- 特集 “PISA型読解力”授業でつける21の方法
- PISA型読解力とは何か―と聞かれたら
- PISA型読解力とは,意味を抽出し,再構成し,伝達する能力である
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- PISA型読解力を育むことは,問題解決の学習を充実させること
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- PISA型読解力で授業を見直そう
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- 時代の状況を文脈から読み解く推理力
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- PISA型読解力を育てる基礎基本問題
- 連続型テキストの開発と指導ポイント
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- 非連続型テキストの開発と指導ポイント
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- PISA型読解力を育てる基本スキル
- 何を調べたいのか―問題を発見する目
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- 何を調べればよいのか―仮説の設定力
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- どう調べればよいのか―情報の収集・追究力
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- 結果をどう考察するか―情報の解釈・評価
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- 結果をどうまとめるか―問題の表現力
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- PISA型読解力を育てる指導のポイント
- 生活体験と関連づける指導ポイント
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- 社会的問題と関連づける指導ポイント
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- 国際的視野と関連づける指導ポイント
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- 社会的行動を起こす指導ポイント
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- コピーOK!PISA型読解力を育てる“新教材”テキスト&テスト問題
- “ロボット”が題材のテキスト&テスト問題
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- “バイオエネ”が題材のテキスト&テスト問題
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- “ユビキタス”が題材のテキスト&テスト問題
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- “CO2”が題材のテキスト&テスト問題
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- “ファイバースコープ”が題材のテキスト&テスト問題
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- “携帯の仕組み”が題材のテキスト&テスト問題
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- 小特集 理科室で“ひやり体験”―危機管理のポイント
- 保護めがねでひやり事故防止
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- アルカリ性水溶液・火を使った実験での事故
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- 試験管が爆発!見通しの甘さから起きた私の大失敗
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- 実験方法を工夫して,危険を未然に回避する
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- 視線の力が事件を防ぐ
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- ガラス器具のチェックと保護めがねの着用を
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- 次世代の科学学習・ネイチャーゲームの授業 (第7回)
- これからの授業に求められる体験型環境教育の授業E
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- 観察教材を10倍楽しくする100日工夫例 (第7回)
- イネがお米をつくるための材料はなんですか?
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- 科学リテラシー入門―子どもにどんな力をつけるか (第7回)
- 市民性を育てる教育
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- 新指導要領で授業をつくる―焦点はここだ (第19回)
- キー・コンピテンシーと新しい理科教育(上)
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- 理科で“読解力”をつけよう―科学的思考力を伸ばすために (第7回)
- 課題の克服に向けて@
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- なぜA子ちゃんは間違えたか―誤答から指導の盲点が見える (第7回)
- 予想には,バリエーションがあっていい.いつもいつも「根拠」を求める必要はないだろう.
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- “理科って面白い”を実感させる授業の工夫 (第7回)
- レジ式パフォーマンステストで確実に身に付く基礎操作
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- “理科が苦手っ子”を惹きつける 出会いはやっぱりこの実験 (第7回)
- 簡単!おもしろお天気実験
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- 〜5年「天気の移り変わり」〜
- ネット情報をシェアする 教室に発信する鳥瞰的環境教育を授業化する (第7回)
- 「割り箸」で「鳥瞰的に環境問題を考える視点」を与える
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- 象徴的な問題としての割り箸
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- 編集後記
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- 一歩踏み出す勇気!理科授業で使える面白教材 (第7回)
- 恐竜の体重をはかる
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編集後記
○…「あの,実験装置だから,ああいう結果になった」と,目の前で見たにも関わらず?自分の先入
観のほうを信じる子どもが少なくないといいます.
こういう指摘をされる先生は,「子どもって意外とガンコで保守的?」ともいいます.
つまり,自分が見聞きしているものを自分の狭い体験のなかで判断するので,間違えていることも少なくないのに,信じて?いるものを変えようとしないというわけです.
ですから,逆に,身近な事象・現象を取り上げる,関連づけることが大事ではないかーということからも,PISA的読解力を育成するテキストやテスト問題を取り上げる必要があるのではないか―という問題意識から特集を試みました.
ところで,PISA的読解力の育成には,
<情報を取り出し→解釈し→熟考>
という,読解力育成の基礎基本を押さえることがもっとも大事といわれています.
授業で扱う教材が所与のもの,いつも与えられるものでしかないとしたら,子どもにPISA的読解力が育たないのは当然の結果ともいえると思います.
そこで本号では,PISA的読解力を育成する上で必要な基礎基本の問題と,子どもが興味関心を持つであろうテーマを,<PISA的読解力を育成するテキスト&テスト問題>として,授業に導入できる形で提案してみました.
(樋口雅子)
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- 明治図書