学校マネジメント 2005年2月号
“問題教師”生む経営体質の甘さ・盲点33

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学校マネジメント 2005年2月号“問題教師”生む経営体質の甘さ・盲点33

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ジャンル:
学校経営
刊行:
2005年1月6日
対象:
小・中
仕様:
B5判 78頁
状態:
絶版
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目次

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特集 “問題教師”生む経営体質の甘さ・盲点33
何をもって“問題教師”というか―私の尺度
批判を嫌い、「問い」が立たない
木岡 一明
同僚関係が作れない教員
中留 武昭
純粋性の度合い
有村 久春
法律問題から見た“問題教師”とは
八尾坂 修
マスコミに登場した“問題教師”
勝方 信一
“問題教師”を生む?学校のふんい気―私が訪問時するチェックポイント―
指導のできない「問題管理職」が問題教師を生む
横山 浩之
校長のコメントで学校が分かる
長南 博昭
変貌する学校の顔―校長室の役割
妻鳥 敏彦
事務職員のしらけムード
蓮見 将敏
結果として“問題教師”を放置?勤務体制の盲点はどこか
転勤して気付いた勤務体制の盲点
石黒 雅明
転勤して気付いた勤務体制の盲点
青坂 信司
学校訪問して気付いた勤務体制の盲点
伊藤 稔
学校訪問して気付いた勤務体制の盲点
堀井 啓幸
OBになって気付いた勤務体制の盲点
佐々木 孝
OBになって気付いた勤務体制の盲点
長瀬 荘一
結果として“問題教師”を生む?管理職チェックの甘さはここだ!
授業経営のチェックポイントはここだ!
安藤 道夫
学級経営のチェックポイントはここだ!
村越 久雄
子どもへの接し方のチェックポイントはここだ!
木田 憲之
保護者への接し方のチェックポイントはここだ!
寺下 雅裕
勤務態度のチェックポイントはここだ!
木室 忠明
職員会議の発言のチェックポイントはここだ!
落合 静男
校内研修時の発言のチェックポイントはここだ!
吉永 順一
“問題教師”への効果のある指導・いつ、どうアプローチするか
校長として・効果のある指導とは
水上 義行
教頭として・効果のある指導とは
白鳥 信義
主任として・効果のある指導とは
河田 孝文
“問題教師”スレスレの変り種との付き合い術・私の苦労話
子どもへの眼差しを共有して
松永 洋介
ストレートに言う、説得する、叱る
吉川 廣二
つい見過ごされてしまうこんな先生、あなたならどうする?
渡部 強
一人の問題とせずに全教職員の協力のもとに変容を!!
那賀島 彰一
トナリの席の“問題教師”との付き合い方―私の体験記
お付き合いの仕方―タイプの見極めがポイント!
松尾 清恵
怒りを通り越して、虚しさが残った
千原 一弘
やる気のある指導力不足教師だった私の体験記
江良 友一
自分まで問題教師になってはいけないという心構えをもつ
奥山 緑
教育環境の工夫で学校の元気をつくる (第11回)
岡崎 智利
わが校のHP自慢 (第11回)
大阪府和泉市立和気小学校
大田 公蔵川上 裕史
親の目・教師の目・記者の目―教育界の問題点に迫る (第11回)
災害と学校
山上 浩二郎
学校マニフェストをどう構想するか (第11回)
学校経営改革は多元的に
小松 郁夫
平成の教育改革全体像の大研究:特別支援教育の実践指針 (第11回)
国立特殊教育総合研究所の取り組み
国立特殊教育総合研究所
平成の教育改革全体像の大研究:2学期制のメリットと導入のノウハウ (第11回)
2学期制の成否は教育委員会のバックアップが不可欠
大風 秀康
平成の教育改革全体像の大研究:小学校英語導入のウォーミングアップ (第11回)
リスニングを核にした英会話授業
大森 修
ADHDの子の親として医療と教育を考える (第11回)
思春期をどう構築するか
中西 仁横山 浩之
教育情報の読み方・活かし方−これは本流・支流を見分けるヒント (第11回)
市民性を育てる教育
階 玲治
文教ニュース
義務教育費問題に政治的決着/幼児教育の在り方で中間報告
安達 拓二
編集後記
樋口 雅子江部 満
学校でする動物との触れ合い―獣医師の提言 (第11回)
獣医師の「ふれあい教室」支援
中川 美穂子

編集後記

○…ある全国区の先生から、「樋口さん、どこの世界にも出来る人もいるし、出来ない奴もいる。教師だけにパーフェクトな集団を求めてもなあ」と言われたので、「そうは言っても、学級担任が問題ありだったら、その被害は子どもにストレートに関わるのですから、そんな呑気な事言ったら保護者から吊るし上げられますわよ」と応じたことがありました。

 たしかに、どんな職種でもピンからキリ?まであるのだとは思いますが、ベルが鳴っても悠然とお茶を飲んでいて、やおら教室に向かうとか、朝から会議が長引いて教室で子どもが騒ぐ―というようなことがしばしば起こるというような経営があったとします。これでは当然、あまりやる気のない教師はますます問題教師化していく学校環境にあると言っていいのではないでしょうか。

 もちろん、多くの学校では精一杯努力されていると思いますので、よもや、自校がだらけた空気によどんだ経営体質になっているとは思ってはおられないのだと思います。が、他人の目で見るとそこにこそ、甘さや盲点があったりするものではないでしょうか。

 本号はどこに落とし穴?が潜みがちか、事例を入れていただきながらご教示いただきました。

(樋口雅子)

○…このところ日教組も全教も教育基本法改悪ストップ集会を開きつづけている。同時に現行憲法を守る集会も重ねている。来年は戦後六十周年を迎える。まさに節目の年である。現在の憲法もそれに基づく基本法もアメリカ占領軍によって作られたことが忘れられているのではないか。私自身は少年飛行兵訓練中に終戦を迎えたのでアメリカ占領軍にはいまだに敵愾心を持っている。だからというわけではないが、「日本精神」を骨抜きにした現行憲法や基本法には長い間違和感を持ちつづけてきた。

○…では「日本精神」とは何か、一口でいえば公共に対する奉仕精神である。もっといえば国家への奉仕である。こういうとすぐ軍国主義の復活と批判するだろう。ちょっと考えていただきたい。教科研のいうように「フリーターの急増は、未来への見通しを奪いつつある」現象かどうか。「国旗・国家の強制が内心の自由を踏みにじられた無念と怒りでよいのか」。「学習意欲を奪う教育システムの下で、意欲と希望を奪われた子どもたちの悲鳴が聞こえる」ことはほんとうか。左派人の猛省を促したい。

(江部 満)

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