
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- 教師が願いを明確にし、評価する
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- 子どもを掴む「学級通信」の出し方―小学校
- 子どもの活躍場面が出ている学級通信
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- 即時・授業の描写・激励
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- 授業の様子を知らせよう
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- 子どもを掴む「学級通信」の出し方―中学校
- ポイントは作文と写真
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- 学級通信は教師の教育指針を提示する場
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- 楽しいクラスをみんなで創る (第4回)
- 学級裏文化はクラスを骨太にし、子どもたちが明るく開放的になる
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- 心を育てる言葉かけ
- 活力のある心で生きよ、今日も明日も
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- 7月の仕事
- 通知表に添えたい励ましの言葉
- 具体的な方法を添えた励ましの言葉
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- 「名前」と心からほとばしる「光る言葉」を入れよ
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- 前進・向上の示し方
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- 夏休みの「ガンバリ」目標の立て方
- お薦めは読書ハガキ
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- モデルをたくさん見せる
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- 継続目標とチャレンジ目標で有意義な夏休みに!
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- 「力のある資料」で命の授業を創る―小学校 (第4回)
- 杉原千畝の生き方から学ぶ「無私」の心(後編)
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- 「力のある資料」で命の授業を創る―中学校 (第4回)
- 『世紀の遺書』を授業する(1)
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- 母親失格 (第4回)
- 揺れ動く子どもの心……その時親として……
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- ネット時代の心の教育 (第4回)
- 「一生懸命生きる」生き方を示す授業〜佐藤真海さんの生き方〜
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- モラルジレンマで道徳の授業を変える (第4回)
- ドラえもんとジレンマ授業
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- 酒井式で子どもの絵が変わる (第16回)
- 改訂版シナリオかさこ地蔵
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- 変容する子ども世界 (第4回)
- 風景化する他者
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- 編集後記
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編集後記
○…「子どもとのつき合い方」にふれて、現場の松藤司氏は次のように解説しています。「日々の教室にはささやかな出来事が起こる。それはどのクラスにも共通して起きることである。共通して起きることではあるが、教師の対応の仕方はさまざまである。ほとんどの教師は、思いつきで対応しているのでは無いだろうか。時には感情的に叱ることもあるだろう。時には見逃してしまうこともあるだろう。そのような対応の積み重ねが学級の特色をつくり出す。荒れた学級の多くは思いつきで対応した結果の現れなのである。(『向山洋一全集三四』の解説)
○…子どもとのつき合い方を考える際に、個々の子どもの実態把握が必要になってくるという提言もあります。しかし重要なのは「子どもの事実」をどう受け止めているかが問われるでしょう。向山洋一氏は「子どもの事実」が全然見えていない教師が多いと問題視しています。しかも「子どもの事実」を理解していない教師は、何らかの形で子どもを傷つけているとまで指摘しています。
○…子どもを取り巻く近年の変化は、子どもたちが他の人と出会い、交流し、一緒に汗を流す機会と場を失ってしまったとも言われています。そのためにも「人と人がつながる力」をどう育てるか、その機会をどう設定していくかが問われています。
○…まずは人間関係づくりから出発させるべきかもしれません。松原達哉氏は人間関係づくりは、挨拶することから始まるとして「朝会ったらおはよう、親切にされたらありがとう。帰りにはさようならという簡単な挨拶から人間関係が始まる。挨拶をすると、人と人との心理的距離がぐっと縮まり、親しみを感じる」と提言されています。
○…本号は「子どもとのつき合い方」を具体的場面を通して考える特集です。
(江部 満)
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- 明治図書