解放教育 2010年4月号
「つながり」を高める学級集団づくり

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解放教育 2010年4月号「つながり」を高める学級集団づくり

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ジャンル:
人権教育
刊行:
2010年3月8日
対象:
小・中
仕様:
A5判 117頁
状態:
絶版
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目次

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特集 「つながり」を高める学級集団づくり
「つながり」を高める学級集団づくりの展開
園田 雅春
『日々の授業で集団づくりを!
峯松 大輔
かがやきあう集団
横江 寛
二メートルの高跳び〜「おれたち…、なかまだよな!」〜
金原 正紀
『友だちの暮らしを自分の暮らしに重ね合えるなかまに』〜生活つづり方と一枚文集を通して〜
澤村 悟
だから辞められない〜N先生三年目の奮闘記〜
大泉 志保
「つながり」を高める“しかけ”とは
磯野 雅治
多文化な子どもたちの声にふれる (第4回)
自分が広くなる
山本 晃輔きよぽん
おもちゃばこ (第37回)
「せんせー、明日も笑顔で会おうや!」
沖本 和子
子どもを見る眼 (第13回)
「問題行動」を子どもの変わり目に
土田 光子
【コラム】ノリきれない国際開発仕事人のつぶやき (第1回)
ところ変わってスリランカ
戸田 亜理子
“授業を創る”ということ (第1回)
授業づくり=「可能性への愛と要求」
佐久間 敦史
〜キーワード:「可能性への愛と要求」〜
編集部の本棚
『子どもは毎日が旬―好感、共感、親近感が人権力を育む』明石一朗:著/『沖縄「戦後」ゼロ年』目取真 俊:著
映画をみる、映画でみる (第13回)
そして、私たちは愛に帰る
中村 一成
まいど、おおきに! (第1回)
笑顔はえー顔!笑いましょ!
露の 新治
まいにち? マイニチ!
新学年
ガウル
沖縄散歩 (第13回)
与那国島で長命草を食べる
野入 直美
書評
『排除と差別の社会学』(好井 裕明:著)
中島 勝住
〜違和感とのつきあい方〜
アフガンに生きる子どもたち (第1回)
もうひとつの素顔
園田 智也
共生のトポス (第97回)
「たかとり」から多文化な子どもたちと発信する
榎井 縁
〜村上桂太郎さん〜
編集後記
園田

編集後記

▽学級という集団をつくることは、子どもと教師の非常に重要な協働作業です。教師だけが「いい学級をつくる!」と力んでみても、子どもの参画がない限り空転してしまいがちです。何のための学級集団づくりなのか。だれのための学級集団づくりなのか、という根本的な問いをわすれてしまうと、集団をつくることが「まとまりのいい団体」をつくる方向へと流れてしまい、それが結果として「異質の排除」という事態を生んでしまうことにもなりかねません。一人ひとりの子どもがもち味をフルに発揮できる自治的な集団の形成が求められるところです。

▽学校現場に若い教師が増え続けている昨今、授業づくりも学級集団づくりも真の学力向上も、そして人権感覚の形成も、子どもどうしの「つながり」が高まってこそ実現するものだという事実を、改めて実践的に明らかにしていくことは喫緊の課題です。

▽そこで本特集は「つながり」を構築し、高めていくことの重要性とその方法について、学級集団づくりをベースに追求していくこととしました。二〇一〇年度の学級形成の実践が「つながり」をキーワードに一層深化することを期待いたします。(園田)

▼三年一昔。最近のさまざまな出来事を見ていてそう痛感します。五年も前のことなら、もうずっと昔の出来事。そんな印象はないでしょうか。生活の土台がいつもぐらついている感があります。原因は? 政治の貧困。社会の情報化。グローバル化。市場原理の蔓延。地球環境問題。変化し、どんどんブツ切れになる時代。このような時代に一人ひとりが生き抜いていくためには、逆にわたしたちの他者との「つながり」が重要な意味をもつと実感します。教員をしていようがやめようが、日本にいようがどこに行こうが、一年に一度しか会わなくったって、自分が暮らす日々の生活の枠からはみ出していようが、何がどうであろうと、あの人とはつながっている。そう思える関係をどれほど築いていけるかが、その人の人生を左右するのかもしれません。つながることによって自由になる。つながることによって個人が生きる。学級においても、そんな関係が形成できれば、その「つながり」は財産となるに違いありません。

(森)

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