基幹学力の授業 国語&算数 2008年1月号
8号 “学テB問題”が迫る授業改造のポイント

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基幹学力の授業 国語&算数 2008年1月号8号 “学テB問題”が迫る授業改造のポイント

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ジャンル:
授業全般
刊行:
2007年12月13日
対象:
小・中
仕様:
B5判 78頁
状態:
絶版
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目次

もくじの詳細表示

特集 “学テB問題”が迫る授業改造のポイント
<算数>
提起文 基幹学力の視点から見る算数学力テスト
たくましき学力をつける授業改革につなげよう
田中 博史
特集1 “学テB問題”が迫る授業改造のポイント
思考力・判断力・表現力の育成
銀島 文
『活用』の観点で、授業観の変換を
─算数のよさに気づかせ、味わわせよう!─
細水 保宏
バランスを重視した算数授業を
間嶋 哲
特集2 学力ストなんてこわくない 学力定着も意欲も担う高学年の算数授業づくり
勝負に勝つための作戦を考えよう!
前田 華奈子
こうすれば分数の計算も楽しく定着できる
工藤 克己
イメージする力を伸ばすための手立て
大畑 智裕
簡単なもので導入し、柔軟な思考力を育てる
永田 美奈子
45分間「なぜ」を追求し続ける授業づくり
熊谷 純
反復定着よりも楽しく活用を
中村 潤一郎
構成要素を動かし、見えないものを見えるようにする力を育てる
繁在家 康文
子どもが観点を見つける場を作る
東郷 佳子
コラム 子ども発見!
子どもと作る、わくわく算数
木下 苗津子
もしA君が気付かなかったら…
大桑 政記
情報
算数授業とIT活用
中田 寿幸
リレー連載
現場教師を元気にする教育研究所
益子 聡
現場教師を元気にする教育委員会
宇田 吉勝
連載
山本良和の問い方を鍛える算数授業
山本 良和
つなげるつながる 夏坂の算数授業
夏坂 哲志
柳瀬泰の校長の目 授業者の心
柳瀬 泰
高橋昭彦の海外算数教育情報
高橋 昭彦
盛山隆雄の算数教室
盛山 隆雄
田中博史の算数
田中 博史
提言
生き抜く力をつけるための算数を!
守屋 義彦
「基幹学力」と対置されるものは何か
清水 美憲
田中博史編集長 海外研究会報告記
第4回基幹学力研究全国大会報告
リレー連載
社会科教師から算数教育へ
有田 和正
算数教師からの返信
尾ア 正彦
グラビア
第4回基幹学力研究全国大会/盛山 隆雄
算数的活動は次の時代にも生かされるのか/盛山 隆雄
<国語>
提起文 基幹学力の視点から見る国語学力テスト
学力テストと「明日」の国語授業
二瓶 弘行
特集1 “学テB問題”が迫る授業改造のポイント
知識と活用の一体化を図る国語科学習指導の充実
樺山 敏郎
侮るなかれ恐れるなかれ
―国語科において活用する力をどう伸ばすか―
寺井 正憲
習得型学習・活用型学習・探究型学習の関連を意識した国語科学習指導を
堀江 祐爾
学習観の変革に基礎をおく授業改善
市川 真文
特集2 学力テストのこの問題、だから国語授業をこう変える
A問題言語事項
知識理解の教え込みの授業から「してみようとする」言語事項の授業へ
田中 元康
A問題読解
正しく読むことは、豊かな読みをつくりだす
田ア 伸一郎
B問題大問1
第三者的立場でフィードバックする
福田 秀貴
B問題大問2
論理的に考え、表現できる子どもを育てる説明文の授業
藤田 伸一
B問題大問3
さまざまな文章や資料を比べて読む経験を
片山 守道
B問題大問4
PISA型「読解力」の立場から、国語授業を捉え直そう
井上 幸信
コラム
国語の「宿題」あれこれ
城戸 睦美
心に強く残る「国語の授業」
広山 隆行
リレー連載
二十代先生の国語授業日記
佐藤 修太郎
若き国語教師への手紙
松澤 文人
学級づくりを支える国語的活動
遠藤 裕一
国語授業は学校を変える 研究主任奮闘記
野瀬 めぐみ松岡 俊宏
連載
PISA型読解力を育てる国語授業
小林 康宏
にへいちゃんの国語教室通信
二瓶 弘行
青木伸生の国語教室創造記
青木 伸生
提言
全教科・領域で言語力の育成を
梶田 叡一
「共感的」かかわりの中で「知る」世界
中山 厚子
リレー連載
理科教師から国語教育へ
佐々木 昭弘
国語教師からの返信
青木 伸生
グラビア
第4回基幹学力研究全国大会
国語のワークショップ・公開授業・シンポジウム・協議会のようす/青木 伸生
随想・編集後記/田中 博史/二瓶 弘行
表紙題字/トムスペースくわばら
編集長イラスト/前田 康裕

