児童・生徒用デジタルコンテンツ

サマースクールライブラリー

サマースクールに出てきた本を紹介するよ。興味があるものは図書館や書店で探してみよう!

※表紙画像・書名をクリックすると書籍紹介サイトへ移動します。なお,外部サイトへのリンクは書籍購入を促すものではありません。

1年生のサマースクール

「一言感想」を深めよう で紹介した本

読み終わったけど感想文が書き出せない…という人は【一言感想】【深め方】【書き進め方】をヒントにしてどう思ったか掘り下げてみよう!

かがみの孤城
  • 辻村深月
  • ポプラ社 ¥1980

ある日突然光り出したこころの部屋の鏡は、大きなお城につながっていた。城のどこかに隠された鍵を見つければ、どんな願いも叶うという。お城に集められた七人と過ごす不思議な1年間の物語。

【一言感想】感動した。
【深め方…どんなところが?】
境遇の似た7人が、それぞれが苦しみを抱えながら助け合うところ。
【書き進め方…自分なら/自分は】
僕だったら、みんなに心を開くことができなかったかもしれない…

四畳半タイムマシンブルース
  • 森見登美彦
  • 角川文庫 ¥704

京都のおんぼろ学生寮の一室に、突如タイムマシンが現れた!壊れたクーラーのリモコンを取り戻すため、そして宇宙を危機から救うために、昨日と今日とを奔走する。

【一言感想】すっきりした!
【深め方…どうして?】
不思議なできごとの理由が翌日の場面で明かされ、伏線が回収されていったから。
【書き進め方…自分なら/自分は】
たくさん散りばめられていた伏線のなかで、私が一番面白いと思ったのは…

奇跡の人 The Miracle Worker
  • 原田マハ
  • 双葉文庫 ¥794

アメリカ留学から帰国した安は弘前に赴き、「盲目で、耳が聞こえず、口の利けない」介良れんの教育係となる。れんを導く、奇跡の物語。

【一言感想】すごい。
【深め方…どんなところが?】
安が、辛抱強くれんのことを指導するところ。
【書き進め方…自分なら/自分は】
私が、安のすごさを最も実感した場面は、…

メロディ・フェア
  • 宮下奈都
  • ポプラ文庫 ¥682

福井県郊外のショッピングモールの化粧品カウンターで働く結乃。上手くいかないこともあるけれど、目の前のお客さんと向き合い一歩ずつ前に進んでいく。

【一言感想】温かい気持ちになった。
【深め方…どうしてそう思った?】
仲が悪かった妹と、次第に打ち解けていくところ。
【書き進め方…自分なら/自分は】
僕なら、相手に冷たい態度をとられたら自分も冷たく接してしまうと思う…

きみに届け。はじまりの歌
  • 沖田円
  • スターツ出版文庫 ¥627

カンナは所属するボランティア部のみんなで地元の「安城七夕まつり」のステージに立つことにした。葛藤しながらも歌を好きな気持ちがよみがえってきて……。

【一言感想】素敵だった!
【深め方…どうしてそう思った?】
悩みながらも、カンナが自分の好きなことに打ち込んで輝いていたから。
【書き進め方…自分なら/自分は】
私なら、みんなの前で歌う決心がつかないかもしれない。私の将来の夢は…

おおあんごう
  • 加賀翔
  • 講談社 ¥1540

大地は変わった父のせいで、めちゃくちゃな毎日を送っている。父の行動はいつも予測不能だ。岡山の田舎で育ったお笑いコンビかが屋・加賀翔が、自身の体験をもとに執筆した小説。

【一言感想】じーんときた。
【深め方…どんな場面で?】
転校してしまう伊勢との最後の帰り道で、さみしい気持ちをおさえて別れる場面。
【書き進め方…自分なら/自分は】
僕が大地だったら、別れがつらくて気持ちをおさえられないかもしれない…

女神のタクト
  • 塩田武士
  • 講談社文庫 ¥792

舞子駅を訪れた明菜は、ある老人から瀕死状態の楽団の再建を託される。イケメンだが気弱な指揮者・拓斗にも振り回されながらがむしゃらに駆け回り……。

【一言感想】明菜を尊敬した。
【深め方…どの場面でそう思った?】
明菜が過去のできごとを回想している場面。
【書き進め方…自分なら/自分は】
私なら、一度嫌いになった音楽にもう一度向き合うことはできないと思う…

僕が愛したすべての君へ
  • 乙野四方字
  • ハヤカワ文庫 ¥682

暦は、並行世界では恋人同士だという和音に声をかけられる。並行世界にいるそれぞれの自分は、すべて本当の自分だと言えるのだろうか?

