心を育てる学級経営 2003年6月号
「いのち」の輝きを伝える授業プラン

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心を育てる学級経営 2003年6月号「いのち」の輝きを伝える授業プラン

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ジャンル:
学級経営
刊行:
2003年5月
対象:
小・中
仕様:
B5判 86頁
状態:
絶版
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目次

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特集 「いのち」の輝きを伝える授業プラン
提言・「生きる意味」を子どもにどう伝えるか
「いのち」あるものと遊ぼう
野口 克海
「事実としての自分の生命」を見つめよう
押谷 由夫
子どもに向けても本格の認識を
野口 芳宏
生き方支援活動の提案
明石 要一
「いのち」の授業の前に考えてみたいこと
「道徳」の授業で「いのち」はどう扱われてきたか
佐藤 幸司
「生きる力」と「いのち」の授業の関係
大江 浩光
「共生」という考え方を検討する―生きもののルール
石丸 真一
「人を殺してはいけない」ことを教える
内海 俊行
「心のノート」で「いのち」の授業ができるか
長野 藤夫
「いのち」の輝きを伝える授業プラン―小学1〜2年
田島隆宏の「地上50センチの世界」
北村 善重
「五体不満足」 人間ってすばらしい!
末宗 昭信
力のある資料で子どもが変わる!
高谷 圭子
「いのち」の輝きを伝える授業プラン―小学3〜4年
「足る」を知り、お陰に気づく
猿渡 功
一級の資料で感動体験の共有を!
山西 浩文
人との出会いを通して伝えよう
古森 尚子
「いのち」の輝きを伝える授業プラン―小学5〜6年
力強く生きるモデルを提示して「生きる権利」を考える
貝沼 浩晃
一人一人が充実感をもった日々を送ること
松本 勝男
児童も保護者も涙する授業
片倉 信儀
「いのち」の輝きを伝える授業プラン―中学校
命に対する思いを伝える
月安 裕美
「アンネの日記」に学ぶ
大鐘 雅勝
確かめ合うプロセス―生きた声を教室に―
小林 新吾
素晴らしい生き方に触れさせよう
石川 晋
「だからあなたも生きぬいて」で授業する
大北 修一
小特集 読書意欲を高める工夫
アニマシオン的手法で読書への誘いを!
桂 聖
教師が読書の機会を多く与える
奈良 満
『野口塾ML』で情報交流を!
塚田 直樹
子どもに紹介できる本を一〇〇冊は持っているか
馬場 慶典
読書指導で「情報活用能力」を育てる
左近 妙子
本に触れる機会を増やす
向井 ひとみ
連続特集 補充学習に挑む
「補充的学習」と「発展的学習」を取り入れた授業―五年理科「流れる水の働き」―
岡田 健治
「間違えた問題だけ」を「しつこく」
渡辺 喜男
向山型のシステムで全員をできるようにする
奥 清二郎
学び合い励まし合う学級活動 (第3回)
学び合い認め合う学級づくり―友達のよいところを知って自分も学べる―
川口 達実
心を育てる言葉かけ
言葉はビタミンより効く!?
長瀬 荘一
学級の統率十二か月はこうして進める (第3回)
小学校低学年/「涙くんさようなら」
岡 惠子
小学校中学年/学習の基本システム@
神谷 祐子
小学校高学年/授業参観で保護者を味方に!
太田 恵子
中学校/五百人一首で「逆転現象」を仕掛ける
長野 藤夫
向山型学級経営のシステム化 (第3回)
すぐれたパーツの裏にはすぐれた思想がある
青坂 信司
「いのちの授業」―いま大事な視点を考える (第3回)
命は支えられている
河田 孝文
〜「無償の愛」の授業A〜
「ものづくり」理科の提唱 (第1回)
4年『もののあたたまり方と体積』でのものづくり
大堀 真
学級担任教師の責任 (第3回)
ほめてほめてほめて子どもを育てる
有田 和正
編集後記
江部 満

編集後記

〇…「生きる力」の育成を強調した教育改革が進められています。しかし、学校内外で、「いのち」に関わる衝撃的な事件があとを絶たずに続発しています。特に少年たちが起こす衝撃的な事件の多発には、今こそ改めて「いのち」と正面から向き合う教育の大切さを説く必要を強く感じます。

〇…他方で、「生きもののルールをわきまえて人間らしく生きる」(山折哲雄・中村桂子往復書簡)ことが説かれたりしています。さらには、非行に走る少年たちを弁護する意見もあります。(『少年非行と弁護士たちの挑戦』)そこでは、「授業についていけない少年たちや、管理に従うことのできない少年たちは、学校の中で居場所がなくなっている。自分が安住できるのは、暴走族などの不良仲間だけということになってしまう場合も多くある。」と弁護されています。

〇…これらの意見に対して、平和憲法と対となるべき道徳ができていないとする厳しい指摘もあります。(『梅原猛の授業・道徳』)そのためには、「第一の戒律」として「人を殺してはいけない」ということを教えるべきだと梅原氏は強調しています。

〇…新聞には毎日のように殺人事件が報道されています。考えるまでもなく、人類史は戦争の歴史といってもいいくらいです。梅原氏の指摘を待つまでもなく、いまや原子爆弾、水素爆弾の一発で何万、何十万、何百万の人間を殺すことが可能だといわれている時代です。

〇…「殺すことなかれ」ということを教えるためには、宗教教育を無視すべきでないという意見も出始めています。子どもたちに「死」を説くよりも「生きる喜び」を実感させることが大事だと考え、本特集を組みました。

(江部 満)


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