学校マネジメント 2008年11月号
教師力アップ!早わかり“教育の最新事情”

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学校マネジメント 2008年11月号教師力アップ!早わかり“教育の最新事情”

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ジャンル:
学校経営
刊行:
2008年10月7日
対象:
小・中
仕様:
B5判 80頁
状態:
絶版
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目次

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特集 教師力アップ!早わかり!“教育の最新事情”
注目! 教育の最新事情を表す“この数字”
不登校の増加―解消は漢方的手法で―
明石 真吾
小・中学生の子どもの二人に一人は携帯電話所持
伊藤 稔
パワハラ、セクハラ、アルハラ―“隠し心の三悪人”
井上 正明
生徒減を上回る二一世紀の学校統廃合
門脇 正俊
いじめの認知件数急増
窪田 眞二
8、1、2からの転落
階 玲治
増え続ける子どもの不登校・いじめ・非行―発生予防のための教育―
松村 京子
精神性疾患六一・一%
向井 正博
学校参加体験を通じた学校像の共有を
武者 一弘
“教育政策”についての最新事情
学習指導要領・総則が提起する最新事情
無藤 隆
教育基本法改正が提起する最新事情
佐藤 晴雄
学校教育法改正が提起する最新事情
大竹 晋吾
全国学力調査と学力形成をめぐる最新事情
田中 博之
『心のノート』と道徳教育をめぐる最新事情
貝塚 茂樹
小学校「外国語活動」をめぐる最新事情
菅 正隆
幼児期の教育をめぐる最新事情
秋川 陽一
愛国心の涵養をめぐる最新事情
土屋 武志
“教育改革”についての最新事情
教員免許更新制が提起する最新事情
山極 隆
保護者対応をめぐる最新事情
廣瀬 裕一
中高一貫教育をめぐる最新事情
梶川 裕司
塾教師の学校参入が提起する最新事情
高橋 寛人
キャリア教育をめぐる最新事情
三村 隆男
“教職”についての最新事情
学校をめぐる状況変化・最新事情
露口 健司
教職の専門性をめぐる状況変化・最新事情
生越 達
教職の新制度をめぐる最新事情
若井 彌一
“子どもの変化”についての最新事情
子どもの健康と生活の変化をめぐる最新事情
小林 稔
子どもの発達をめぐる最新事情
郷式 徹
特別支援教育をめぐる最新事情
是枝 喜代治
学校経営をめぐる最新事情
浅沼 茂
学級経営をめぐる最新事情
高旗 正人
“学校運営”についての最新事情
学校運営の弾力化をめぐる最新事情
曽余田 浩史
学校評価と説明責任をめぐる最新事情
境 妙子
学校の危機管理をめぐる最新事情
元兼 正浩
食育をめぐる最新事情
北 俊夫
スクールカウンセリングをめぐる最新事情
野田 正人
環境教育をめぐる最新事情
降旗 信一
NIEで“言語力up”の教育活動をつくる (第8回)
新聞を活用して子どもたちが研究するNIE
小原 友行
〜広島県世羅町立伊尾小学校〜
食育ネットワークで学校をもっと楽しく (第8回)
学校の食育で生活習慣病の予防を
下元 智世
“反徳目主義”の道徳授業―その虚像と実像 (第8回)
「子供に価値観を押し付けるな」という主張は、罪つくりな思想だった
石井 昌浩
教育思想の温故知新―日本の古典に学ぶ (第8回)
『葉隠』の説く人間形成(その2)
梶田 叡一
最強の反教師論―文句あるなら出てこい (第8回)
教育界はどうなっているか?(2)
戸田 忠雄
学力・授業力upにつながる学校評価マネジメント (第8回)
講演会での受講者との交流
千々布 敏弥
指導主事は授業のどこを見ているか (第8回)
ある二つの授業から
間嶋 哲
新しい学校経営ウオッチング (第8回)
なぜ広がらないコミュニティスクール
中西 茂
教師の気になる言動―止めさせる効果があるアプローチ (第8回)
授業の事実で意識を変える
鈴木 健二
〜授業編(4)〜
戦後教育問題史―あの時代は何だった? (第8回)
学力格差を覆い隠した観念的なテスト反対論
勝方 信一
編集後記
樋口 雅子江部 満
日本語と英語で学ぶ“ことわざ” (第8回)
井の中の蛙大海を知らず/石の上にも三年
加藤 宣行池田 紅玉

編集後記

○…免許状更新講習がはじまろうとしています。

 来年度からの本実施を前に、試行のためのプログラムが、大学等の諸機関から公表されています。

 さまざまな試みがあるなか、すべての受講者に課せられているのが「教育の最新事情」12時間の受講です。

 これの中味について、文科省の趣旨説明には、

・教職についての省察

・子どもの変化についての理解

・教育政策の動向についての理解

・学校の内外での連携協力についての理解

 がその骨子となっているようです。

 たしかに、変化の激しい時代、このような中味を35歳、45歳、55歳の区切りに、勤務校を離れて受講することは、教職活動に新しい感覚をよびさますということからも、意味があることではないかと思い特集を企画しました。

(樋口雅子)

○…去る八月下旬に公表された全国学力テストの結果から多くの教訓が読み取れる。第一に、記述式で無解答が多かったこと。自分の意見をただ述べるのではなく、グラフなどによる情報を読み取って、根拠をあげて意見を書くということが苦手なのかどうか、検討にあたいする課題だ。研究者は語彙力や言葉を言い換える力が不足していると指摘しているが、これは国語科教育の方法を再検討する必要に迫られていることだ。

○…今やPISA型の読解力の解説本が良く普及しているのも良い傾向だ。早くから言語技術教育学会が、「論理的思考力」の育成を強調していることも良い例だ。読み取る力の不足は、国語科教科書と授業に問題があるといえる。この機会に、根本的な再検討を促したいところだ。

○…「言語事項」が「伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項」に改められたことも、その一貫といえる。「言葉を指導する文化的価値が明示された」と評価する市毛勝雄氏の意見に賛成である。多くの教師のやる気を引き出すきっかけになることを期待する。

(江部 満)

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