【一言感想】こわいと思った。
【深め方…どんなところに?】
並行世界を行き来するのが当たり前だというところ。
【書き進め方…自分なら/自分は】
もし並行世界があったとしても、僕は行き来したくないと思った。なぜなら…

問題に出てきた本
ほほえみにはほほえみ
  • 川ア洋
  • 童話屋 ¥1375

ユーモア,そして軽快さ……詩人・川ア洋の魅力が詰まった,「海」を含む全48篇を収録した詩集。

現代詩文庫 108 続・谷川俊太郎
  • 谷川俊太郎
  • 思潮社 ¥1282

印象的なフレーズで始まる「小さなスフィンクス」など,感性に訴えかける多くの作品を集めた詩集。

青い春を数えて
  • 武田綾乃
  • 講談社 ¥693

友達関係,部活,受験……学生時代には悩みがつきもの。ある女子高校生5人を取りまく,青春の葛藤とは?

か「」く「」し「」ご「」と「
  • 住野よる
  • 新潮社 ¥737

みんなには隠しているけれど,実は特別な力がある。そんなクラスメイト5人の話。でも,力があってもなぜか思うようにいかなくて……?

ペンギンの不思議
  • 宮ア正峰
  • 誠文堂新光社 ¥1650

ペンギンの実はあまり知られていない生態などを,ペンギン研究者の筆者がわかりやすく解説してくれる本。

人類が生まれるための12の偶然
  • 眞淳平 著・松井孝典 監修
  • 岩波書店 ¥968

ビックバンから人類の進化までに起こった一連の「偶然」についてひも解いた一冊。宇宙と生命の神秘とは?

競歩王
  • 額賀澪
  • 光文社 ¥770

大学生作家・忍と後輩の競歩選手・八千代。最初はバラバラだった二人が,お互いの目指すゴールに向けて一歩ずつ「歩く」物語。

生き物が大人になるまで
  • 稲垣栄洋
  • 大和書房 ¥1540

生き物がもつ,それぞれの成長の形。そこには人間が成長するうえで学ぶべきことがたくさんあった!

駒音高く
  • 佐川光晴
  • 実業之日本社 ¥770

年齢も性別もばらばらだけど,共通する思いはただ一つ。「将棋が好き!」そんな7人について描く連作短編集。

面白いとは何か? 面白く生きるには?
  • 森博嗣
  • ワニブックス ¥913

人が「面白い」と感じるメカニズムや「面白い人生」とは何かについて,筆者ならではの鋭い視点で考察!

銀河鉄道の夜
  • 宮沢賢治
  • 新潮社 ¥473

本当の幸せとは何か……その答えを求めた二人の少年・ジョバンニとカムパネルラの,ある旅路のお話。

モノ申す人類学
  • 長谷川眞理子
  • 青土社 ¥1760

自然人類学者である筆者の目を通し,世界が抱えている問題について,今までと異なる視点で考えてみよう。

2年生のサマースクール

「一言感想」を深めよう で紹介した本

読み終わったけど感想文が書き出せない…という人は【一言感想】【深め方】【書き進め方】をヒントにしてどう思ったか掘り下げてみよう!

小説 すずめの戸締まり
  • 新海誠
  • KADOKAWA/角川文庫 ¥748

鈴芽はある日、「扉を探している」という不思議な旅人の草太と出会う。草太は、災いを防ぐため日本各地にある扉を閉める「閉じ師」だった。草太とともに扉を閉めることになった鈴芽が最後に出会ったのはー。

【一言感想】ドキドキした。
【深め方…どんなところからそう思った?】
鈴芽と草太が、協力しながら扉を閉めるところ。
【書き進め方…自分なら/自分は】
もし私が鈴芽の立場になったら…

さいごの毛布
  • 近藤史恵
  • KADOKAWA/角川文庫 ¥792

智美は、様々な事情で預けられた犬の最期を看取る「老犬ホーム」で働きはじめた。トラブル続きの日々の中で、智美の心も変化していってー。

【一言感想】複雑な気持ちになった。
【深め方…どんなところからそう思った?】
人間の都合で預けられた犬たちが、飼い主を待っているところ。
【書き進め方…自分なら/自分は】
私も犬を飼っていて、犬が大好きだから…

アーモンド入りチョコレートのワルツ
  • 森絵都
  • KADOKAWA/角川文庫 ¥572

別荘で過ごすひと夏、旧校舎から聞こえた彼女のピアノ、ピアノ教室に現れたおじさん……。ピアノ曲と共に描かれる三人の中学生のお話。

【一言感想】楽しい気持ちになった。
【深め方…どんなところから?】
ピアノ曲でみんなが仲良くなっていくところ。
【書き進め方…自分なら/自分は】
私もピアノが大好きで、きれいな音色を出したいと思っていて…

