- <算数>
- 提起文 面白算数授業づくりのネタ24連発
- 「算数って面白い」を大切にした授業づくりの復権を!
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- 特集 面白算数授業づくりのネタ24連発
- ◆1年
- 1年生だって変化のきまり発見が面白い!
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- 「この数字カードはどこに置こうかな?」
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- ブロックで遊んで、作って、数えて、式を作る学習
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- 「えっ?やっていいの?本当に?」から始まる知的好奇心
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- ◆2年
- 感動があれば、忘れられない!
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- 愉しく、数の系列や数の構成に基づいた計算について考える学習!
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- ゲーム感覚で、「考える力の育成」と「計算の習熟」を図る
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- 「数の予言」で子どもを引きつける
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- ◆3年
- 「にこにこ算」と「しくしく算」?〜等分除と包含除の教え方〜
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- 「数のピラミッド」で整理する力を育てる
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- 「ドット図棒」でどっと深まる数字の見方
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- おかみさ〜ん!時刻ですよ!〜時間と時こく〜
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- ◆4年
- きちんとうめたら勝ちよ!〜敷き詰めから「広がり」へ〜
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- 自ら働き掛ける姿勢を引き出す問題づくり
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- 中心をさがそう〜円と三角形の学習をつなぐ
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- 面白問題で、計算好きな子を育てよう!
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- ◆5年
- 図形領域と数量関係の関連を図る授業
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- 2本の直線で多角形をつくる
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- 1本のロープだけを使って、角度をつくる
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- もう文章題はこわくない!
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- ◆6年
- 友だちの考えに寄り添い、みんなで創る算数の授業
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- 見方を変えると、みな同じ
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- 驚きの連続〜「比」の面白ネタ〜
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- 発展問題も絵や図でばっちり!
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- コラム
- 子ども発見!
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- リレー連載
- 現場教師を元気にする教育センター
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- 連載
- 柳瀬泰の校長の目 授業者の心
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- 高橋昭彦の海外算数教育情報
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- 盛山隆雄の2年算数教室
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- 田中博史の算数
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- 提言
- 基幹学力の根底にあるもの
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- 『考える力』の育成を
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- 田中博史編集長 中米ホンジュラスを行く
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- リレー連載
- 国語教師から算数教育へ
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- 算数教師からの返信
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- グラビア
- 紋切り遊び/盛山 隆雄
- 第3回基幹学力研究全国大会での児童発表/田中 博史
- <国語>
- 提起文 面白国語授業づくりのネタ24連発
- 国語授業はホントはきっと面白い!
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- 特集 面白国語授業づくりのネタ24連発
- ◆文学的文章
- 物語の導入は挿絵の並びかえで
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- 読みを作り表出させる作品紹介ポスター
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- 挿絵と文章とをつないで音読しよう
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- 「つながる」ことで本当の笑顔が出る授業を
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- ◆説明的文章
- 述べ方読みで、論理的思考力を育てる説明文の授業
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- 子どもの柔軟な読みを引き出す発問のアイデア
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- あっ「問い」と「答え」み〜つけた! 一年生
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- PISA型「読解力」を育む教科書単元活用法
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- ◆作文
- 数字で自己紹介をしよう
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- 5分でできる!表現力を育てる作文スキル
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- 物語で俳句を作る。俳句で物語を読む。
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- 論理的思考力がつく7ステップ・マップ作文
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- ◆話す・聞く
- 話す内容一部省略作戦−主体的な聞き手になるために−
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- 「漢字先生」になろう
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- 1年間の「話す・聞く」学習の集大成『1/2成人式』
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- 話したいことを、話したい相手に、今までと異なる方法で話させる
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- ◆言語事項
- クイズ番組風「ことばゲーム」で、楽しく語彙力アップ
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- 四コマ漫画で方言学習(5年生)
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- 漢字辞典との出会い〜想像豊かに漢字学習を楽しむ〜
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- 適切な音声や速さで、間に気を付けて語る!!
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- ◆漢字
- 興味津々! 「漢字遊び!」
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- あっとおどろく漢字クイズ
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- 入門期の漢字指導は、名前を付けて楽しもう!
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- 「漢字」は創造力!
