心を育てる学級経営 2005年5月号
学級の「荒れ」を防ぐ危機管理のコツ

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心を育てる学級経営 2005年5月号学級の「荒れ」を防ぐ危機管理のコツ

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ジャンル:
学級経営
刊行:
2005年4月7日
対象:
小・中
仕様:
B5判 78頁
状態:
絶版
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目次

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特集 学級の「荒れ」を防ぐ危機管理のコツ
提言・学級の危機管理に問題はないか
想像力を駆使し手立てを尽くすのが危機管理
山下 政俊
互いの願いをみんなで実現!
宮川 八岐
危機防止・対応への三つの備え
若井 彌一
かくれたカリキュラム
堀 裕嗣
教師の指示が、通っているか
甲本 卓司
子どもの生活習慣・学習習慣に問題はないか
学校と家庭での意識面での切れ
沼澤 清一
朝食をしっかりとらせよう!
古川 光弘
黄金の三日間の点検から始める
伊藤 雅亮
中学生に《物事の判断基準を、自分以外のところに置く》ことを教えたい
染谷 幸二
学級の人間関係に問題はないか
一人ぼっちの子と言葉の乱れを発見
西村 一夫
学校生活は人間関係が大事
林 悟子
アンテナを高くし、早め早めに手を打っておくこと
神谷 祐子
小さなことも見逃さない、できるだけその場にいること
西野 一葉
学級のルールづくりに問題はないか
「縛り」から抜け出すためには職場とは別の学びの場に参加するしかない
水野 正司
給食のルール―子どもの中の弱肉強食を破壊する給食システムはこれだ!
勇 眞
細かなルールを明確にする 子どもの必達イメージを持つ
坂本 典子
「趣意説明の原則」で生徒を納得させる
原田 賢治
学級の危機的状況把握に問題はないか
予防線をはって危機を回避しよう
岡 惠子
微妙なムードを感じるセンスをもつ
大谷 和明
ほんのちょっとした行為も見逃さず、即座に対応する
大野木 一雄
教室の乱れは二つの場面に表れる
櫛引 丈志
保護者との連携・協力に問題はないか
先手を打って信頼を勝ち取る
松藤 司
日々の子どもとの毎日を振り返ることが基本である
有村 紅穂子
最初の「学級便り、保護者会、授業参観」がポイント
小貫 義智
授業の技量を上げれば保護者に感謝される
高橋 正和
楽しいクラスをみんなで創る (第2回)
システムとイベントで一体感のあるクラスを創る!
根津 盛吾
心を育てる言葉かけ
ワタシにまかせておきなさい
長尾 彰夫
5月の仕事
健康診断の生かし方
学習に直接かかわることをまずチェックせよ
雨宮 久
健康診断の前から手を打つ
新牧 賢三郎
養護教諭と共に生徒の心身の問題に対応すること
山田 高広
学び方がわかるノートの取らせ方
型を教える、個別評定をする、個々の工夫を褒め他に波及させることで学び方の分かるノート作りをさせる
星野 裕二
学び方がわかるノートの取らせ方
漆山 仁志
中学英語教科書対訳ノートを作らせる
川神 正輝
「力のある資料」で命の授業を創る―小学校 (第2回)
生命の設計図DNAを授業する(後編)
河田 孝文
「力のある資料」で命の授業を創る―中学校 (第2回)
支えられている「命」を教える
長野 藤夫
母親失格 (第2回)
インターネットの恐怖・心を持たない子どもたち
佐伯 美沙
ネット時代の心の教育 (第2回)
「一生懸命」で、『命』の授業をこう作る!
楠木 大二郎
モラルジレンマで道徳の授業を変える (第2回)
授業の人気のひみつは
荒木 紀幸
酒井式で子どもの絵が変わる (第14回)
成功率百パーセント「百羽の鶴」のシナリオ
酒井 臣吾
変容する子ども世界 (第2回)
消費社会の美学
高橋 勝
編集後記
江部 満

編集後記

〇…教師なら誰でも今年こそすばらしい学級経営をしたいと思うに違いない、と向山洋一実践の原理原則研究会を主宰する岡田健治氏は言います。そこで岡田氏は現在のクラスはどうだろうか、昨年度のクラスはいかがだったろうかと問いかけ、次のチェックを呼びかけています。

□机の配置がガチャガチャしている。□子ども達の姿勢が悪い。□学級目標が、抽象的である。□男女の仲が悪い。□席替えの回数が少ない。□子ども達のノートが乱雑である。□忘れ物が多い。□授業中の私語が多い。□教師の声が大きく、説明が長い。□漢字習得システムが稼動していない。□音読する声が極めて小さい子が、クラスの半数以上。□黒板にカード類が貼り付けてある。

〇…このうち三つ以上該当していたら学力が低下するクラスと言ってよい。五つ以上該当していたら学級崩壊寸前である、と分析しています。(岡田著『子どもの可能性を引き出す秘訣』)

〇…さらに岡田氏はつづけて「男女の仲が悪いクラスを作っておいて、そういう時期だよねなどと図太いことを言っていてはいけない。こんなクラスでは、基礎学力の保障どころか、日常がストレスの連続である。学級崩壊の危険性も高い。」と言明されています。

〇…学級経営は子どもたちと教師の学級生活の全体像にかかわると言われています。それ故にそのあり様が子どもの学習活動や学級の集団活動の成否を意味することになります。まさに「荒れ」を事前に防ぐ危機管理が教師に問われているといえます。

(江部 満)

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