ポップから本を選ぼう! で紹介した本

今夜、世界からこの恋が消えても
  • 一条岬
  • KADOKAWA/メディアワークス文庫 \693

ささいな事から恋人同士となった僕と日野。しかし、日野にはある秘密があった。日野を想い続ける僕と、優しく支える周りの人々との切なく、心あたたまるお話。

【一言感想】心が温まった
【深め方…どこに心が温まった?】
日野を楽しませようとしているところ。
【書き進め方…自分なら/自分は】
二人の姿から、私も一日を大切にしたいと思えた…

青の数学
  • 王城夕紀
  • 新潮文庫 \693

数学が得意な栢山。「数学とは何か……」、ネット上の決闘空間「E²」で競い合いながら、栢山は答えを探す。

【一言感想】おもしろかった。
【深め方…どんなところがおもしろかった?】
解けた数学の問題数で競うところ。
【書き進め方…自分なら/自分は】
私は数学が苦手だから、数学で決闘するなんて考えられないけど…

幻想郵便局
  • 堀川アサコ
  • 講談社 \639

安倍アズサは、ある特技のおかげで、郵便局で働くことに。しかし、ここは普通の郵便局ではなかった!

【一言感想】わくわくした。
【深め方…どんなところにわくわくした?】
アズサが必死で探している姿に。
【書き進め方…自分なら/自分は】
私がもしこの郵便局で働いたら…

舟を編む
  • 三浦しをん
  • 光文社文庫 \682

辞書編集部に異動となった馬締光也。辞書『大渡海』を完成させるため、個性あふれる編集部の人と奔走する。

【一言感想】感動した。
【深め方…どんなところに感動した?】
何十年もかかって辞書が完成されていくところ。
【書き進め方…自分なら/自分は】
私は、辞書で調べものをすることがあまりなかったが…

トリガール
  • 中村航
  • KADOKAWA/角川文庫 \572

ゆきなは、パイロットとして鳥人間コンテストを目指すことに。みんなの思いを胸に全力で挑む!

【一言感想】応援したくなった。
【深め方…どんなところからそう思った?】
ゆきなが、必死にペダルをこいでいるところ。
【書き進め方…自分なら/自分は】
私なら、みんなのために空を飛ぼうとがんばれるだろうか…

トラペジウム
  • 高山一実
  • KADOKAWA/角川文庫 \748

アイドルになりたい東ゆうは、仲間を巻き込み、夢を追いかける。東ゆうと少女たちの青春の物語。

【一言感想】すごいと思った。
【深め方…どんなところにそう思った?】
アイドルになるために、声をかけて仲間を集めているところ。
【書き進め方…自分なら/自分は】
私も将来の夢に向かって、今から行動したいと思った…

読書嫌いのための図書室案内
  • 青谷真未
  • ハヤカワ書房 \770

楽そうだから入った図書委員なのに、読書嫌いという理由から図書新聞の作成を任されてしまってー。

【一言感想】おどろいた。
【深め方…どんなところにおどろいた?】
読書嫌いの荒坂の持つ能力が明らかになったところ。
【書き進め方…自分なら/自分は】
私なら、この本にでてくる謎を解けるだろうか…

問題に出てきた本
日曜日の夕刊
  • 重松清
  • 新潮社 ¥825

「サマーキャンプへようこそ」など,日常の小さな喜びや心のゆれをめぐる12作品を収録した短編集。

ぼくたちのP(パラダイス)
  • にしがきようこ
  • 小学館 ¥1540

夏休み,山にあるおじさんの別荘を訪れたユウタ。そこには初めて見る世界があった。ユウタに訪れた出会いと成長とは?

タヌキ学入門
  • 高槻成紀
  • 誠文堂新光社 ¥2200

哺乳類学者である筆者が,タヌキの知られざる生態,そしてタヌキを取りまくイメージを丁寧に解説!