編集後記

◆この秋、四月に行われた「全国学力・学習状況調査」の結果が公表されました。初めて、テスト問題を目にしたとき、国語授業を実際に展開している現場教師達には、大きな驚きと戸惑いが確かにありました。特に、「B活用」問題の形式と内容は、これまでの評価テストと全く異なるもの。いったい、この活用問題で、子ども達のどんな言葉の力を評価しようとしているのか。そして、どんな国語授業のあり方を求めようとしているのか。◆本号では、特集1で、今回の学力調査に深い洞察をもたれる四人の先生方に「テスト問題が、どんな力をどのように見取ろうとしているのか」をテーマにして専門家の立場から論述してもらい、授業改善の貴重な示唆をいただきました。また特集2では、テスト問題を受け、現状の国語授業を見つめ直してみました。◆テストは「点数」のためだけにあるわけではない。ましてや、全国都道府県ごとの「順位」づけなど、きわめてナンセンス。だから、点数をとらせるために事前に類似問題を解かせるという本末転倒の不祥事が起きる。今回の学力テストを自分の国語教室を見直す、一つのチャンスととらえればいい。子ども達のために、少しでもましな授業を創る契機にすればいい。それこそが、膨大な予算を費やしてまで実施した唯一の意義。◆文科省により公表された結果分析では、子ども達は、予想通り「活用力」に大きな課題をもつという事実が明らかになりました。次号では、この国語科における「活用」に焦点を当て、国語授業づくりの今後の方向性を考えてみようと思います。

(本誌「国語」編集長・二瓶弘行)


◆個人的には今回の学力テストの問題Bは面白かったと思う。問題Aは少し簡単すぎたような気もするが、問題Bはよく工夫されていた。そしてこの程度の問題の難易度ならば、右往左往せず、もっと日本の教育現場は笑って子どもたちに楽しませていくぐらいの力が欲しい。特集1では、この学力テストの本質をいろいろな立場の先生に論じていただいた。特に学力調査官という立場であるにも関わらず快く執筆していただいた銀島文先生には心より感謝申し上げる次第である。◆提言では国立学園小学校校長の守屋義彦先生と筑波大学の清水美憲先生に、新しい視点からの示唆をいただいた。我々とはまったく異なる視点からの切り口であり、今後の本会の課題として真摯に受けとめていきたい。◆我が筑波大学附属小学校の大先輩、有田和正先生からはさすがに厳しい意見もいただいた。社会科に命をかける教師の迫力を感じた。ただ私たちは何も国語と算数そのものが基幹学力だと言っているわけではない。国語や算数のように基礎学力定着の話題になると必ず知識や技能の定着を宿命として背負わされる教科は、「幹」となる学力をつけるのだという発想で今こそ授業づくりを考えていくべきだという、この時代ならではの問い直しである。だから、社会科を始めとする他の教科にも当然、基幹学力という概念は存在すると思っている。◆本誌はこれまで年間4回ずつ発刊してきたが、お蔭様で好評を博し、研究大会では600名を超える先生方にお集まりいただき、熱い支持を受けている。この熱い支持に支えられ、本誌は来春第10号から大きくリニューアルし、いよいよ年間6回の雑誌に生まれ変わる。今後ともご支援の程、よろしくお願いします。

(本誌「算数」編集長・田中博史)


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