- 特集 観察学習―わくわく活動&記録カード集
- 観察記録で“忘れがちな大事なポント”ーと聞かれたら
- 観察の目的は何か
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- 対比の視点などを入れて記録させる
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- 自発性を導き出す自由観察の奨励
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- 観察前の対象に対する心的イメージの表現
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- 観察指導でする基礎基本&すぐ使える観察カードの実物紹介
- 植物観察―基礎基本の指導&観察カード
- 「植物観察はおもしろい」と言わせたい
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- 昆虫観察―基礎基本の指導&観察カード
- 比較しながら調べる力
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- 土地の観察―基礎基本の指導&観察カード
- 路頭の観察・地形の観察
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- 生き物のくらし観察―基礎基本の指導&観察カード
- こんちゅうを育てよう
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- 電気の働き観察―基礎基本の指導&観察カード
- 電球の明るさ比べ
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- 気象観察―基礎基本の指導&観察カード
- 中学校向き「気象観察シート」
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- 天体観察―基礎基本の指導&観察カード
- 観察指導,カード作成の10のポイント
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- 化学実験の観察―基礎基本の指導&観察カード
- 物質の特徴―結晶の観察
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- 物理実験の観察―基礎基本の指導&観察カード
- 5年「おもりのはたらき」
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- 観察技能の基礎基本と観察記録の指導ポイント
- 小学校/意欲を持たせることに全力を尽くす
- まずは動機づけ・予想も動機づけと位置づける・観察は絞り込んで
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- 中学校/生徒作品が最良の手本になる
- テーマの立て方・データの取り方・評価について
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- 観察意欲アップの発展教材・わくわくネタはこれだ!
- 私のお薦め“植物教材”ベスト5
- 「絵ごよみ」で自然観察のまとめ
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- 私のお薦め“昆虫教材”ベスト5
- 発展的に扱える昆虫5つ
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- 私のお薦め“化学実験教材”ベスト5
- 金属の変化・ものの溶け方
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- 私のお薦め“物理実験教材”ベスト5
- 綿アメづくり・静電気
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- 達成感がある“話し合い・討論・発表”のポイント
- ポスターセッションの開き方ポイント
- ポスターセッションとは・実践上のポイント・教師自身の経験の必要性
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- ポートフォリオ作成のポイント
- 科学的な見方を変えるポートフォリオ活用事例
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- 予想別討論による発表活動のポイント
- 「火山灰・花崗岩・安山岩」の観察
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- 観察学習とインターネットの活用術
- インターネットは強力な助っ人です
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- 初心者のための道具としてのインターネット活用法
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- 発信させて自然観察をもっと楽しく
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- 子ども達の観察意欲を高めるインターネットの利用
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- 小学校科学クラブのフレッシュネタ
- 高分子吸収体で人工雪を作ろう!
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- 中学校総合的学習で使えるフレッシュネタ
- フリーレポート
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- 理科好きをつくる環境づくり
- 備品類を展示して活用しよう
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- 今月の本棚 わたしのお勧め本
- 『虫のおもしろ私生活』ピッキオ編著
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- 理科における実現状況の評価をどう進めるか―改革のポイントはここだ (第3回)
- 課題選択における評価の具体例―第5学年「動物の発生」
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- 子どもは学習場面をどう考えているか (第3回)
- 小学校のTTクラスにおける子どもの理科学習場面の意識
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- 自分の頭と体で考える到達度評価 (第3回)
- 自然事象への関心・意欲・態度
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- 新理科教科書+発展学習 (第3回)
- 3年/超簡単!かげの変身グッズ―単元「日光とかげ」
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- 4年/「電気のはたらき」の発展学習
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- 5年/「天気の変化」はインターネットを使おう
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- 6年/「人体」は実物大で
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- 中学1分野/膨らむ不思議・カルメ焼きと焼き饅頭
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- 中学2分野/自分の「ものさし」を作る
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- 編集後記
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- 100円ショップで科学手品 (第3回)
- ホバークラフトを作ろう
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編集後記
☆今月,編集部にお送りいただいた図書,研究紀要から☆
○「まんさくの花通信」65 中村敏弘編集
〒989-0232宮城県白石市福岡長袋字小倉山154-1 0224-25-3163
○SCCガーデナーズコレクション「したたかな植物たち」多田多恵子著
定価(本体2200円+税)発売 株式会社SSC(主な目次 昭和タンポポ合戦・サクラソウの教え・スミレの繁殖大作戦・カタバミのハイテク生活・ツユクサの用意周到・ネジバナの螺旋階段)
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○…新教科書には,観察カードの実物モデルのような形で,子どもが作成した例が掲示されているものが多いようです.
よくある朝顔の観察カードには,いつ種をまき,双葉がいつでたかにはじまり…,という具合に,時間の経過とともに花が咲くまでを記録カードに記入するというような具体例がのせられています.
ところで,よく指摘されるように,見ない前に朝顔を描かせて,「では今度は本物をじっくり見てきましょう」といって観察させてから,また描かせても実物を見ない前とほとんど変わらない…ことのほうが多いようです.
つまり,「観察しましょう」というだけでは,何をどう見たらよいのか,わからない子どもが大多数ということのようです.やはり,「形は,色は,葉はどこから出ているのか」といったようなヒントを出して活動させないとダメだということでしょうか.
また,観察した結果をどう表すか,ここも大事なポイントだと思います.描画のし方とか,時間経過を書かせることとか,記録を残す上での大事なポイントはどこか,そこを押さえることが指導上の留意点ではないかと思います.
朝顔の例などはともかく,実験を観察するときなどは,どういう仮説のもとにどういう調査方法を用い,データはどう取りその結果はどう分析すればよいのか,まとめ・結論はどう表記する必要があるのか.さらに,それを学級のなかでどう発表していけば学習をより実りのあるものにすることが出来るのか.
本号はこの問題についてより具体場面にそくして御紹介しました.
(樋口雅子)
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- 明治図書