対話をデザインする
  • 細川英雄
  • 筑摩書房 ¥924

対話で大事なのは,自分が何を伝えるかということ。この本で,対話というものの根本について考えてみよう。

〈あの絵〉のまえで
  • 原田マハ
  • 幻冬舎 ¥594

絵と,絵によってつながる人たちの6つのあたたかな物語。読めばきっと,実際に絵を見てみたくなるよ。

人工知能の核心
  • 羽生善治・NHKスペシャル取材班
  • NHK出版 ¥858

人間と人工知能が将棋を通じて向き合ったとき見えてくる「核心」とは何か。NHKの取材をもとに描かれた,読み応えのある一冊。

竹取物語
  • 角川書店
  • 角川書店 ¥748

竹から生まれ美しく成長したかぐや姫は,誰の求婚にも応じない。なぜなら姫は月の都の人だから……。絵本でもおなじみの日本最古の物語。

元禄期 軽口本集―近世笑話集〈上〉
  • 武藤禎夫 校注
  • 岩波書店 ¥946

「軽口御前男」を含む,近世の笑い話を収録。くすっと笑えるものから,どういうことだろうと頭をひねるものまで,当時の人々の暮らしを思いうかべながら読んでみよう。

古典論
  • 外山滋比古
  • みすず書房 ¥2200

古典は,最初から古典だったわけではない……ではどうやって古典と呼ばれるようになるか? 筆者とともに考察しよう。

現代詩文庫 128 牟礼慶子詩集
  • 牟礼慶子
  • 思潮社 ¥1282

言葉のあらゆる可能性を模索した詩人・牟礼慶子の,深みある詩が盛りだくさんの詩集。

明治図書文庫11 走れメロス・女生徒
走れメロス・女生徒
  • 太宰治
  • 明治図書文庫 ¥495

ある女学生の日記をもとに描かれたお話。多感な年代の少女の,移り変わる心模様が丁寧に描かれている。

西洋の眼 日本の眼
  • 高階秀爾
  • 青土社 ¥2640

絵画,庭園,建築物……日本と西洋の芸術観の差はどこにあるのか? 豊富な例をもとに,美術史家の筆者がその差に迫る!

3年生のサマースクール

問題に出てきた本
  • 村山由佳
  • 講談社文庫 ¥858

小学生のまりもは逆境にさらされながらも,ふしぎな縁がもとで牧場「シルバーランチ」に通い始め,乗馬の才能を開花させていく。

  • 田中修
  • 中公新書 ¥836

ふだん見過ごしてしまいそうな道端の草木に隠されたふしぎなメカニズムをわかりやすく解説。

  • 京都新聞社
  • 京都新聞企画事業 ¥1980

京都新聞社に連載された,日本の心をテーマにしたコラムを一冊にまとめた本。美しい日本の姿が見えてくる。

読書力
  • 齋藤孝
  • 岩波書店 ¥924

「本を読むことの意味」とは何だろう?「読書」について深く考えるきっかけを与えてくれる一冊。

江戸時代の庶民の生活を題材にした笑い話を集めた文庫本。落語の話の元になったものも収録されている。

  • 兼好法師
  • 角川ソフィア文庫 ¥792

言わずと知れた,日本を代表する名随筆。700年前とは思えないエピソードや,強くうなずけるような教えがいっぱい。

家族シアター
  • 辻村深月
  • 講談社 ¥814

姉妹,親子,家族の心の交流をテーマとした短編集。「1992年の秋空」を含む七編が収録されている。

  • 久石譲
  • 角川ONEテーマ21 ¥880

映画音楽やCM音楽などで活躍する作曲家の,ものづくりに対する姿勢が書かれた一冊。プロの仕事哲学を学ぶことができる。

  • 俵万智
  • 河出書房新社 ¥1430

歌集「サラダ記念日」が大ブームとなった作者の第二歌集。三十一文字の中にみずみずしい感性があふれている。

物語ること,生きること
  • 上橋菜穂子
  • 瀧晴巳(文・構成)
  • 講談社 ¥682

アニメ化やドラマ化もされた「精霊の守り人」シリーズで知られる作者が,自分の半生や作品作りについて語った一冊。

16歳のとき自転車世界一周旅行に挑戦し,今では劇作家・演出家・小説家として活躍する筆者が「コミュニケーションの力」を説く。

  • 洪自誠
  • 岩波文庫 ¥1067

人生のヒントを示した中国の古典。タイトルは「硬い菜根をかみしめてこそ本当の味わいがある」という言葉をふまえて付けられた。

  • 高野秀行
  • 集英社文庫 ¥572

携帯もパソコンもなかった昭和の小学生たちの日々を生き生きと描いた青春小説。

  • 青木玉
  • 講談社文庫 ¥545

作者の青木玉は,文学者・幸田露伴の孫。日々の暮らしを見つめた随筆集。

  • 齋藤亜矢
  • 岩波科学ライブラリー ¥1540

人間は文字を発明するはるか前から絵を描いていた。猿と人間の比較実験などを通じて,人が絵を描く理由に迫る。

  • 加藤千恵
  • ポプラ文庫ピュアフル ¥638

「卒業式の日に入ると願いが叶う,開かずの教室」がある中学校が舞台の連作短編集。作者は新進の若手歌人としても有名。

  • 藤田正勝
  • 岩波新書 ¥836

世界の有名哲学者たちの考えに触れながら,哲学についての考えを広げられる一冊。

ページトップへ