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- リレー連載
- 二十代先生の国語授業日記
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- 若き国語教師への手紙
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- 学級づくりを支える国語的活動
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- 国語授業は学校を変える 研究主任奮闘記
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- 国語授業は故郷を変える 指導主事奮闘記
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- 連載
- にへいちゃんの国語教室通信
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- 青木伸生の国語教室創造記
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- 提言
- 文化的伝統と言葉の力
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- 学習仲間づくりのための学習能力
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- リレー連載
- 理科教師から国語教育へ
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- 国語教師からの返信
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- グラビア
- 読む・書く・話す・聞く そして語る/二瓶 弘行
- 総合的な表現力としての演劇/青木 伸生
- 随想・編集後記/田中 博史/二瓶 弘行
- 表紙題字/トムスペースくわばら
- 編集長イラスト/前田 康裕
編集後記
◆これからの時代を切り拓く力とは何か、新しい教育基本法が制定され、新しい学習指導要領が告示されようとしている。初めての全国学力調査もこの春に実施された。二〇〇七年は、恐らく、小学校教育の大きな転換点として、歴史に刻まれる年となろう。
◆だからこそ、私たち現場教師は、今、どこへ進もうとしているのか、しっかりと見極める必要がある。言うまでもなく、すべての教育の基盤は、授業にある。毎日毎日の四五分の授業のみが、私達教師のすべてである。今号は、「面白い授業」を特集テーマにした。大きく時代の波がうねるこの時期に、子どもの側にもう一度立ち、子どもが面白いと感じる授業の姿を問い直してみることにした。基幹学力とは、「面白い授業」でこそ育まれるに違いない。
◆「理科教師から国語教育へ」で論文をいただいた山口令司先生は、まさに授業にすべてをかけられた、本校の大先輩である。説明能力としての「言葉の力」を国語科で育てよという提案を確かに受け止めたい。
◆梶田叡一先生からいただいた提言は、国語科教育の新しい方向を明示する最先端の情報である。特に教室現場で話題となりながらも曖昧だった「文化的伝統と言葉の力」との関連は、すこぶる明解に把握できた。また、「誰のために学ぶのか」という甲斐雄一郎先生の提言には大きな示唆をもらった。望ましいコミュニティを生み出す能力や態度は、まさに基幹学力。言語コミュニケーション能力の育成を担う国語科が正対すべき重要な論題と強く感じた。お二人の貴重な提言に感謝したい。ありがとうございました。
(本誌「国語」編集長・二瓶弘行)
◆成果のみを重視する算数教育界に警鐘をならしたい。今、この時期あえて「面白授業づくりのネタ」を特集した意図だ。テストの話題から再び「学び」を受身にとらえる子どもが増えてしまわないよう、大人はもっと知的な活動を伴う算数を子どもにプレゼントしつづけるべきだと私は思う。明日の授業を楽しくするたくさんのアイデアを寄せていただいた基幹学力研究会のメンバーに感謝。◆今回から4回連続、柳瀬泰氏と高橋昭彦氏に1ページ連載をお願いした。2人はかつて明治図書の『算数教育』誌で共同連載した仲間。柳瀬氏と連載したのが「子どもの声で授業を創る」。氏は今や町田市の校長先生。その翌年、高橋氏、柳瀬氏と3人で行ったのが「板書式ビジュアル指導案のすすめ」だった。当時、これを明治図書でシリーズ化しようと企画したがだめになり、その後時を経て他社で『板書で見る全単元・全時間のすべて』として実現した。高橋氏は現在シカゴの大学の先生。あれから10年以上も経ち3人ともずいぶん年をとった。本誌で再び共同で仕事をできるのがうれしい。◆提言は手島勝朗氏と坪田耕三氏にお願いした。今回は我が筑波の大先輩にそろって登場していただいた。手島氏には以前から、基幹学力という発想に大きな賛同をいただいていて、今年の夏の大会にはシンポジストとしてもご出席いただけることになっている。坪田氏の学力テストの分析も面白かった。今回の学力テストは、これからの日本の算数授業をよい方向に変えるきっかけとなると私も思う。ちなみに第4号の「テストが変われば授業が変わる」の巻頭で私が述べたような問題が学力テストにもやはり使われていた。こんな問題に対応できる子が増えるのなら願ってもないことだ。まさしくテストが授業を変えていくことになる。
(本誌「算数」編集長・田中博史)
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