楽しい理科授業 2003年10月号
基礎基本に直結する“日常体験”ベスト29

F446

«前号へ

次号へ»

楽しい理科授業 2003年10月号基礎基本に直結する“日常体験”ベスト29

紙版価格: 817円(税込)

送料無料

電子版価格: 735円(税込)

Off: ¥82-

ポイント還元20%

ファイル形式

PDF
ジャンル:
理科
刊行:
2003年9月
対象:
小・中
仕様:
B5判 74頁
状態:
絶版
出荷:
ダウンロード
定期購読

目次

もくじの詳細表示

特集 基礎基本に直結する“日常体験”ベスト29
文科省学力調査―私の意見と注文
教科書「を」教える時代の負の遺産としての思考力低下
三上 周治
授業における観察や実験の内容が問われるような学力調査を
齋藤 俊明
昔の遊びを理科の授業に
横須賀 篤
子どもの知識の体系的な理解の様子を把握できる学力調査を望む
佐藤 勝幸
子供の日常体験不足の実態レポート―えー!驚いた私のワースト3―
子どもの体験不足はおとなの責任!
野呂 茂樹
生活と乖離しない学習を
野田 敦敬
基本的な指導事項は子どもの実態から考える
冨永 泰寛
「子どもらしい」で済ませていいの?
竹下 真己
理科の学力と“学力調査”から見えてきたこと
遠西 昭寿
理科で育てる学力と子どもの学び
堀 哲夫
“日常体験不足”で起こった笑えぬ珍現象・珍問答
親子参加のサイエンスショーで体験したこと
服部 陽一
この単元で“させたい日常体験”私のベスト3
3年の単元で“させたい日常体験”私のベスト3
青柳 徹
3年の単元で“させたい日常体験”私のベスト3
磯部 祥生
4年の単元で“させたい日常体験”私のベスト3
福山 憲市
4年の単元で“させたい日常体験”私のベスト3
水谷 恒多
5年の単元で“させたい日常体験”私のベスト3
池村 進
5年の単元で“させたい日常体験”私のベスト3
原田 浩毅
6年の単元で“させたい日常体験”私のベスト3
桜又 浩
6年の単元で“させたい日常体験”私のベスト3
瀧本 和代
中学1分野の単元で“させたい日常体験”私のベスト3
大田 恭敬
中学1分野の単元で“させたい日常体験”私のベスト3
片野 広美
中学2分野の単元で“させたい日常体験”私のベスト3
船戸 智
中学2分野の単元で“させたい日常体験”私のベスト3
河野 明弘
授業に持ち込める“させたい日常体験”ベスト3
体験が活きるストーリー性のある授業はいかが?
西井 武秀
単元の最初に体験不足を補う活動を
戸井 和彦
庭掃除・動物を飼う・模型作り これがベスト
新牧 賢三郎
家に持ち帰らせる“させたい日常体験”ベスト3
キッチンは科学のワンダーランド 水蒸気の学習
川喜田 幹郎高田 憲明
状態変化,溶解現象,指示薬づくり
山口 晃弘
かかわり方をちょっと工夫すると,感じ方が変わる
鈴山 尚子
ホームページでするサイエンスQA (第7回)
「アルコールランプの使い方」
寒河江 恒太
後藤道夫の絶対オモシロ実験ネタ (第7回)
1mgの重さも測れるストロー天秤
後藤 道夫
小理:複線選択学習の指導ポイント (第7回)
火山活動による変化or地震による変化
堀井 俊宏
中理:コース選択制の理科授業 (第7回)
変動する大地〜鉱物の洗い出し〜
小森 栄治
歓声があがるオモシロ論争実験ネタ (第7回)
湿った夏と乾いた冬〜飽和水蒸気量〜
小田 泰史
私の理科室だより 先手必勝のウラ技 (第7回)
理科室発のイベントを開こう!
木色 泰樹
理科楽しく学力づくりのミニテスト
3年/名探偵!太陽の光の働きの秘密をさぐろう!!(1)〜太陽とかげの動き編〜
大前 宣徳
4年/すずしくなると
戸井 和彦
5年/てんびんとてこ
善能寺 正美
6年/水溶液の性質―水溶液の仲間分け―
山川 亨
中学1分野/実験場面を再現しながら実験・観察の小テストを
木村 幸泰
中学2分野/気象観測(2年)・地球の自転と公転(2年)
金子 丈夫
理科―発展・補充学習の授業アイデア (第7回)
体験活動を取り入れた指導―第4学年「季節と生き物」―
日置 光久
編集後記
樋口 雅子
田中耕一さんもやった“この実験” (第7回)
じしゃくをしらべる(1)
澤柿 教誠

編集後記

○…過る5月12日,文科省は,昨年12月の小学5年生から中学3年を対象にした学力調査の結果について,教科ごとに詳細に分析した結果を公表しました.

 それによると,過去と比べて正答率が大幅に低下した科目が多く,理科では特に「日常体験の不足」が指摘されています.

 例えばとして「冷凍庫で水を凍らせたときに起きる体積の変化を問う中学1年の問題」では,無回答が目だったようです.

 「自動的に製氷される冷蔵庫が多くなり,容器に水を入れて氷をつくる生活体験が乏しい.氷になると体積が増加することは知識として知っていても,試験管の開放部へ向かって体積が増加することを考えられない生徒がいたのではないか」と分析しています.

 「そうだろうな…」と,今,大人である人間は誰しも思うのではないでしょうか.

 しかし,よく考えると,理科としては基礎基本的事項についても実感を伴う理解が出来ない分,具体に直面すると,肝心の<あれとこれは結びつくのだ>という体験の土台がない分,しっかり頭に入るということが期待できない…ことになると思います.

 しっかり基礎基本的事項を定着させ,理科が大好きになるようにするには,もっと日常経験を意図的に入れていく必要があるようです.

 本号では,<これはいい,ぜひ入れるとよい>という日常経験をご紹介いただきました.

(樋口雅子)


    • この商品は皆様からのご感想・ご意見を募集中です

      明治図書

ページトップへ